人工芝の下地をつくる手順
ここからは、人工芝の下地をつくるときの手順とコストにいついて紹介していきたいと思います。
下地を平坦に仕上げるために必須「丁張(ちょうはり)」
下地を平坦に仕上げるためには「丁張(ちょうはり)」というものが必要になります。
上のユーチューブは「丁張の掛け方」を説明している動画ですが、このような木杭に板を打ち付けて、「とんぼ」みたいな形をしたものが、建設現場にあるのを見た方は多いと思います。
実はこれ、下地を平坦に仕上げるために、とっても必要な作業なんです。
細かな丁張の掛け方に興味がある方は、上の動画を参考にして頂ければよろしいですが、ここでは「平坦に仕上げるためには丁張が必要なんだ」ということを知って頂ければと思います。
下地を「砕石基礎」や「コンクリート」を使う場合は、余った土の搬出も必要
砕石やコンクリートの下地とする場合、その厚み分の土砂を搬出する必要があります。
仮に20㎡の土砂を搬出する場合、砕石下地の場合だと2㎥の土の搬出が必要になりますし、コンクリート下地の場合だと2..5㎥の土を処分する必要があります。
軽トラだと1回に0.3㎥ほどの土しか積めませんので、2㎥の土を搬出しようとすると6回も運んで処分しなければならないということになります。
下地の整正(せいせい)
人工芝の下地を土のまま張る場合は、特に下地の仕上げが重要になります。
「丁張」を参考にしながら「水糸」を張り、平坦になるように仕上げ、転圧をすることが必要です。
下地をコンクリートや砕石とする場合は、下地を「土」とする場合と同じように、コンクリートや砕石の仕上がり面を、きれいに整正してしあげることが必要になります。
特にコンクリートの場合は、固まってしまうとやり直しが効かないので、慎重に均す必要があります。
このように見てくると、人工芝の下地をDIYで整備するのは、素人には難しいと思いませんか!?
人工芝の下地はプロに頼んだ方が遥かに安いし綺麗に仕上がる
上で紹介してきた手順は、実は土木工事や外構工事ではあたりまえのノウハウです。
「丁張」を掛けるのは、土木工事や外構工事の基礎中の基礎ですし、残土の搬出や下地の整正も、常日頃から行われている業務です。
つまり、何が言いたいかというと
人工芝で後悔したくないのであれば下地作業はプロに依頼したほうがDIYでやるより遥かに安く綺麗に仕上がるってことなんです。
人工芝の下地を外注した場合にかかる費用の概算
人工芝の下地を外注するとした場合の概算費用は、おおよそ以下の表のようになります。
仮に20㎡とした場合の概算金額で表記しています。
項目 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
既存シバ撤去 | 1 | 式 | 10000 | 10,000 |
丁張工事 | 1 | 式 | 10,000 | 10,000 |
鋤取り残土処分下地整正 | 2.5 | ㎥ | 10,000 | 25,000 |
砕石下地仕上げとも | 20 | ㎡ | 3,000 | 60,000 |
コンクリート下地仕上げとも | 20 | ㎡ | 6,000 | 120,000 |
パット見、「こんなに掛かるの」と思うかもしれません。
ですが、自分で軽トラを借りたり、残土を捨てにいったり、砕石を購入したりすることを考え、しかも「丁張なんてどうかけるんだ」などと悩んでいるよりは、遥かに安く且つ綺麗に仕上がるということが、想像できるだろうと思います。
下地さえ綺麗に仕上がれば、人工芝をきれいに張ることは、それほど難しい作業ではないと思います。
人工芝をきれいな張るコツ
最後に人工芝をきれいに張るコツを紹介します。
人工芝を綺麗に張るコツについては、こちらの動画が一番わかりやすいと思いますので参考にしてみて下さい。
人工芝で後悔しないポイントまとめ
今回は人工芝で後悔した方の声を調査し、失敗しない方法についてまとめました。
人工芝で後悔しないためのポイントは、ずばり「下地をどのように作るか」に掛かっていると思います。
人工芝の販売店によっては、施工込で見積りをしてくれるところもありますが、高額な見積もりを出してくるところも多いです。
それよりは、地元の工務店や外構会社、もしくは造園会社に依頼して、下地工事の見積もりだけとってみると、意外に安くできると思います。
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