ベランダで生ごみ堆肥 づくりが楽しい(2)ベランダで生ごみ堆肥 40日経過

ベランダで生ごみ堆肥 づくりをしています。

これがなかなか楽しいです。

堆肥を育ててるって感じがなんだか楽しいのです。

生ごみを減らせるのも嬉しいですね。

生ごみは燃えるゴミとして出していると思いますけど、今まで1週間に一度は燃えるゴミとして出さなければいかなかったのが、今では2週間に1度もしくは3週間に一度くらいのペースになっています。

燃えるゴミに占める生ごみの割合って大きいんだなと思います。

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ベランダで生ごみ堆肥 づくりをはじめて40日経過

さて、そんなことでベランダで生ごみ堆肥  づくりをはじめて40日ほど経過しました。

気温が低いためなのか、それとも水分が足らなかったためなのか、40日目にしてようやく少し白い粉のようなものが発生してきました。

この白い粉のようなものの正体はなんでしょうか?

白い粉の正体はカビ?それとも放線菌?

この白い粉のような正体はなんでしょうか?

生ごみたい肥づくりの際にできる白い粉のようなものの正体は、大きく「カビ(糸状菌)」と「放線菌」が代表だそうです。

パッと見では似ているのですが、この両者は大きく性格が異なるそうです。

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カビ(糸状菌)と放線菌との違いとは?見分け方は?

カビ(糸状菌)と放線菌とは、ぱっと見では素人は見分けがつかないそうです。

土壌微生物のプロの方でも、正確には顕微鏡で見なければわからないとのこと。

カビ(糸状菌)との見分け方は、厳密には顕微鏡で見なければならないのですが、放線菌は菌糸がカビよりもかなり細く、また緻密です。カビは、絨毯のように地表面を覆うように広がっていきますが、放線菌は土や堆肥の粒や葉や小枝の一つ一つに絡みついて、一粒一粒を覆っていくように広がっています。

引用:サビオティック農業

もっともわかりやすい見分け方は匂いだそうです。

カビにはカビ独特のカビ臭がするそうですが、放線菌ならば土の匂いがするそうです。

土の匂いというのもなかなかわかりにくいですね。

カビ(糸状菌)だとどうしていけないの?

見た目が似ている二つの菌。

放線菌は良くてどうしてカビ(糸状菌)だといけないのでしょう。

カビ(糸状菌)は植物の様々な病気の原因になるそうです。

カビ(糸状菌)由来の病気とは

  • 灰色かび病
  • うどんこ病
  • 黒星病
  • 立枯病
  • 菌核病
  • 白絹病
  • いもち病
  • 黒点病
  • トマト萎凋病
  • イチゴ萎黄病
  • ナス半身萎凋病
  • 白紋羽病

などなど、様々な病気を引き起こすのがカビ(糸状菌)だそうです。

これに対して放線菌は、このやっかいもののカビ(糸状菌)を退治する役割があるそうです。

放線菌はキチナーゼという分解酵素を出すんですね。キチナーゼは前回もお話ししたようにキチン質を分解する酵素です。放線菌は土壌に棲む微生物ですので、土壌にカニガラ(キチン質)やキトサンを撒くと、それを分解して自身の栄養分にします。そして放線菌が増殖します。カビ菌はキチン質でできているので、放線菌が出すキチナーゼによって分解され、その結果、カビ菌由来の病害が軽減する効果が狙えるというわけです。

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放線菌が土づくりにいいわけ

カビ(糸状菌)に似ている放線菌は、カビとは全く異なる活動をして、良質な堆肥を作るのに役立つそうです。

放線菌は、土壌の有機物、とくに難分解性の繊維を地道に分解してくれます。また昆虫やセンチュウ、糸状菌の殻の成分であるキチン質の分解も得意としており、森の掃除屋としての重要な働きを持っています。(中略)このような抗生物質を多く生産する放線菌が土壌中にいることで、土壌の環境はより放線菌優勢となり、他の病原菌の増殖を抑制できると考えられています。

引用元:サンビオティック農業

また、放線菌が有用なのは、分解だけではなく、土壌の「団粒化」も促進する作用があるそうです。

作物や樹木を育てるうえで、土が団粒構造になっていることはとても重要です。

放線菌の働きが面白いのは、「土壌団粒化」の作用です。ご存じの通り、土壌団粒化というのは、作物が健康に根を生長させるうえで必須ともいえる大切な条件です。土の粒子や有機物と、微生物の菌糸とが絡みつき、粒々になることを団粒化といいます。(中略)本格的な土壌団粒というのは、耐水性団粒というものになっており、大雨が降っても、その形状があまり変わりません。無数の菌糸がネット状に土壌団粒を包み込み、絡みついていますので、雨が降っても団粒は崩れず、さっと水が引いていき、そのあとにはまた隙間に空気が入ってくるのです。

引用元:サンビオティック農業

サンビオティック農業さんの文章ばかり引用させてもらっていますが、堆肥をつくるうえで、このサイトはとてもわかり易いです。

このサイトを見ていると、今回購入した生ごみ製造機に添付されている説明書きは、少し説明不足な部分もあるかなぁと思ってしまいます。

▲「白カビ」とひとくくりにしてしまっていますが、「カビ」なのか「放線菌」なのか見分ける必要があるのでは?と思いますが・・・それともあまり水を入れない設計になっているので、カビは発生しないという立位置なのでしょうか。今度聞いてみようと思います。

良質な堆肥づくりに必要な材料

良質な堆肥づくりに必要な材料は、材料のC/N比を参考にするとよいそうです。

参考⇒サンビオティック農業堆肥ぼかし肥料の作り方

Cは炭素、Nは窒素ですね。

このC:Nの割合のことをC/N比といい、このC/N比が20から40の間で堆肥をつくるというのが、良質な堆肥づくりの目安になるそうです。

主な生ごみ堆肥の原料となる材料のC/N比

生ごみたい肥の原料となる材料のC/N比(平均値)は以下のようになっています。

なんでもかんでも入れはいけないってことですね。

材料名 C/N比
おがくず 534
小麦わら 123
もみがら 94
稲わら 64
乾燥野菜 43
落ち葉 35
コーヒーかす 25
おから 11
油かす 6

堆肥製造後には、微生物の活動によって、C/N比は5程度下がるそうです。

それを見越して投入するものを決めると良いということですが…ベランダで生ごみたい肥を作るときには、難しくてあまりよくわかりませんよね。

大まかに、メイン(6割程度)とする原料にはC/N比20以下のものを選び、その他の原料に30から100のものを選ぶと、大丈夫でしょう。

引用⇒サンビオティック農業堆肥ぼかし肥料の作り方

あまり神経質にならなくても良さそうですよ。

奥が深い「ベランダで生ごみたい肥作り」

生ごみを減らしたいなぁと思って始めた「ベランダで生ごみたい肥づくり」ですが、なかなか奥が深いです。

最初は「コンポスト容器に生ごみと土を突っ込んでかき混ぜておけば、そのうち堆肥が勝手にできるのだろう」と漠然と思っていました。

ですが、1週間ごとにかき混ぜ作業を行っていると、その都度堆肥の状態が変化していて、それを調べながら堆肥を育てるのがとても楽しいです。

まさか、土壌菌について調べることになるとは(笑)

学生のときにもう少し真面目に勉強しておけばよかったと思っています。

この商品の詳細レビューについては、別のページで作成しているので、興味がある方はそちらをご覧ください。

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