雑草が生えない芝生 メンテナンス これだけで雑草だらけの庭から解放



雑草が生えない芝生 メンテナンス これだけ注意したら綺麗な芝生に
防草シートの上に天然芝 工法が「大改造!!劇的ビフォーアフター」で紹介されていました。 防草シートの上に天然芝 だと雑草が生えない芝生は本当に可能なのでしょうか。 実際に実験して確認してみたので、紹介したいと思います。 [[…]
今回は「 雑草が生えない芝生 工法の芝生の中にはえてきた雑草」ということで紹介します。 2年目の春、お墓に設置した 雑草が生えない芝生 工法 の雑草がはえてきた お墓の前の雑草対策として設置した「雑草が生えない芝生工法」が2年目の春を迎[…]

雑雑草が生えない芝生 とするために行った4項目
今回雑草が生えない芝生とするために行ったのは4つのポイントです。
- サッチとり
- エアレーション
- 目土(めつち)
- 肥料やり
①サッチ取り(作業の目安:4月から5月)

4月になって行ったメンテナンスは、まずは芝生のサッチ取りです。
サッチとは芝生の上に貯まった、芝生を刈ったカスや枯れた芝生の葉や茎の層のことです。
このサッチは芝生の病害虫の発生の原因となります。
またサッチが厚く残っていると、肥料を撒いても栄養分が根に十分届きません。
年間の作業の開始は、まずはこの「サッチ取り」からはじめました。


②エアレーション(作業の目安:4月から5月)
エアレーションとは、芝生の表面に細かな穴をあけていく作業です。
ゴルフ場や芝生のグラウンドなどでは、下の写真のような大型の機械でエアレーションを行います。
エアレーションは、正式な作業をしようと思うとかなりな重労働になります。
こちらの道具は、簡単にエアレーション作業ができるグッズです。
靴に取り付けて歩くだけでエアレーション作業になります。
本来であれば、エアレーションでは芝生の表面に小さな穴をあけて、その穴の中に土を敷き込み、新しい芝生の根を生育させるというのが正式な方法ですが、これはなかなかの重労働です。
このスパイク型の「エアレーションスパイク」は、「詰まった根を切って新しい根を出させる」という意味合いで使用しました。


③目土(めつち)(4月から5月)
目土は「めつち」と読みます。
芝生を健全に育て、雑草のはえにくい芝生とするために、欠かせない作業です。
目土には大きく二つの役割があります。
目土の役割ひとつめ:元気な芝生にする

目土の役割のひとつめは、新しい芽を出させて元気な芝生にするという目的です。
芝生は地表に近い部分にある地下茎で広がっていきます。
ですがそのままだと土の中で根がぎっしりと詰まってしまって、根が呼吸できなくなります。
根が呼吸できないと、根は枯れてしまうので、地表面の芝生の芽も生えてこなくなります。
そうするとその部分の芝生の芽は再生できずに枯れてしまいます。
目土をすることで、地表面の地下茎は新しく横に伸びることができるため、新しく芝生の芽の発育を促すことができます。
目土の役割二つ目:表面を均す

目土の役割のふたつめは、芝生の表面を均して平坦な芝生にするという目的です。
はじめは平坦に張った芝生も、時間とともに凸凹してきます。
凹んだ部分には水がたまり、芝生が枯れやすくなります。
表面を滑らかにして、表面の水を速やかに排水できるようにすること。
これが目土の目的のふたつめです。
目土はエアレーションと同じ時期に実施
目土を行う時期は、上で紹介したエアレーションと同じ時期に行いましょう。
エアレーションで芝生の表面に穴をあけたあと、その隙間に目土を敷き入れるイメージです。

こうすることで、芝生の表面に新しい根を出させることができるので、芝生の芽が新しく生えそろうことができます。
目土に適した土
目土に適した土は、以前は「黒土」と呼ばれる土が使われていましたが、最近では「川砂」が主流です。
ホームセンターで1袋400円前後で販売されています。
川砂は水はけもよく締固めされにくいので、芝生が伸びていくうえで最適な目土の材料です。
目土の量はどのくらい?

それでは芝生の目土に必要な量はどのくらいでしょう。
芝生の目土の量については、「1級造園施工管理技士」という国家資格でも良く出る問題です。
資格試験の場合、1㎡当たりの目土の量は、厚さ2ミリから3ミリで計算するとされます。
したがって、1㎡あたりに必要な目土の量は
1㎡✕0.002m=0.002㎥=2リットル
という計算になります。
川砂の場合、リットル単位で販売されていたり、キログラムで販売されていたりします。
リットルで販売されている場合は、2リットルの袋を購入すればよいですが、キログラムで販売されている場合は、リットルに換算することが必要になります。

川砂の場合、比重(1リットルあたりの重さ:kg/リットル)は2.5~2.6ですので、仮に15キログラムで販売されている川砂の場合は
15キログラム÷2.5キログラム/リットル=6リットル
という計算になります。
筆者がお墓の周りの雑草対策として設置した雑草が生えない芝生の場合、約8㎡ほどですので、
8㎡✕2リットル/㎡=16リットル
16リットル÷6リットル/袋(15kg)=2.7袋
という計算になりますね。
こんな土のブレンドの仕方も参考になります。→目土のブレンド
【次のページ】雑草の生えない芝生とするために、とても大切な肥料の話
- 1
- 2