シバザクラ 冬 に枯れた。シバザクラの冬の手入れの注意点。霜対策・雑草対策・肥料時期は?

シバザクラ 冬 の手入れについて紹介するページです。

シバザクラは基本的に寒さに強いので、冬の管理に、それほど神経質になる必要はありません。

とはいいながらも、冬に気を付ける点もあるので紹介していきたいと思います。

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秋に植えた シバザクラ。 冬 にもっとも注意するのは霜柱

▲霜柱は根元を浮き上がらせる場合があります。

シバザクラの冬に注意しなければならない対策は、ずばり「霜対策」でしょう。

シバザクラの苗がホームセンターなどで販売されるのは9月から11月にかけてが多いと思います。

▲秋に売り出させることが多いシバザクラ

秋に植え込み、翌春の開花を楽しみにしている方も多いと思います。

ですがご用心。

秋に植えたシバザクラは、冬に向けて徐々に活動が鈍くなっていきます。

根をしっかりと地面におろす前に、冬を迎えてしまうわけですね。

そうすると霜柱で根が持ち上げられてしまって、根が切れてしまい、枯れてしまう場合があります。

シバザクラを霜から守る方法

▲このような寒冷紗を掛けられると最高です。

シバザクラを霜の害から守るためには「寒冷紗(かんれいしゃ)」という目の大きな網状の布を上に掛けてあげるのが最適です。

透明なビニールシートで覆うと、地表から蒸発した水分がビニールの裏側について蒸れの原因になります。

霜対策には通気性のよい寒冷紗がおすすめです。

▲寒冷紗のかけ方動画

こちらの動画では、寒冷紗のかけ方や選び方について紹介されていてわかりやすいです。

野菜用ですが、シバザクラの霜対策にも応用できると思います。

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冬にシバザクラが茶色くなった

冬にシバザクラが茶色くなった。「枯れてしまったとのでしょうか」という質問を頂くことがあります。

シバザクラは真冬には茶色くなって枯れたように見えます。

シバザクラ 冬 の様子の写真
▲冬のシバザクラの様子

厳冬期にシバザクラが茶色くなるのは一般的に見られる状況です。

ただし、まだ真冬ではない11月頃に茶色くなってしまうのは、枯れてしまっているのかもしれません。

シバザクラが枯れているかどうか確認する方法

シバザクラが枯れているかどうか確認する方法は簡単です。

「大丈夫かな」と思うシバザクラの苗を引き抜いてみましょう。

なんの抵抗もなく抜けるようであれば、そのシバザクラの苗は枯れてしまっています。

反対に根がなかなか抜けなかったりする場合は大丈夫です。

根がしっかり生きていれば、春になるとシバザクラはちゃんと緑色の芽を出します。

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シバザクラ 冬 には茶色になるのが普通

▲冬でも一部には緑色の箇所も残る場合も

シバザクラ 冬 に茶色く見えるのは冬眠中のため

▲早春には緑の芽を出すシバザクラ

シバザクラが冬に茶色く見えるのは、シバザクラが冬の寒さを耐えるために冬眠(※)しているからです。(※植物の場合は休眠といいます)

茶色くなるのは光合成を停止しているから。

休眠をするのは、寒さから身を守るための防衛方法なんです。

ちなみに樹木が秋に紅葉して、冬に落葉するのも身を守る方法のひとつです。落葉する樹木のほうが、寒さに対しては強いのです。
▲落葉樹のほうが寒さには強いです。
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冬の間、休眠状態で身を守っていたシバザクラも、春先になると先端のほうから緑色に色づきはじめますので大丈夫です。

▲2月のおわりには緑色の部分が増え始めます。
▲苗によっては花をつけてしまうものもあります。

シバザクラは寒さには強いが夏の蒸れで枯れてしまうものも

▲高地で栽培されているシバザクラ

シバザクラは北海道などの寒い地方や高地できれいに花が咲いている様子を見ることが多いです。

というのもシバザクラ 冬 には強いですが、夏の暑さには弱いので、冷涼な場所で綺麗に栽培されている例が多いからです。

夏のあいだ過密になっていたシバザクラは注意

▲過密になっていたシバザクラは注意が必要です。

夏のあいだ密生していたシバザクラは注意が必要です。

過密の状態になったシバザクラは蒸れてしまい、根元が黒くなって枯れる場合があります。

夏の暑さで蒸れてしまったシバザクラは、ダメージを受けている場合もあるので、秋から春先に養生をしてあげたほうがいいでしょう。

次のページ⇒シバザクラの植え付けと秋から春先の管理

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