クローバーみたいな葉にピンクの可愛い花
道端でクローバーみたいな葉に大きなピンク色の花が咲いている植物を見かけるかもしれません。

今回はこの植物について紹介します。

ピンクの花の正体(その1)ムラサキカタバミ

春から秋にかけて咲くこの花は「ムラサキカタバミ」といいます。
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春から秋にかけて咲くまん丸い可愛い花があります。特に、ピンク色の目立つのは晩秋。 「ヒメツルソバ」という花です。 道端や公園のグランドカバーの縁などに、ピンク色の可愛い金平糖みたいな小さな花を咲かせています。 この「ヒメツ[…]
ムラサキカタバミは、庭の雑草としてよく見られる「カタバミ」の仲間です。

ムラサキカタバミの別名は「キキョウカタバミ」

ムラサキカタバミの花の時期は、春から秋。
あまり「満開で瀟洒」とはいいがたいですね。
これに対して、同じカタバミでも大きなピンクの花をつける園芸種もあります。
ピンクの花の正体(その2)ハナカタバミ
「ムラサキカタバミ」の花が、春から秋にかけて咲くのに対して、このピンクの大きな花を持つのは「ハナカタバミ」といいます。
ハナカタバミの花の時期は、9月の終わりくらいから11月の終わりくらい。
秋になってから道端でみかける、クローバーみたいなピンク色の花

花が少なくなる時期で、紅葉した葉っぱも散り始めたころに見かけるピンク色の花です。
▲このピンク色の大きな花も、「カタバミ」の仲間なんですね。
こんなピンクの花が咲くのがカタバミなの?
こんなピンクの綺麗な花が咲く植物が、あのカタバミなの?なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。


カタバミの花の時期は春~秋ですがピンク色の花を咲かせるのは「花カタバミ」
通常カタバミは春~秋まで花を咲かせる植物です。また、通常のカタバミは黄色いちびっこい花であまり目立つ花でもないので、花が咲いていても気にも留めないのかもしれませんね。
普通のカタバミと比べて、秋になって特に目立つカタバミは、カタバミの中でも「花カタバミ」という園芸品種で花が大きく目立ちます。
花カタバミの花の時期は、通常のカタバミとは異なり、9月~11月頃までが花の時期となります。
ハナカタバミは、秋に目立つのでガーデニングとしてもおすすめ

このハナカタバミですが、日本の在来のカタバミとは違い南アフリカあたりから江戸時代に持ち込まれたものだそうです。
もともと観賞用に移入されたものが野生化して繁殖しているものだそうで多く見られるのは、九州や四国、中国地方の暖かいところだそうです。
クローバーみたいな葉も大きく花のない時期に、長い期間花をつけるのでお庭の片隅になんて植えて置くと、秋のガーデニングを楽しむことができますね。
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