春から秋にかけて咲くまん丸い可愛い花があります。特に、ピンク色の目立つのは晩秋。
「ヒメツルソバ」という花です。
道端や公園のグランドカバーの縁などに、ピンク色の可愛い金平糖みたいな小さな花を咲かせています。
この「ヒメツルソバ」という、ヒマラヤ原産の草花で実は一年中花を咲かせます。
ですが特に晩秋に花が目立ちます。
晩秋になり、他の花も少なくなったなかピンク色の花を咲かせているため目立つのだろうと思います。
ホームセンターや通販などで、「ポリゴナム」という名前で、流通したりしています。価格は200円/ポットくらい。
今日は、このピンク色の丸い花を咲かせる「ヒメツルソバ」について、紹介したいと思います。
ヒメツルソバとは
道端や公園で、かわいいピンクの花を咲かせる「ヒメツルソバ」は、非常に強い植物で、グランドカバーとして使用することができます。
乾燥にも強く、明るい日影であれば、元気に生育することができる植物です。ただし、日陰の場合は、ピンク色の花の鮮やかさが目立たなくなり、全体として白っぽい花になってしまいます。
庭でピンク色の花を楽しみたいときは、日当たりの良いところへ植えたほうがおすすめです。
日影で育ったものは、花の色が白っぽくなります↑↑↑
ヒメツルソバの育て方
ヒメツルソバは、茎を地面の上にはわせながら、地面を覆いつくす「グランドカバー」として取り扱われます。
グランドカバーは庭に使うと、雑草を抑えることもできますので、上手に庭に取り入れると、良いと思います。
グランドカバーについては、以前作成した記事がありますので、よろしければご覧くださいね。↓↓↓
雑草対策となるグランドカバーの特徴を知ろう 庭の雑草対策の方法の一つとして グランドカバーを使用するという方法もあります。 グランドカバーとは、日本語でいうと地被類。 その名の通り[…]
ヒメツルソバは、地面に接したところから、どんどん根を出しながら広がっていきます。
乾燥にも強く、日当たりが良いときれいなピンク色の花を咲かせてくれるので、芝生の周りの縁取りなどにも、おすすめの植物です。
乾燥にも強いので、基本水やりなども必要としません。
大変強い植物ですので、行ってほしくないところにも伸びてしまうことがあります。
とはいいながらも、ツルニチニチソウほどの成長の早さではありませんので、行ってほしくない方向へ伸び始めたと思ったら、剪定してあげるといいですね。
ヒメツルソバの栽培方法
ヒメツルソバの栽培方法は、大きくわけて3つあります。
ポット苗を購入してきて庭へ植える
もっとも一般的なのが、ポット苗を購入してきて植え付けるという方法です。このとき、肥料は化成肥料ではなく、緩効性の肥料を与えます。
植物一般的に言えることですが、成長を早くさせようと、化成肥料をやると、葉っぱばかりしげって、花付きが悪くなることがあります。
花付きをよくするためには、ゆっくり肥料をやることができる、緩効性の肥料が最適です。
株分けしてふやす
ヒメツルソバは、地面に接したところから、発根します。伸びたツルを辿っていくと、根を下ろした部分が見つかります。
この根を下ろした部分の前後でツルを切り取り、他の場所へ植え付けることで簡単に増やすことができます。
植え付ける場所には、腐葉土や堆肥を混ぜ込み、植え付けます。
秋には綺麗に紅葉するヒメツルソバ
ヒメツルソバは、春から秋まで一年中花を楽しむことができます。(夏場は少し開花が鈍ります。)
さらに、ヒメツルソバは秋には紅葉も楽しむことができます。特に寒さが厳しい秋には、真っ赤に染まります。
一年中、ピンク色の花を楽しむことができて、しかも性格も強健、紅葉まで楽しめ、雑草を抑える効果も高いのがヒメツルソバです。
庭のグランドカバーとして使用するのであれば、やたらに蔓延る「ツリニチニチソウ」よりも扱いやすい植物といます。
ヒメツルソバの花がピンク色や白色があるわけ
ヒメツルソバの花色は、濃いピンクや薄いピンク、白色などがまざっています。この混ざり具合が、淡いピンクの絨毯のようで、大変綺麗です。
この色の違いなのですが、花の開花した時期の違いによるようです。
花が開花したすぐのときは、濃いピンク色。それから次第に淡いピンク色になり、だんだんと白色の近くなっていくようです。
強くて、花の色もきれいで、花もかわいい「ヒメツルソバ」お庭に雑草対策のグランドカバーとして、植えてみてはいかがでしょうか。
生育に適する場所 | 半日陰・日向関係なし。 |
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花 | 有り(ピンク) |
葉 | 落葉・斑入のものもある。 |
注意点 | 生育が旺盛。適宜管理が必要 |
価格 | 180円~200円くらい/ポット |