
秋になると目立つメリケンカルカヤとは?

メリケンカルカヤとは、「アメリカから来たカルヤカ」ということで名前が付けられた「多年生イネ科植物」です。
カルカヤとは、漢字で書くと「刈萱」。以前は茅葺の屋根に使われたどこにでも見られた「カヤ」のことです。
名前 | メリケンカルカヤ |
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分類 | 多年生イネ科 |
原産地 | 北アメリカ |
花期・出穂期 | 9月から10月 |
花言葉 | – |
誕生花 | – |
メリケンカルカヤの特徴

帰化植物であるメリケンカルカヤは、芝生の中で大きく成長する「多年生イネ科」で、雑草対策にも頭を悩ませる雑草です。
メリケンカルカヤの特徴は以下のようなものがあげられます。
秋になると芝生の中で背丈が50cmから1mくらいと目立つ

メリケンカルカヤは、秋になるといきなり目立つようになる芝生の雑草です。
急に「あれ、こんなとこに背の高い雑草」という感じで、唐突に目立つようになります。
春になると枯れた状態で芝生の中に残り見苦しい

秋に芝生の中で育ったメリケンカルカヤは、春になるとそのままの状態で立ち枯れ状態になります。
春になって芝生が青々と育った中で、メリケンカルカヤの枯れた穂が立っているのは、景観的に見苦しいです。
秋に出穂する様子が可愛いと口コミもあるメリケンカルカヤ

メリケンカルカヤは秋に出穂します。
「秋の夕陽をバックにしたときの出穂の様子がかわいい」との口コミもあります。
メリケンカルカヤの出穂の様子は、少しはかなげで、その様子を「可憐」と思う人もいるのかもしれませんね。
メリケンカルカヤの対策が難しい理由
理由1:根が深くまで育ち根から抜くことができない
メリケンカルカヤは、手で引き抜こうと思っても、根が深く地中に育っているので、なかなか引き抜くことができません。

引き抜いても地上近くで根が切れて、完全に伐根することはほぼ不可能です。

理由2:芝生の中だと除草剤で対策ができない
メリケンカルカヤは除草剤で退治しようと思っても、メリケンカルカヤは芝生と同じ「多年生イネ科雑草」のため、除草剤で退治するのが難しいです。
芝生と同じ仲間なので、ホームセンターなどで販売している「芝生専用除草剤」では、対策をすることができません。

芝生の中のメリケンカルカヤにはラウンドアップは撒けない
ラウンドアップやネコソギといった、全ての植物を枯らす除草剤ならば、メリケンカルカヤを枯らすことはできます。
ですが芝生の中のメリケンカルカヤに対しては、ラウンドアップやネコソギといった「全枯らし」の除草剤をまくことはできません。

芝生の中に侵入するとやっかいなメリケンカルカヤの雑草対策はどのようにすればよいのでしょう。
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