芝生の中でよく見られる雑草コニシキソウとは
コニシキソウとは北アメリカ原産の帰化植物です。
日本在来の植物「ニシキソウ」に似て、葉が小さいことから、「牧野富太郎博士」が日本に侵入後の1895年「コニシキソウ」という名前をつけたそうです。
コニシキソウは繁殖力が強く、ニシキソウを凌駕し、在来のニシキソウはあまり見られなくなっています。
コニシキソウの花言葉
コニシキソウの花言葉は「執着」です。
地面に這うように広がり、へばりつくような様子から「執着」という花言葉が来ているようです。
- コニシキソウの花言葉:執着
- 原産地:北アメリカ
- 分類: トウダイグサ科トウダイグサ属
- 花期:7~9月
- 誕生花:ありません
ちぎると白い液を出すので「乳草」とも呼ばれる「コニシキソウ」
庭でくさむしりなどしていて、コニシキソウをちぎると白い液を出します。
白い液を出すことから「乳草」などと呼ばれたりしますが、白い液を出すのはコニシキソウに限ったことではありません。
白い液を出す植物は、「イヌビワ」「イチジク」「レタス」「ツルニンジン」「テイカカズラ」など様々あります。
中でも「コニシキソウ」を含む「トウダイグサ科」の白い液を出す植物は、液に触るとかぶれ、有毒な植物も多いので、無暗にさわらないようにしましょう。
樹木から出る白い液は「ラテックス」と呼ばれ、代表的なものは「ゴムの木」の液などもこの「ラテックス」です。「コニシキソウ」の白い液は、肌などについたままにしておくとかぶれることがありますが、その成分については詳しく研究されていないようです。
芝生に生えた「コニシキソウ」の雑草対策
芝生に入ったコニシキソウは、夏から秋にかけて盛んに生育し、ひと月ほどで大株になります。
夏まではそれほど目立たなかったのが、夏を過ぎると芝生の中に大面積をしめていたりします。
コニシキソウの雑草対策は、時期が大切です。
コニシキソウは種をつける前に雑草対策しよう。
コニシキソウはあっという間に大きく成長し、花を咲かせ種を落とします。
種を落とすと翌春には発芽し、さらに大株へと成長します。
コニシキソウは草丈も低いために、芝刈り機でも刈り取ることができず成長します。
したがってコニシキソウの雑草対策のキモは、種を落とす前に雑草対策を行うことが大切になります。
コニシキソウ雑草対策1:ねじり鎌でかき取る。
コニシキソウは根が細いので「ねじり鎌」などで、簡単にかきとることができます。
ただし根は残るため、はえてくるたびに何度もかきとる必要があります。
除草剤をどうしても使いたくない場合は、種をつける前に何度もかきとっていれば、次第に衰退していきます。
コニシキソウ雑草対策2:かき取ったところへ芝生用土壌処理除草剤を撒く
除草剤を使うことに抵抗がない方は、コニシキソウをかきとったのちに、「芝生専用土壌処理除草剤」を撒くことが、有効な雑草対策となります。
土壌処理除草剤とは、地表面に除草成分の膜をつくり、雑草の種が発芽しにくくする除草剤で、効果が長く続くのです。
除草剤の安全性について懸念がある人は、こちらの記事も参考にしてみて下さいね↓↓↓
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芝生用の「土壌処理除草剤」のうち、家庭のお庭で使いやすい除草剤は、「シバキープ」「シバキーププラス」があります。
コニシキソウ雑草対策3:発芽してきたものには芝生用茎葉処理除草剤を散布する
「土壌処理除草剤」を散布して、それでも発芽してしまったコニシキソウについては、「芝生用茎葉処理除草剤」を使用します。
芝生用茎葉処理除草剤とは、芝生に掛かっても芝生は枯れないけれど、除草剤が掛かったその他の雑草は枯れる除草剤です。
芝生用の「茎葉処理除草剤」のうち、家庭のお庭で使いやすい除草剤は、「シバニードアップ」などがあります。
もっとも有効な芝生の中のコニシキソウの雑草対策
コニシキソウとコニシキソウの雑草対策を紹介しました。
実はコニシキソウの雑草対策として一番効果的なのは、芝生を元気に健全に育てることです。
きちんと手入れされた芝生であれば、葉が密集しているので、雑草もなかなか侵入してこれません。
コニシキソウが種を落としても、芝が密集しているので、種が土の面まで落ちること無く、発芽することがありません。
芝生を健全に育てる方法については、こちらで細かく紹介しているので、是非参考にしてみて下さいね。
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