スギナとは
スギナ | |
別名 | ツギナ、ジゴクグサ、ポンポングサ、ツクシンボウなど |
分布 | 北海道~九州 |
分類 | 多年生 |
草丈 | 30cm~40cm |
繁殖 | 胞子、地下茎 |
生育期間 | 3月~9月 |
花言葉 | 「向上心」「意外」「驚き」 |
誕生花 | 3月6日、3月12日 |
スギナとは「ツクシ」が成長した姿です。
ツクシはご存じの通り、春になると野山でもよく見られる植物ですよね。
このツクシが胞子をとばし、発芽し、成長したものがスギナです。
成長したスギナからは、翌春に地下茎の節からツクシを伸ばし、胞子を飛ばし、どんどん広がっていきます。
スギナの別名が「ジゴクグサ」と呼ばれるわけ
スギナにはいくつもの別名があります。
そのくらい身近な植物だということだともいえます。
中でも「ジゴクグサ」という名前は、ちょっとびっくりしてしまいます。
諸説ありますが、この「ジゴクグサ」という別名は、スギナの地下茎がどんどん地中深くまで潜っていくことから、つけられたということだそうです。
そんなにも地下にもぐっていくのであれば、スギナの雑草対策が大変というのもうなづけます。
スギナに有効な除草剤
スギナにはMCPPやザイトロンなどのホルモン型除草剤が効果的です。
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植物ホルモンは微量で生体の重要な働きを調節する作用を持っていますが、多すぎると反対に生理作用が撹乱され、植物の成長が乱れたり奇形を生じたりして、最後には枯れてしまいます。
引用元:農薬工業会
MCPPもザイトロンも、芝生には影響がなく、芝生のなかの雑草だけを枯らす効果のある除草剤です。
これらの除草剤を散布するときは、いったんスギナを刈りこんで、再生したものに除草剤を散布すると効果的です。
ホルモン型除草剤は、一度に多量に散布するよりも、数回にわけて散布するのが効果的です。
芝生の中のスギナに除草剤を使用する際の注意点
芝生の中のスギナにラウンドアップやネコソギなどは使用してはいけない
ホームセンターでも広く扱われているラウンドアップマックスロードやネコソギなどの除草剤ですが、芝生の中にはえてきたスギナの雑草対策としては使用できません。
ラウンドアップやネコソギは全ての植物を枯らしてしまう除草剤です。
全枯らしの除草剤ですので、スギナを枯らすこともできますが、芝生まで一緒に枯れてしまいます。
芝生の中の雑草対策として、ラウンドアップやネコソギを使用してはいけません。
冬の間であればラウンドアップやネコソギを使用してもよいのか?
植物に詳しい人の中には「それならば冬に芝生が休眠しているあいだなら、ラウンドアップやネコソギを使用してもよいのか?」という方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、これもNGです。
ラウンドアップマックスロードもネコソギも、芝生の中で使用できるという登録にはなっていません。
つまり、もともとラウンドアップもネコソギも芝生内でも使用はできないとされています。
これを違反して使用すると、農薬取締法の違反となり、処罰の対象になりますので注意しましょう。
除草剤を使わない芝生のスギナの雑草対策方法
頻繁に刈り込む
芝生地に入ったスギナは刈込の少ない芝生がのびたようなところで多く見られます。
スギナは刈込で地上部がなくなると衰退しやすいため、頻繁に芝生を刈りこむことは、スギナの雑草対策になります。
芝生をやせ地にしない
スギナは乾燥したやせ地でよく育つ植物です。
野にあるスギナも、傾斜地の上面やのり面の途中など、乾燥しているところでよくみられます。
感想してやせている土地は、スギナの生育しやすい環境ですので、芝生の場合も適当な水分があり、肥えた土壌を維持すると、スギナの雑草対策になります。
もっとも有効な芝生の中のスギナの雑草対策
このページでは、スギナとスギナの雑草対策の注意点について紹介しました。
ただし、芝生のスギナの雑草対策として一番効果的なのは、芝生を元気に健全に育てることです。
きちんと手入れされた芝生であれば、葉が密集しているので、雑草もなかなか侵入してこれません。
ツクシが胞子を飛ばしても、芝が密集しているので、種が土の面まで落ちること無く、発芽することがありません。
最も効果的なスギナの雑草対策は、芝生を健全に育てることなのです。
芝生を健全に育てる方法については、こちらで細かく紹介しているので、是非参考にしてみて下さいね。
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