芝生の雑草「ヒメジョン」と「ハルジオン」の雑草対策。ヒメジョンとハルジオンの違いは?

芝生の雑草「ヒメジョン」と「ハルジオン」の雑草対策。ヒメジョンとハルジオンの違いは?

緑守
こんにちは。雑草対策アドバイザーの緑守(みどりまもる)です。今回はヒメジョンとハルジオンについて紹介します。
緑守
今をときめく「YOASOB」の曲にはハルジオンをタイトルにつけた曲がありますね。
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芝生によく見られる草丈が高くなる雑草「ヒメジョン」と「ハルジオン」

菊のような花をつけるヒメジョンとハルジョン

芝生の中にしばしば侵入する草丈の高い雑草に「ヒメジョン」と「ハルジオン」があります。

この二つはとてもよく似ているキク科の雑草で、菊のような花をつけます。

草丈はどちらも50cm以上になる背の高い雑草ですが、どちらかというとヒメジョンのほうが草丈が高く、書籍によると「ヒメジョン50cm~1m、ハルジオン30cm~80cm」と表現されています。

「ヒメジョン」と「ハルジオン」の見分け方

ヒメジョンとハルジオンはとても良く似ている雑草です。

緑守
プロの私たちでも「これってどっち?」と思うことがよくあります。
ヒメジョンとハルジオンの見分け方の目安は、大きくは次のような点で見分けます。
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花の咲く時期

▲撮影2021年6月5日

ハルジオンの花の時期は、一般的に言われるのは4月から6月ですが、7月になってもちらほら咲いています。

これに対してヒメジョンの花の時期は、6月から10月とされています。

緑守
花の時期が重なるので、時期で見分けるのは難しいかもですね。

茎が中空なのがハルジオン。茎がつまっているのがヒメジョン。

ヒメジョンは茎の中が詰まっています。

ヒメジョンとハルジョンの見分け方としてよく紹介されているのが、茎の形状が異なるという点があります。

茎を切断してみると、ヒメジョンは茎の内部がつまっているのに対して、ハルジオンの茎を切ってみると、切断面が空洞になっていると言われます。

ですが実際にはこの方法で見分けるのは難しいです。

緑守
実際には鋭利な刃物で切らないと難しいです。普通のハサミで切っても切断面がつぶれてしまい、中身が中空なのか詰まっているのか判別はできないのが実際のところです。
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茎を抱くのがハルジオン

ハルジオンとヒメジョンの見分け方で、一番わかりやすいのが葉の出方だと思います。

茎を抱いたように葉がでるのがハルジオンで、葉の根元が茎についているのがヒメジョンです。

緑守
ハルジオンの葉が茎を巻きこむのは、ハルジオンは茎が中空なので、葉が水分を多く吸い上げたいため、茎を覆うようになったという人もいますが、真偽はわかりません。ですが覚え方としては「中空で葉が茎を巻いているのがハルジオン」とすれば覚えやすいかもしれませんね。
▲ハルジオンは葉の根元が茎を巻きこみます。
▲葉の根元が茎を巻きこんでいるのがハルジオン
▲茎に葉の根元がくっついているのがヒメジョン
▲こちらもヒメジョン。葉の根元が茎にくっついています。
緑守
個人的にはこの「葉の出方」というのがハルジオンとヒメジョンの見分け方としては、一番わかりやすいと思います。

茎や葉の色で見分ける

ヒメジョンは葉の色が濃い

ヒメジョンとハルジョンは茎や葉の色の違いでも見分けることができます。

ヒメジョンは茎や葉の色が濃く、これに対してハルジョンは茎や葉の色が白っぽいと言われます。

ですが、これも実際には個体差があるので、この見分け方も難しいですね。

【次のページ】花言葉とつぼみの付き方で見分けるハルジオンとヒメジョン

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