お庭の芝生の雑草対策、できるだけ手軽にできる方法5つ(その2)

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芝生の雑草対策に必要な目土作業について

芝生の雑草対策として、小まめな芝刈りが大切な理由や、どのくらいの頻度で芝刈りをすればいいか、前回紹介しました。

雑草対策アドバイザー

こんにちは。緑守(みどりもり)の2-kaです。公園や道路の緑を管理する仕事をしています。   […]…

今回はお庭の雑草対策として大切な、芝生の目土について紹介したいと思います。

目土も、芝生の雑草対策として大変重要な作業ですが、おそらくお庭の雑草対策として、目土をされている方は、殆どいらっしゃらないのでしょう無いでしょうか。

目土をすることで、芝生を驚くほどきれいに保つことができますので、是非参考にしてみて下さいね。

1.そもそも目土とは?

そもそも目土とはいったいなんでしょうか?

まず目土の読み方ですが「めつち」と読みます。「めど」とかではありませんので、注意してくださいね。

目土とは、古い芝生の上に薄く土をかけたり、芝生が裸地になったところへ、土を補充したりする作業です。

 

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2.なぜ目土が必要なの?

それでは、なぜ目土が必要なのでしょう。

芝生の目土が必要な理由は、以下のよう理由によります。

目土をすることで新しい芽を伸ばす環境ができる。

芝生は地表面を地下茎を伸ばしながら、新しい芽を更新していきます。

ですので、芝生が密に生育してしまった状態では、芝生の新しい芽を伸ばすことができる場所は、無くなってしまいます。

新し芽を伸ばす場所がないと、芝生は段々と目詰まり状態になり、病秋などによる部分的な枯れの発生や、全体として色落ちなどの症状が現れるようになります。

このような、芝生の状態では、芝生は健全な状態とはいえません。

芝生を健全に生育させて、鮮やかな緑色を保つためには、健全に新しい芽が生育できるための、環境を整えてあげることが必要になります。

このような新しい環境を整える作業が、芝生の目土作業だということなんです。

健全な芝生の状態で緻密な芝生になっていると、雑草の種も、なかなか発芽しにくくなります。

雑草対策をする上で、目土をして芝生を健全な状態に保つことは、大切な作業なのです。

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表面の凸凹を平滑にすることができる

目土をする際は、川砂などを芝生の上に撒いて、レーキなどで平坦に敷きならすことになります。

このとき、もとの凸凹であった芝生は、凹んでいるところへは、砂が厚めに、凸部へは砂を薄く敷きならすことになり、全体として、平坦な芝生になっていくということになります。

芝生が平坦に仕上がっていると、芝刈り機で刈り取る際にの、均一に刈ることができます。

凸凹があった場合は、凸部の芝生が短く刈り込まれ過ぎて裸地になり、そこから雑草の種が発芽するなんてことにもなります。

芝生を平坦にすることで、雑草対策となるということです。

裸地部への芝生の生育を促す

芝生へ雑草などが侵入してきて、その雑草を根から引き抜いた場合、土も一緒になって引き抜いてしまい、その場所が凹んで裸地になってしまいます。

そうすると、そこ編込んだところへは、芝生はなかなか新し芽を伸ばすことができません。

なぜなら、芝生は地表面を新しい芽を伸ばす性質があるからです。

裸地のままで放置されると、そこには雑草の種が発芽し、どんどん雑草が蔓延ってしまいます。

新し芝生の芽の発育を促すためにも、裸地への目土は必要な作業なのです。

サッチングなどを行ったあとは、目土が大切

サッチングという作業を知っていますか?

サッチングも芝生を健全な状態に保つために必要な作業です。

サッチングについては、こちらのページで紹介していますのでご覧ください。

このサッチングは、表面の芝生の芽を切りとることになります。

切り取った芽の発育を促すためにも、目土は必要な作業なんです。

エアレーションしたあとも目土を

芝生を健全に保つために、エアレーションも大切な作業になります。

エアレーションに関しましても、以下のページで詳しく紹介していますので、ご覧になってみて下さいね。↓↓↓

このエアレーションをしたあとも、サッチングしたあと同様に、目土が大切な作業になります。

目土が大切なのは分かったけど、目土に適した土って?

それでは、目土に適した土とはどのようなものでしょう?

実はこの目土に適した土は、「川砂」で十分です。

ホームセンターなどへ行くと、「川砂」ということで袋詰めで販売しています。

楽天などの通販サイトでも、10リットル1800円くらいで販売しています。

川砂は雑草などの種も入っていないし、粒も平均していて敷均ししやすいため、目土に適した砂と言えます。

そのほか、最近では「芝生目土専用砂」というものも販売されています。

そのあたりの土などを使うのは、雑草の種が混入していますから、やめましょうね。

目土に必要な厚さ

目土に必要な厚さは、表面の凸凹具合によって、厚さは異なります。当然凹んでいるところでは、目土の厚さは厚くなります。

目土の厚みが厚くし過ぎると、目土の下の芝生が呼吸できないで枯れてしまいますから、できるだけ薄く表面に薄く掛かる程度でいいです。

厚みにすれば3mm~5mm程度。

1cmも目土の厚みがあると厚すぎです。

目土に適した時期

目土に適した時期は、これから芝生が積極的に活動を始めるまえ、3月の終わりから4月の上旬がおすすめです。

このページのまとめ

このページでは「お庭の芝生の雑草対策、できるだけ手軽にできる方法5つ(その2)」ということで、芝生の目土について紹介しました。

次回からは、同様に芝生の雑草対策ということで、以下について紹介する予定です。

よろしければご覧くださいね。

3.雑草を抜くのは、できるだけ小さいうちに
4.芝生の水やりは朝よりも夕方がおすすめ
5.あまり立ち入らないところは、除草剤の使用も考える
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