お庭の芝生の雑草対策、できるだけ手軽にできる方法5つ(その1)

こんにちは。緑守(みどりもり)の2-kaです。公園や道路の緑を管理する仕事をしています。

 

このページでは、お庭の芝生を綺麗に維持するための、お手軽にできる芝生の雑草対策について、「お庭の芝生の雑草対策。できるだけ手軽にできる方法5つ。」ということで、紹介していきたいと思います。

 

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1.芝生の刈込は適度な高さで

芝生を綺麗に保つためには、芝刈りはかかせない作業です。芝刈りをしないで放置しておくと、病気などが発生し、最悪の場合全滅して、雑草が入ってきて、お庭が草ぼーぼーという状況にもなってしまいます。

 

また、適度な刈込をすることで、一回の刈カスの量もそれほど増えないため、芝刈りをしたあとの、刈った芝の処分作業も楽になります。樹木の剪定や芝刈りをすると、手入れをした樹木や芝生はきれいになるから良いのですが、そのあとの切った枝や刈った芝の処分が大変です。

 

小まめな芝刈りをすることで、この嫌な「残材処分」という作業を、少なくすることができますからね。

適度な芝生の高さってどのくらい?

あまりに短く芝刈りをすると、雑草の種が芝生の葉の間におち、雑草が芽を出す原因になります。したがって、お庭の芝生の雑草対策としての芝刈りの高さは、適度な高さがあるほうがいいです。

 

お庭の芝生の高さとして、雑草の種が発芽しにくい高さとしては、3cm~4cmというところです。このくらいの高さをキープすると、ホームセンターで購入できる、手押し式の芝刈り機でも、十分に刈り込み作業が可能です。

 

芝が伸びてから刈るような作業では、芝生の「軸刈り」(葉がない茎の部分を刈ること)となり、雑草が侵入しやすくなりますし、何よりもみっともないです。

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芝刈りの頻度はどのくらいがおすすめ?

芝刈り頻度には3分の1ルールを適用しよう

芝刈りの高さには3分の1ルールというものがあります。これは、芝生の全体の長さの3分の1以上刈り込むと、芝生が栄養を蓄えている、緑の葉の残り部分が少なくなって、芝生自体が弱くなってしまうから、刈り過ぎてはだめよ、というものです。

 

したがって、芝生を仮に高さ3cmくらいで抑えたいのであれば、4cmを超えたら刈り込むのがおすすめということになります。(正確に言えば4.3cmということです。)

 

つまり、1cm伸びるのにどのくらい成長するかによって、芝生の刈込頻度は変わってくるということになります。

 

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芝生は1週間にどのくらい成長するか?

それでは芝生は一週間にどのくらい成長するのでしょうか。

 

コウライ芝の場合、芝生の活動が活発な梅雨から夏にかけては、1週間で1cmくらいは成長するようです。したがって、週に1回の芝刈りが理想ということになります。成長が遅くなる秋については、2週間~4週間に1回の芝刈りが理想ということになります。

 

お庭の芝刈には、手押し式の芝刈り機で十分

お庭の芝刈り用に、ホームセンターで電動式の芝刈り機なども販売されていますが、小まめな芝刈りをするのであれば、手押し式の芝刈り機で十分です。

 

電動式の芝刈り機は、雨が降った場合の格納場所は、刈歯のメンテナンスなど、なかなか良い状態に保っておくことが大変です。そもそも費用もかなりかかります。

 

 

これに対して手押し式の芝刈り機であれば、多少雨にぬれても、それほど神経質になることはないですし、格納する場所も気軽に軒下などに置いておけばいいという、手軽さもあります。

 

葉が切れなくなってきたら、やすりで磨いてやれば、それほどメンテナンスに神経質になることもないでしょう。

 

お庭の芝生を綺麗にするためには、是非手軽に芝刈りができる、手押し式の芝刈り機を利用してみて下さいね。

伸びない芝生TM9という芝生がある。

どうしても、芝刈りの手間が掛かるのは嫌だという方には、伸びない芝生TM9という芝生を使うという方法もあります。

 

このTM9という芝生は、トヨタ自動車の緑化部門、「トヨタルーフガーデン」という会社が開発した芝生です。

 

このTM9という芝生の生産は、「鳥取県芝生協同組合」が行っています。「鳥取県芝生協同組合」というのは、緑化の業界の中では、「最高品質の芝生を生産している」ということで有名な芝生の生産業者なのです。

 

このTM9であれば、大幅に芝刈りの手間を減らすことができます。目安としては2~3か月に1度くらいで大丈夫です。

画像引用:楽天市場

TM9はホームセンタで販売されている普通の芝生よりは高価です。普通のホームセンターで販売されているコウライ芝が、1㎡あたり400円から500円くらいだと思いますが、TM9の場合、1㎡1100円くらいです。

 

ですが、その後の芝刈りのメンテナンスのことを考えると、「伸びない芝生のほうがいい」ということで、爆発的に売れているようです。

 

長くなりましたの今日はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございます。

次回から引き続き、以下の内容で紹介する予定です。

 

2.芝生の雑草対策に必要な目土作業について
3.雑草を抜くのは、できるだけ小さいうちに
4.芝生の水やりは朝よりも夕方がおすすめ
5.あまり立ち入らないところは、除草剤の使用も考える
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