雑草対策となるグランドカバーの特徴を知ろう
庭の雑草対策の方法の一つとして
グランドカバーを使用するという方法もあります。
グランドカバーとは、日本語でいうと地被類。
その名の通り、地面を覆う植物を使うことによって
雑草を被圧して雑草の生育を妨げたり
地面に落ちた雑草の種を発芽しにくくする植物のことです。
芝生もグランドカバーの一つです。
きちんと手入れされ密集した芝生であれば
雑草も殆ど生えてこなくなりますからね。
芝生もグランドカバーのひとつです。
グランドカバーの特徴を知って
上手に雑草対策に利用してみましょう。
グランドカバーの特徴
強い植物が多いので、あまり管理をしなくても大丈夫
グランドカバーと呼ばれる植物は、
基本的にあまり管理を必要としない植物が多いです。
放っておいてもどんどん増えて
地面を覆う植物をグランドカバーと言います。
肥料や水なども殆ど必要とせず
どんどんと生育します。
ただし、グランドカバーの種類によっては
日当たりが必要なものと、
少し日陰くらいのほうが成長するものとがあります。
ヘデラ(アイビー)は、半日陰のほうが育ちやすい。
グランドカバーを植えるときは
この「日当たり」だけには注意をしたほうが良いです。
グランドカバーの中には、花が咲いたり、葉の色が可愛かったりするものもある
生育の旺盛なグランドカバーの中には
花が咲いたり、葉に斑(ふ)が入り可愛い葉の色をしているものもあります。
花が咲くグランドカバー
「ツルニチニチソウ」
グランドカバーを上手に庭に取り入れることで
土の地面だけであれば、殺風景な庭が
花が咲く時期は、一面花で覆いつくすなんてこともできるのが
グランドカバーを庭に使うことのメリットです。
どんどん増えすぎて生垣などを覆うことも
グランドカバーの中には、あまりにも生育が旺盛すぎて、庭木や生垣を覆ってしまうようなものもあります。
このように覆ってしまうと、その後の管理が厄介で、あちらこちらで、どんどん繁茂し、雑草対策と同じように、グランドカバー対策なんてことも、必要になるものもあります。
このような生育が旺盛すぎるものについても、このページの中で紹介しておきますので、参考にしてみて下さいね。
おすすめのグランドカバー
ここからは、管理人のおすすめするグランドカバーです。
緑地の管理人を仕事としている経験から、実際に導入しやすいもの、管理のときに注意することなども紹介しますので、参考にしてみて下さいね。
ヘデラ(アイビー)
グランドカバーの代表格というと、このヘデラです。
つる性のグランドカバーで、生育も旺盛。どんどん増えます。
びっしり地面を覆ってしまうと、雑草は殆ど生えて来ません。
春に新葉が出てきますが、梅雨を過ぎると、新葉も色が濃くなり落ち着きます。
この時期であれば、ラウンドアップを薄めて散布すると、ヘデラの中に出てきた雑草を枯らして、ヘデラは大丈夫なんてこともできます。
生育に適する場所 | 半日陰~日向 |
---|---|
花 | 無し |
葉 | 常緑・斑入のものもある。 |
注意点 | 生育が旺盛。ブロックにも根を下ろして上る。 |
価格 | 200円くらい/ポット |
ツルニチニチソウ
ツルニチニチソウも、ヘデラ同様に強健なグランドカバーです。もしかしたらヘデラよりも強いかも。
ツルニチニチソウは、5月に水色の綺麗な花を咲かせます。
葉の色も、通常の常緑のものと、斑(ふ)が入った、明るい色のものがあります。
花の色も、水色のほかに白色もあります。
花の時期は長期間楽しめるので、グランドカバーとして、おすすめなのですが・・・実は問題もあります。
ツルニチニチソウの問題とは、とにかく成長が旺盛過ぎるのです。どんどん増えて、日当たりが良かろうが悪かろうが、どこにでもツルを伸ばします。
「そこは入っちゃダメ」なんてところにも、どんどん入り込んで行きます。一度伸びてしまうと、その後の管理がやっかいな面もあります。
生育に適する場所 | 半日陰・日向関係なし。 |
---|---|
花 | 有り(水色・紫・白) |
葉 | 常緑・斑入のものもある。 |
注意点 | 生育が旺盛。旺盛すぎるので、注意が必要 |
価格 | 200円くらい/ポット |