ビオラ 冬 越し について紹介するページです。
ビオラ初心者の冬越しはこの点に注意して、長く沢山の花を楽しめるようにしましょう。
ホームセンターなどでビオラが花盛りですね。
様々な花色のあるビオラは、育てやすくて花付きが良いので大人気ですが、冬の植え付けは注意すべき点があります。
このページでは、ビオラの冬越しと冬に植え付けるときの注意点などについて、初心者にもわかりやすく紹介したいと思います。
ビオラ 冬 越し 。一番植え付け時適した時期は?
ビオラの植え付けに一番適した温度
ビオラの植え付けに一番適した温度は、最低気温が10℃以下になった頃といわれます。
パンジーとビオラの植え付け適期は、東京より西側の太平洋側の場合
- パンジー:11月末ころまで
- ビオラ:12月末ころまで
というのが、一般的な植え付け適期とされています。
ビオラのほうがパンジーよりも寒さに強く、花数も多く、花の大きさもこぶりで可憐なため、12月のホームセンターなどでもビオラのほうが、売り場面積を広くとっている印象です。
寒さに強いからといって植えてから放置していいわけではない
寒さに強いビオラは12月末くらいまでは植え付けでも大丈夫と紹介されている場合が多いです。
とはいいながらも、12月の植え付けには注意が必要です。
「寒さに強いから、水だけやっておけばよいだろう」というわけではありません。
植え付けてすぐに霜がおりるとビオラだってダメージを受ける
耐寒性の強いビオラですが、それは12月までに植え付けが終わっていて、しっかり根がはっている場合です。
12月に植え付けた場合は、霜や寒風などの影響でダメージを受け、最悪の場合枯れてしまうこともあります。
植え付け直後の根づいていない状態の時には、霜や寒風にはあたると寒さに強いビオラでもダメージを受けます。
霜を避けるためにはバークチップがおすすめ
植え付け直後に霜の恐れがある場合は、根元にバークチップや敷き藁などでマルチングすることで、霜対策となります。
マルチングとは、植え付けた植物の根を保護する目的で、ビニールを敷いたりチップを敷いたりする方法です。畑などでは藁(わら)を敷いているのをよく見ますよね。マルチングの材料としては、腐葉土やワラ、ウッドチップ、バーク、ピートモス、枯葉、水ゴケなどさまざまなな素材が利用されますが、腐葉土などは安価で購入した腐葉土の場合、雑草の種がまじっていてそこから雑草だらけになってしまう場合があるので注意が必要です。
バークチップはマツの皮を砕いて加工しマルチング資材として利用するものです。
これをビオラの根元の周りに敷くと西洋風なおしゃれな霜対策となり、しかも暖かくなって雑草が生えてきたときは雑草対策にもなるのでおすすめです。
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寒風を避けるためには「ベタ掛けシート」
一方、寒い風からビオラを避けるためには、ベタ掛けシートが効果が大きいです。
ベタ掛けシートは、主に野菜の寒さ対策として利用されるシートで「寒冷紗(かんれいしゃ)」とも呼ばれます。
マツモト おてがる菜園用不織布 1.8×10m 透光率約80%
網目が大きく布状のベタ掛けシートは、過剰な蒸れを防ぎ、シートの上から水やりをすることもできるので、寒風を避けるには、もっともすぐれた方法だと思います。
ベタかけシートであれば、霜対策にもなります。
木の下や軒下に植える
ビオラの成長には太陽の光が欠かせません。
軒下は霜対策になりますが、日光が遮られるようですと、春になってからのビオラの成長にはマイナスになります。
軒下に植える場合は、プランターなどに植え付けて、春になったら明るい陽射しの中へ移動してあげることが必要です。
ビオラの冬越し。水のやり過ぎは耐寒性を弱めることになる
12月に植えたビオラには、安易な水あげは耐寒性を弱めることになるので注意が必要です。
ビオラが寒さに強いのは、寒くなるにつれて、葉の水分を減らし、糖分を葉の中に蓄えているためです。
冬の水やりは、ビオラの葉のなかにため込んだ糖分を薄くし、耐寒性を弱めることになるので、必要以上の水やりは不要です。
ビオラのように耐寒性にすぐれた植物は、寒くなってくると、少しずつ細胞内に糖分を蓄えることによって、冬を乗り越える対策をしています。
安易な水やりは細胞内に蓄えられた糖分濃度を薄めることになります。
その結果、細胞は凍りやすくなってしまいダメージを受けることのなるということなんですね。
これを避けるためにも、冬に安易に水をやることは、得策ではありません。
必要以上に過保護にしない
ビオラをぬくぬくと必要以上に過保護に育てることは、必ずしも得策ではありません。
冬の寒さに当たることで、ビオラ自体も強くなり、春には沢山の花をつけるようになるからです。
霜注意報や冬の強風注意報が出ているときだけはベタかけシートを掛けるくらいのほうが、春の花付きが良くなります。
ビオラの初心者の方はどうしても過保護になりすぎだと思いますが、必要以上に過保護に育てるのはおすすめできません。
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