太陽光発電の雑草対策(5) 雑草を生やして太陽光発電の効率を高める

太陽光発電は高温になると発電効率がおちます。そこであえで雑草を生やして高温になるのを抑えるという方法もあるそうです。雑草を低く管理する方法について紹介します。

 

管理人
太陽光発電の発電効率をあげるために、あえて雑草をはやしておいて、除草剤でコントロールして、発電効率の低下を防ぐという考え方もあります。

太陽光発電の地面をアスファルトなどで覆うと輻射熱で高温に

アスファルトなどで覆うと輻射熱で高温に

雑草対策としてアスファルトなどで地面を覆うと高温になり、発電量が落ちる可能性があります。

太陽の光が当たればそれだけたくさん電気を作ることができる、すなわち日射量の多い夏が一番発電効率がいい、と思われがちですが、これは間違いです。真夏の30度を超えるような気温の中太陽光を直に浴びたパネルの表面は、最大で70~80度まで上昇すると言われています。太陽光パネルの発電効率は25度で最大になり、それより1度上昇する毎に0.5%発電量が低下していくと言われています。すなわち真夏は最大時に比べ、なんと30%近く発電量が低下している可能性があるのです。

引用元:太陽光発電施工会社ヒラソル様

 

太陽光発電システムといえば太陽の光を浴びて発電するのだから、真夏の暑い時期や気温が高い地域が有利と思いきやそうでもありません。太陽電池は熱に弱いという弱点があるのです。

引用元:タイナビさま

これを補うためにあえて雑草を生やして、雑草の丈が高くならないように除草剤で管理するという方法もあります。

雑草の丈が高くならないように抑える「成長調整剤」

 

一般的にはあまり知られていませんが、植物成長調整剤という薬剤があります。

この植物成長調整剤の代表的な薬剤が「グリーンフィールド」という薬剤です。

雑草の丈を低く抑える「グリーンフィールド」

引用元:二チノー緑化グリーンフィールドページ

グリーンフィールドを散布することで、雑草の丈を低く抑えることができます。

適正な時期に散布をすると、草丈を10cmから20cmくらいでキープすることができます。

グリーンフィールドの散布時期

  • グリーンフィールドの散布に適した時期は、雑草が伸び始めるひと月くらい前です。
  • 雑草の伸び始めるひと月くらい前とは、3月から4月上旬くらいまでの間が、グリーンフィールド散布の適期です。
  • グリーンフィールドの散布回数は3回/年と決められているので、3月、5月、7月頃に散布すると、草丈を低く抑えることができます。

グリーンフィールドの散布にかかる費用

グリーンフィールドは、「土壌処理除剤」ですので、直接地面に薬剤がおちるように巻きます。

茎や葉に掛けても効果はありませんので、必ず土に薬液が落ちることを意識しながら散布することがおすすめです。

グリーンフィールドの薬剤価格は50グラムで5200円内外ですが、この50グラムを水で希釈して、約250㎡散布できます。

したがって、1㎡あたりの単価は

約21円/㎡

ということになります。

草刈り単価と比較すると、草刈りの1㎡あたりの単価は

約40円~60円/㎡

くらいですので、草刈りを依頼するよりは安く管理できるということになりますね。

 

 

成長を抑える除草剤「ショートキープ」

上で紹介したグリーンフィールド除草剤ではありません。

あくまで「植物の成長を抑える『成長調整剤』」という位置づけの薬剤です。

このグリーンフィールドに対して、「除草効果もありながら草丈を低く抑える除草剤『ショートキープ』」という薬剤もあります。

 

ショートキープの散布時期

除草剤「ショートキープ」は名前のとおり、草丈を短い状態のまま維持する効果があります。

したがってショートキープの散布時期は以下の時期が適期です。

  • 雑草の草刈りをしたのち、茎・葉に掛けるように散布する。
  • 4月から5月上旬の生育時期に新芽の時期に散布する。
  • 年間で3回散布が可能なので、4月の春雑草が目が出た頃と9月の秋雑草が目が出た頃に散布するのが効果的です。

 

ショートキープの散布にかかる費用

ショートキープは、「茎葉処理剤」ですので、直接葉や茎に薬剤が付着するように散布します。

したがって茎や葉が無い冬季に撒いても効果がありませんので、散布時期には注意が必要です。。

ショートキープの薬剤価格は1リットルで20,000円内外ですが、この1リットルを水で希釈して、約1500㎡散布できます。(中間薬量を採用した場合)

したがって、1㎡あたりの単価は

約13円/㎡

ということになります。

 

グリーンフィールドとショートキープどちらがおすすめ?

グリーンフィールドとショートキープどちらがおすすめかということになりますが、私個人的にはショートキープのほうがおすすめです。

管理人
個人的にはショートキープのほうがおすすめです。

グリーンフィールドは「雑草の草丈を抑える」ということになっていますが、高茎雑草の代表格で太陽光発電でも問題になりやすい「セイダカアワダチソウ」に対して、成長を抑える効果が「今一つ」の印象を持っています。

これに対してショートキープは「広葉雑草を枯らす」除草効果もありますので、セイダカアワダチソウやヨモギなどの高茎化する雑草を枯らしながら、背丈の低いイネ科雑草の景観へと誘導しやすい印象を持っています。

1㎡あたりの単価も「ショートキープのほうが安い」です。

 

「雑草を生やして太陽光発電の効率を高める」まとめ
  1. 太陽光発電の効率の低下を防ぐために、あえて雑草を残すという方法もあります。
  2. 背丈の高くなる雑草の丈を、低くキープできる除草剤を使えば、太陽光発電に影を落とすこともありません。
  3. 雑草の丈を抑える薬剤を2種類紹介しました。
  4. 個人的には後者で説明した「ショートキープ」がおすすめです。