太陽光発電の雑草対策(2) 除草剤の間違った使い方でありがちな失敗

太陽光発電の雑草対策として除草剤の使用を考えている人も多いと思います。ただしご用心。除草剤の間違った使い方をするといろいろと問題が発生する場合もありますよ。

ありがちな失敗(その1)傾斜地なのにラウンドアップを掛けてしまった

傾斜地には注意

数ある除草剤の中でもっとも有名な除草剤といえば「ラウンドアップ」でしょう。

またはこのラウンドアップのジェネリック剤として「サンフーロン」という除草剤もあります。

サンフーロンはジェネリックなので本家のラウンドアップより薬剤単価は安いです。

ラウンドアップの主成分である「グリホサートカリウム塩液剤」は、掛った雑草を全て根まで枯らしてしまいます。

「全て枯らすのならいいじゃない」って思う方も多くいると思います。

ですが・・・

読者さま
全部枯らすならいいじゃん
管理人
全部枯れると問題がおきることもありますよ。

傾斜地の場合雑草がなくなると「のり面」が崩壊する場合がある。

雑草は太陽光発電にとてはやっかいものですが、実は雑草があることで、雨水が直接土砂にあたるのを防ぐクッションの効果になっているという役割もあります。

ラウンドアップなどの全枯らし除草剤で、全ての雑草を枯らしてしまった場合、大雨のときは雨が直接地面にあたり、すこしづつ土砂を流し始めて、溝になり浸食がはじまります。

最後には土砂崩壊へつながる場合もあるのです。

ラウンドアップのようなすべての雑草を枯らす除草剤には注意が必要なのです。

ありがちな失敗(その2)除草剤が風に流されて周囲の耕作地へ掛かってしまった。

除草剤を散布するときに注意しなければならないポイントのひとつに「ドリフト」という現象があります。

ドリフトとは散布している薬剤が風にあおられて周辺の耕作地などへ飛んで行ってしまう状況です。

当然除草剤が付いた作物は枯れてしまい、損害賠償の問題となります。

管理人
ドリフトは損害賠償問題に発展するので注意が必要です。
読者さま
ドリフトを防ぐためにはどうすればいいんだ?

ドリフトを防ぐために

このドリフトを防ぐためには、

  1. ドリフト低減ノズルを使う
  2. ドリフト防止剤を使用する

というふたつの方法があります。

ドリフト低減ノズルとは

ドリフト低減ノズルとは、従来のノズルと比べて、除草剤の粒を大きく散布することで、風に流されにくくしているノズルのことです。

一般的なノズルと比較して倍くらいの大きさの粒の除草剤を散布することで、風に流されにくくなっています。

値段も2千円から3千円くらいと、それほど高くないので、ドリフトのリスクを減らすために、使用するのがおすすめです。

ドリフト防止剤とは
画像引用:https://enpro-dc.jp/

ドリフト防止剤とは、除草剤を散布する際の飛散を抑えてくれる成分です。

散布する際に、除草剤の中に一緒に入れて混ぜます。

まるで「のり」みたいで、除草剤がどろどろになります。

ノズルがつまりやすくなるので、薬量を守って最低限の薬量で散布するのが良いです。

ラウンドアップなどのグリホサート系の除草剤の場合は、ハクトロンDCは使用できません。

グリホサート系の除草剤の場合使用できるのは、「エンプロDC2」という薬剤になりますので、このあたりも注意が必要です。

グリホサート系薬剤の場合はエンプロDC2という薬剤なので注意が必要です。画像引用:https://enpro-dc.jp/

ありがちな失敗(その3)使ってはいけない除草剤を使ってしまう

この100均の薬剤は「非農耕地用」です。

最近では100均などでも除草剤を販売されています。

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ですが上の写真のような、100均の除草剤を使用する場合は注意が必要です。

安いからといって安易に使ってはいけません。

用途外使用の場合、農薬取締法違反となってしまう場合があります。

 

管理人
正しい使い方をしないと農薬取締法の違反となります。
読者さま
正しい使い方とはなんだ?

除草剤などの農薬の使用については農薬取締法で厳密に決められている

まずは農林水産省の番号があるか確認しましょう。

除草剤は農薬です。

つまり農地で使える薬です。

薬なので農林水産省が何年もかけて大変な時間とお金をかけてさまざまて試験をしています。

この登録番号をつけることができるのは、そのような試験を通過した農薬だけなのです。

この番号がついていない薬剤は「農地」では使用することができません。

除草剤の間違った使い方でありがちな失敗まとめ
  1. 除草剤の使う場所に注意しましょう。下手するとのり面崩壊につながる場合があります。
  2. 周辺が農地の場合、除草剤の飛散に注意が必要です。場合によっては損害賠償につながる場合があります。
  3. 農薬の用途が間違っていないか注意しましょう。用途外使用の場合、「農薬取締法違反」となる場合があります。