太陽光発電の雑草対策(1) まずは雑草の種類を知ろう。

太陽光発電の雑草対策を考える前に、まずは雑草の種類について知りましょう。というのも除草剤で雑草対策をする場合、雑草に対して間違った使用をしてしまうと、問題になるケースがあるからです。このページでは雑草の種類と除草剤の関係について紹介したいと思います。

雑草の種類は大きく4種類に分けられる。

太陽光発電の用地に侵入してくる雑草は様々な雑草があります。

ですがこれらの雑草は大きくわけて4つの種類に分けられます。

以下の4つの種類です。

  1. 一年生イネ科雑草
  2. 多年生イネ科雑草
  3. 一年生広葉雑草
  4. 多年生広葉雑草

「おいおい難しいこというなよ」という声が聞こえてきそうですね。

太陽光発電運営の皆さん
雑草の種類なんて面倒くさいこというなよ

だけど実はこの4つの種類があることを知っておくことがとっても大切なことなんです。

管理人
雑草の種類を知ることは大切なんです。

詳しく説明していきますね。

雑草の特性に応じて使用する除草剤が変わってくる

芝生だけを残して他の雑草を枯らす除草剤もあります。

除草剤を使って太陽光発電の雑草対策をする場合、それらの除草剤がどのような雑草対策を目的としたものか、理解しておくことが必要です。

上で雑草の種類は大きく分けて4つの種類があると紹介しましたが、それらの雑草に応じて除草剤も対応できる除草剤がきまってくるからです。

一年生広葉雑草に効果がある除草剤

一年生広葉雑草とは、ざっくりいうと春に種から発芽して花をつけ、夏に大きく成長し、秋に種をおとし一生を終える「葉っぱの広い」雑草です。

(種類によっては秋に発芽してロゼット状の葉を出して越冬し夏前には枯れるものもあります)

一年生広葉雑草に効果がある除草剤には、以下のような除草剤があります。

  • MCPP液剤
  • ディクトラン
  • アトラクティブ
  • ウイードチョップ
  • サーベルDF

多年生広葉雑草に効果がある除草剤

多年生広葉雑草とは、冬になって地上部が枯れても根は枯れないで生きていて、翌年も同じ根から発芽してくる「葉っぱの広い」雑草です。

ずーっと何年も生きているので、毎年毎年茎が太くなり、どんどん背丈も高くなります。

どんどん大きくなるので対策が厄介な雑草です。

代表的な多年生イネ科雑草にセイダカアワダチソウがあります。

代表的な多年生広葉雑草「セイダカアワダチソウ」

多年生広葉雑草に効果のある除草剤は以下のような除草剤があります。

  • ザイトロン
  • アトラクティブ
  • ウィードチョップ
  • サーベルDF
  • ランケア

 

一年生イネ科雑草に効果のある除草剤

一年生イネ科雑草とは、簡単にいえば春に種から発芽して花をつけ、夏に大きく成長し、秋に種をおとし一生を終える「稲のように葉の細い」雑草です。

(種類によっては秋に発芽して越冬し夏前には枯れるものもあります)

代表的な一年生イネ科にはスズメノカタビラがあります。

代表的な一年生イネ科「スズメノカタビラ」

一年生イネ科雑草に効果がある除草剤には、以下のような除草剤があります。

  • ディクトラン
  • ラポスト
  • ロングパワー
  • ワンサイドP

多年生イネ科雑草に効果のある除草剤

多年生広葉雑草とは、冬になって地上部が枯れても根は枯れないで生きていて、翌年も同じ根から発芽してくる「稲のように葉の細い」雑草です。

実は一般的な庭にある芝生も多年生イネ科ということになります。

多年生の広葉雑草と同様にずーっと何年も生きているので、毎年毎年茎が太くなり、どんどん背丈も高くなります。

代表的な多年生イネ科に「カヤ(ススキ)」があります。

代表的な多年生イネ科「カヤ(すすき)」

どんどん大きくなるので対策が厄介な雑草です。

多年生イネ科雑草に効果のある除草剤は以下のような除草剤があります。

  • フレノック
  • フレピオン

全ての雑草を枯らす効果のある除草剤

一番売れている除草剤「ラウンドアップ」

全ての雑草を枯らすことができる除草剤もあります。

全ての雑草を枯らすことのできる除草剤として有名なのはラウンドアップがあります。

ほかにもホームセンターへ行くと様々な「根まで枯らす除草剤」として販売されています。

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代表的なものに以下のようなものがあります。

  • ラウンドアップマックスロード
  • ネコソギ
  • 草ストッパー

またプロ用として使用されているものに以下のようなものがあります。

  • ダブルインパクト
  • プロサルト
  • パワーボンバー

 

太陽光発電運営の皆さん
全部枯れるならそれがいいじゃん。
管理人
いやいや、全部枯らすと問題になる場合がありますよ。

 

全ての草を枯らす除草剤の扱いには注意が必要です。すべてを枯らす除草剤の中には、ラウンドアップのように、地面に落ちたらすみやかに分解されて除草効果がなくなるものと、プロサルトのように効果が長期間続くものがあります。効果が長期間続く除草剤の場合、周辺に流れ出ると、周囲の雑草を枯らし、裸地化させてのり面の崩壊につながる場合があります。

太陽光発電で問題になる雑草

太陽光発電の用地には様々な雑草が生えてきますが、特に問題なのは高茎化(丈が高くなる雑草)する多年生雑草でしょう、

主な多年生雑草と効果のある除草剤について紹介します。

多年生広葉雑草

セイダカアワダチソウ

空き地があるとどこにでも生えてくるセイダカアワダチソウ

空き地があると必ずといっていいほど生えてくる雑草がこの「セイダカアワダチソウ」です。

何も対策しないで放置しておくと大人の身長ほどになります。

セイダカアワダチソウに効果的な除草剤は以下になります。

  • ラウンドアップ
  • ネコソギ
  • アトラクティブ
  • ウィードチョップ
  • ダブルインパクト
ヨモギ
ヨモギも高茎化します

ヨモギというと「ヨモギ餅のヨモギ?」と思う方もいると思います。

そうです、あのヨモギです。

ヨモギも裸地に生えてくる広葉雑草の代表的なものです。

ヨモギもセイダカアワダチソウと同様に高茎化します。

ヨモギに効果のざる除草剤はセイダカアワダチソウに準じます。

クズ(クズ葉)

「世界最強・最悪の雑草」といわれるのが「クズ(クズ葉)」です。

クズの根はかつては「クズ粉」の原料になるほど強く、まるで山芋のような根になります。

つる性のクズはつるを伸ばしてなんにでも絡みつき、繁殖範囲を広げていきます。

ツルが地面に接したところから根を出し、その根が成長しさらに生育範囲を広げます。

太陽光発電施設にはからみつくし、フェンスからはどんどん絡まり、除去するのも大変です。

クズを退治するには「サーベルDF」が一番効果的です。

サーベルDFは他の広葉雑草に効果もありますが、「クズ専用除草剤」とブランド化していますので、効果的です。

カナムグラ

カナムグラはどんどん施設にまきついてきます。

カナムグラもクズと同様につる植物でやっかない雑草です。

除草剤を散布してもなかなか退治することができません。

カナムグラに効果がある除草剤は以下のようなプロ用の除草剤になります。

  • ラウンドアップ
  • ネコソギ
  • アトラクティブ
  • ウィードチョップ
  • ダブルインパクト

ただしどれも「すべての雑草を枯殺する」雑草です。

周囲に「枯れてはいけない緑地」がある場合は使用できませんので注意が必要です。

多年生イネ科雑草

カヤ(ススキ)
ススキも高茎化します。

カヤにはいろいろば種類がありますが、いっぱんてきにカヤというとススキのことを指すことが多いです。

ススキも多年生イネ科雑草で高茎化します。

根がどんどん株化し、大きくなるほど枯らすのは大変になります。

多年生イネ科雑草を大事する除草剤は、かなり限定されてきます。

ススキなどの多年生イネ科雑草へ効果のある除草剤は以下になります。

  • パワーボンバー
  • フレノック
  • ダブルインパクト
  • フレピオン
タケ・ササ

タケやササの場合の除草剤による対策は、「秋に伐採しタケノコが出てくる春前に除草剤を散布する」というのが一番効果的です。

タケやササの場合、経験上一番効果がある除草剤は「フレノック粒剤」です。

11月くらいタケやササを伐採し、2月にフレノック粒剤を撒いておくことを数年繰り返すと、フレノックを散布した場所は、竹やササが出てきにくくなります。

「太陽光発電の雑草対策(1)まずは雑草の種類を知ろう」まとめ

このページでは「太陽光発電の雑草対策(1)まずは雑草の種類を知ろう」ということで紹介しました。

上でも紹介しましたが、全ての雑草を枯らす除草剤もありますが、これには使い方に注意が必要です。

ということで、次回は除草剤のまちがった使い方をするとこんな問題が発生する(仮題)ということで紹介したいと思います。

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