朝ドラ らんまん マルバマンネングサ ってどんな植物?通販で購入できるの？

博士が、この植物の発見者である槙野万太郎の名から、“makinoi”と名付けたと書いちゅうき！
わしの名前が植物の名として永久に刻まれるがじゃ！

この後、どうやらマキシモヴィッチ博士による新種認定の知らせは、日本の植物学界に一大波乱を巻き起こすことになるそうです。

今回はこのマルバマンネングサについて紹介したいと思います。

マルバマンネングサは多肉植物

マルバマンネングサは多肉植物のひとつです。

今、このブログを書いているのは6月の下旬ですが、この頃になると道端や、道路の壁面などで、黄色い花が咲いているのを見ることができます。

僅かな土があると生活できるマルバマンネングサ

マルバマンネングサは僅かな土があれば生育することができます。

上の写真↑は道路の擁壁のコケの上に生育していたマルバマンネングサです。

またこちら↓↓↓の写真は、石積みに少し残っていた土の上で生育しているマルバマンネングサです。

このようにマルバマンネングサは僅かに水分が補給できる場所があれば生育することができるのです。

セダムの仲間マルバマンネングサ

マルバマンネングサは「セダム」と呼ばれる多肉植物の仲間です。

学名も “Sedum makinoi Maxim.”という名前のとおり、牧野先生の名前の前にSedumという表記があります。

ここからは、少し「セダム」について触れてみたいと思います。

屋上緑化で使用されることが多い「セダム」

セダムという植物は僅かな土があれば生育することができます。

この「大変乾燥に強い」という特色を生かして、以前は屋上緑化などで頻繁に導入されました。

私も以前、屋上緑化の会社に在籍していたため、「セダム」を使用した屋上緑化を提案したりしていました。

ですが、このセダムですが実は高温には強いが多湿に弱いという弱点があります。

一夜にして全滅したセダム

私は以前在籍していた会社で屋上緑化に適した植物を選び出すために、様々なセダムを育成させていたことがあります。

今では名前も忘れてしまった「青い葉のセダム」を育成していたときのことです。

「おぉ～、順調、順調」と元気に育っていた「青い葉のセダム」は、ある梅雨の日の朝会社へ行ってみると、全てがカビが生えてたみたいになって、枯れてしまっていたという経験があります。

セダムは確かに僅かな土でも生育できて高温にも強いのですが「多湿」や「蒸れ」には非常に弱いのです。

マルバマンネングサも生育しているのは直射日光が当たらない場所

「高温多湿に弱い」という性質は、マルバマンネングサの生育している場所を見れば「なるほど」と思うかもしれません。

確かにマルバマンネングサは僅かな土やコケがある場所で生育している様子を観察することができます。

ですが、その環境を見ると、擁壁の影や石積みの裏側、コケの生えている場所など、「高温多湿」の状態にならない場所なのです。

屋上緑化で使用するなら「常緑キリンソウ」がおすすめ

屋上緑化の話題に触れたので、屋上緑化におすすめの植物についてもう少し。

セダムは乾燥には強いが多湿には弱いという性質を克服した屋上緑化におすすめの植物があります。

その植物とは「常緑キリンソウ」といいます。

海岸に生えている日本の在来の「キリンソウ」という植物を改良した植物で、「キリンソウ」が冬には落葉してしまう植物であるのに対して、この「常緑キリンソウ」は冬にも青々としている植物です。

セダムの「高温多湿に弱い」という弱点を克服した植物でもあります。

特許を得ている植物ですので、詳しくは公式サイトをご覧ください。⇒(株)フジタ

最近のおすすめセダム「ドリームスター」

マルバマンネングサに限らずセダムは高温多湿に弱いという弱点があるのですが、最近注目しているセダムがあります。

それは「セダムドリームスター」というセダムです。

これも、おそらくマルバマンネングサの仲間だと思うのですが（確認中です）黄色の葉っぱは、他の多肉植物の中でもひときわ目を惹きます。

筆者の庭に植えて観察しているのですが、この記事を作成している梅雨の時期においても、元気に黄色い葉を広げています。

筆者の駐車場では、コンクリート土間に屋上緑化で頻繁に使われる「メキシコマンネングサ」という植物を植えているのですが、それよりもきれいに生育しています。