プロ考案 雑草の生えない芝生 8か月後 雑草は生えていないか

雑草対策のプロが考えた 雑草の生えない芝生

設置してから8か月経過したので本当に雑草は生えないのか、レポートしたいと思います。

緑守
私が考え付いた雑草の生えない芝生工法で8カ月たっても雑草ははえてないかレポートします。
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雑草対策のプロが考えだした 雑草の生えない芝生 とは

▲試験的に設置している雑草のはえない芝生

雑草対策のプロである私が考えだしたのは、雑草の生えない芝生をつくる方法です。

DIYでも簡単にできる方法です。

これから新築を建てようと思っていて、「庭を芝生にしたいけど、雑草が大変だろうな」と思っているあなた。

庭が雑草だらけになっていて、「この雑草だらけの庭なんとかならないかな」と思っているあなた。

参考にしていただけるとうれしいです。

芝生に雑草はなぜはえる?

ところで、そもそもどうして芝生には雑草がはえてくると思いますか?

緑守
芝生に雑草がはえる原因がはっきりわかれば、その原因をとり除くと、雑草の生えない芝生ができるというわけです。

芝生に雑草が生えるのは大きくわけてふたつ理由があります。

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芝生に雑草がはえる理由①

▲ちょっと油断しているとすぐに雑草だらけになってしまいます。

芝生の雑草が生える理由のひとつめは、芝生を張る前の土の中に雑草の種や多年草(何年も成長する雑草)の雑草の根が残っているからです。

土の中にある雑草の種は何十年も生き続けます。

場合によっては数百年も生き続けるとの報告もあります。

なので土の中の雑草の種を取り去ることは不可能です。

これらの雑草の種が芝生を突き抜けて生えてくるというのが、芝生に雑草が生える理由のひとつめです。

芝生に雑草が生える理由②

芝生に雑草が生える理由のふたつめは、風や動物などに運ばれてくる種が芝生のあいだの土の部分に落ち発芽するということです。

▲飛んでくる種や鳥が運んできた種から雑草がはえます。

わたしたちの周囲にはありとあらゆる場所に植物が生えています。

これらの中には、一本で膨大な種をまきちらす雑草もあります。

芝生の雑草がはえる理由のふたつめは、これらの周囲から飛ばされてきた雑草の種が原因です。

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土の中からはえる雑草と飛んできた種からはえる雑草。やっかいなのはどっち?

上のふたつの理由のうち、やっかいなのはどっちの雑草だと思いますか?

答えはひとつめ「土の中に残っていた種や根から生えてくる雑草」です。

緑守
土の中に眠っていた種や根から発芽する雑草の繁殖力はヤバイです。
▲土の中に残った根から生えてくる雑草は一年でこんなにでかく成長してしまいます。ヤバいです。(写真はカラムシ)

芝生をはる前から土の中にある種から芽を出してくる雑草は、最初から土の中にあるので、発芽すると抜くのも大変です。

また、芝生をつきぬけて出てくるので、それだけ強い雑草です。

抜こうとすると、芝生ごとぬけてしまったりします。

これに対して風や動物に運ばれてくる雑草の種は、小まめに注意をしていれば、それほど対策が難しいわけではありません。

雑草対策のプロが考えた 雑草の生えない芝生 は、土の中からの雑草を生えさせない方法

▲芝生をつきぬけて生えてくる雑草はホントにやっかいです(スギナ)

雑草対策のプロである私が考えた「雑草の生えない芝生」とは実はこのやっかいな、土の中にある雑草をはやさないようにする方法です。

この対策をするだけで、芝生にはえてくる雑草の量は、思いっきり少なくなるはずだと考えました。

なので「雑草の生えない芝生」は本当は言い過ぎです。

「雑草の生えにくくなる芝生」というのが本当は正解です。

緑守
正確にいえば雑草のはえにくい芝生というのが正解なのですが・・・

でも、この 雑草の生えない芝生 の方法でDIYで芝生をはることで芝生の雑草対策は、ものすごく楽になるはずです。

DIYで 雑草の生えない芝生 をつくる方法

雑草の生えない芝生 はDIYでつくることができます。

模式的に 雑草の生えない芝生 の絵を描くとこんな感じです↓↓↓

雑草の生えない芝生 イメージ断面図

順をおって 雑草の生えない芝生 の作り方を説明していきますね。

手順1:雑草をとりのぞき整地する

まず雑草の生えない芝生を設置する箇所の草刈りを行います。

こちらが着工前の状況です↓↓↓

設置したい箇所の草刈りを行います。

お庭の芝生ならもう少しきめ細やかに整地を行って石や雑草の根をとりのぞいたほうが、芝生は綺麗に仕上がりますが、この場所はお墓の前の空き地なので、かなり大雑把に行っています。

とりあえず草刈りだけ行った状況です↑↑↑

沢山雑草の根も残っていますが、これらの残った雑草を抑えることができるかどうかの試験も兼ねているので、これで良しとしています。

お庭に設置する場合は、ラウンドアップマックスロード等の除草剤で、一旦すべての雑草を枯らして地面を平らに整地してから設置したほうが良いと思います。

▲お庭で設置する場合は一度ラウンドアップマックスロードなどで雑草を枯らしてから設置するのが良いと思います。

手順2:防草シートを敷く

草刈りをした箇所に防草シートを敷きます。

今回使用したのは耐久性が7年を目安とされているシートです。

裏面が不織布防草シート、表面が織り目のある防草シートの二層構造になっています。

コスパが良いので最近お気に入りのシートですが、もう少し安価なものでも良いと思います。

ちなみにお値段は10㎡で2800円くらいですので、1㎡に換算すると300円弱。

何度か試して、この防草シートが一番コスパが良いと感じています。

防草シートは10cm以上重ね合わせます

▲防草シートの重ね合わせは10cm以上を目安に。

防草シートを敷くときは重ね合わせが大切です。

私の場合は10cm程度重ね合わせるようにしています。

防草シートのメーカーも10cm以上重ね合わせるように紹介されています↓↓↓

防草シートの継ぎ目は、シートの重ねを10cm以上設けてください。重ねが狭すぎると雑草が出てくる原因となります。(引用元:防草シートドットコムさま

本来であれば防草シートの固定ピンを使用してシートを固定するのですが、今回はこの上に芝生用の土と芝生で抑えることになるので固定ピンは四隅を仮止め程度としています。固定ピンを設置しているのは四隅だけなので、ピンによって穴があく割合はごくわずかです。穴をあけるとどうしてもそこから雑草が生えてきますから↓↓↓
▲防草シートのちょっとした隙間や穴から雑草は生えてきます。

防草シートの上に土を敷きならす

防草シートの上に土を敷きならします。

土の厚さは3cmとしました。

造園工事屋さんやゴルフ場など芝生を扱っているプロの目線からすると「そんな厚さで芝生が耐えられるわけないだろう」と言われそうな薄い土の厚さです。

土の厚さについては、防草シートには透水性があるので土壌水分は下から供給されるでしょうし、以前屋上緑化の仕事をしていた際に、土の下に保水性のよい素材を使用したときに、3cmの厚さでも芝生は生育できることを経験しているので、それよりは条件はいいだろうと思い、とりあえず3cmという非常に薄い厚さで試験的に行ってみることにしました。3cmで育たなかったら「ほら見たことか」と笑ってやって下さい。
必要な土の量の計算は以下のとおりです。
ちなみに今回設置したのは2㎡です。
面積2㎡✕厚さ0.03m✕1.2(締固めによるロス率)=0.072㎥=72リットル
72リットル÷25リットル(1袋の量)=3袋
ということで3袋準備したのですが、地面を整地していないこともあって、思ったよりロスがあり、1袋追加しました。
▲ロスが出てしまったので一袋追加しました。
▲土を敷きならした状態です。
▲土の厚さを確認。だいたい3cmくらになっています。

芝生をはってピンで固定し目土をいれて完成

土を敷きならした上に芝生をはっていきます。

今回は2㎡設置したので、芝生を2束ホームセンターで購入しました。

以前は500円くらいで購入できたのですが、物価高のせいか670円ほどもしていました。

芝生をしきならしたあと、ピンで固定します。

この芝生をピンで固定する必要は普通のお庭では必要ありません。

今回設置しているのは、山の中のお墓の前の空き地なので、以前芝生をはった際に、イノシシに掘り起こされて芝生が枯れてしまった経験をしたのでピンで固定しているわけです。

このピンは防草シートに穴をあけることにもなり、その穴から雑草が生えることが予測されるので

本当は設置したくないのですが・・・

▲本当は設置したくないのですが、イノシシに引きはがされるよりましですね。
▲目土をして完成です。

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