防草シートのデメリット のひとつに「見かけが悪い・不自然」という点があります。
このデメリットを解消する「新工法」を発想しましたので紹介したいと思います。
あまり他に事例は無いと思います。
ホントに防草シートのデメリットは解消されるのか、実験してみましたので紹介したいと思います。
防草シートのデメリット にはどのようなものがあるか
まず防草シートのデメリット を確認しておきましょう。
防草シートのデメリット について一般的に言われるのは、次の5つです。
防草シートのデメリット 1:防草シートを敷くのに手間が掛かる
防草シートのデメリット として挙げられるのが、「防草シートを敷くのに手間が掛かる」という点です。
広々したところに「バサーッ」という感じで広げるだけであれば、それほど手間はかからないでしょう。
ですが、実際には様々な構造物などがあるので、端部の加工が必要になる場合が多いです。
その都度ハサミやカッターで加工したり、隙間を「防草テープ」で埋めたりという作業が発生します。
確かに「防草シートは手間が掛かる」という防草シートのデメリット も頷けます。
防草シートのデメリット 2:防草シートの隙間から雑草が生えてくる
防草シートのデメリット の二つ目は、「防草シートの隙間から雑草が生えてくる」というデメリットです。
防草シートで確実に太陽の光が当たらないように地面を覆えば、防草シートの下の雑草は枯れて、はえてこなくなります。
【参考】除草剤を使わずに草を枯らす方法 ブルーシートと新聞紙で雑草が枯れる!?
除草剤を使わずに草を枯らす方法 を紹介するページです。 緑守 どのくらいで枯れるかやってみましたので参考になると嬉しいです。 除草剤を使わないで雑草を枯らすために、今回はブルーシートと古新聞を使います。 […]
しかしちょっとした隙間があれば、例えばピンの穴からでも雑草が生えてきます。
隙間が無いように防草シートを敷くのは大変ですね。
防草シートのデメリット 3:防草シートは紫外線で劣化するので定期的な交換が必要
防草シートのデメリットの3つめは、「防草シートは紫外線で劣化するので定期的な交換が必要」というデメリットです。
ホームセンターで販売されている防草シートや通販で販売されている防草シートを見ると、「耐久年数」という表記があります。
当然耐久年数が長いほど、防草シートの価格は高くなります。
とはいいながらも、耐久年数が長い防草シートでも永久に劣化しないわけではないので、どこかの時点で交換が必要になるデメリットはあります。
このデメリットを克服するためには、防草シートの上を砂利などで被覆することで、交換までの期間を伸ばすことができます。
防草シートのデメリット 4:固定ピンや穴埋めテープの代金が意外と掛る
防草シートのデメリット の4つ目は「固定ピンや穴埋めテープの代金が意外と掛る」という点です。
防草シートを固定するためには固定ピンと穴埋めテープが必要になります。
固定ピンは防草シートを地面に固定するもの。
穴埋めテープは、固定ピンであいた僅かな隙間をテープで補強するものです。
固定ピンであいた僅かな隙間でも、雑草はそこから生えてきます。
これらの固定ピンや穴埋めテープが意外に費用が掛かります。
防草シートを固定するピンやテープの概算費用については、以下の表を参考にしてみて下さい。
防草シート1㎡あたりに掛る固定ピンと穴埋めテープの概算費用
名称 | 数量 | 単価(円) | 金額(円) | 備考 |
固定ピン | 4 | 15 | 60 | 50cmピッチで設置 |
穴埋めテープ | 4 | 16 | 64 | 1か所10cm |
防草シートの代金のほかに、固定ピンと穴埋めテープの代金として、1㎡あたり120円ほどの費用が掛かってきます。
防草シートのデメリット 5:見かけが悪い。不自然さがイヤ。
防草シートのデメリット の5つ目は「見かけが悪い。不自然なのでお庭にわ使いたくない」というデメリットです。
防草シートのメーカーも、不自然さを解消するために、「芝生のように見える防草シート」などの開発もしているみたいですが、やっぱり不自然さは解消できません。
公共の緑地でも防草シートで覆られているのを見ると「不自然だなぁ」と思ってしまいます。
ましてやお庭に防草シートは、更に違和感を感じてしまう方も、多いのではないでしょうか。
防草シートのデメリット を解決する「防草シート+砂利敷」工法
防草シートのデメリット を解決する方法のひとつとして、「防草シートの上を砂利で覆う」という工法があります。
砂利という自然物がシートの上に乗ることで、人工物である防草シートの違和感を解消することができます。
「防草シート+砂利敷」はコスパの良い雑草対策
「防草シート+砂利敷」はコスパの良い、筆者推しの雑草対策です。
防草シートの上を砂利で覆うことで、紫外線が防草シートに直接当たらないようにし、防草シートのデメリットを解消することもできます。
場合によっては半永久的に防草効果を維持できる可能性もあります。
コスパが良い雑草対策だが、お庭が一面砂利敷きというのも味気ない
「防草シート+砂利敷」はコスパの良い雑草対策といいながらも、さすがにお庭が一面砂利敷というのも不自然です。
なにより味気ないですね。
砂利敷の上では子供やペットを遊ばせることも儘なりませんね。
「防草シート+砂利」工法は、家の裏側やお庭の一部、雑草の生えて欲しくない空き地などで利用されるのが、お薦めの使い方だと思います。
「防草シート+砂利工法」にもデメリットはある。
筆者がおすすめする「防草シート+砂利工法」ですが、次のようなデメリットもあります。
- 砂利を運び、敷きならす労力が大変
- 庭などの導入した場合、見かけが味気ない
- 子供やペットを遊ばせることができない
このように考えると、お庭一面に「防草シート+砂利敷工法」を導入するのは躊躇してしまいますね。
ここからが本題です。
筆者はある「新工法」で、「防草シート+砂利工法」を越える「防草シートのデメリットを解消する工法」を発想しました。
この方法であれば、防草シートのデメリットを解消できると思います。
次からのページで紹介していこうと思います。