雑草対策のプロが考えた 雑草が生えない芝生 工法 (6)冬の対策

今回は、雑草対策のプロが考えた 雑草が生えない芝生 工法 (6)冬の対策ということで紹介します。

雑草が生えない芝生とは、雑草対策を主な仕事としている筆者が考案した、雑草が生えない芝生の工法です。

雑草が生えない芝生 工法断面図
▲雑草が生えない芝生 断面図

雑草が生えない芝生の設置方法や経過については、過去記事からご覧ください。

【過去記事】雑草が生えない芝生 工法 (1)雑草対策のプロが考案した新工法。雑草が生えない芝生は実現できるのか?

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雑草が生えない芝生 1年経過後の写真

雑草対策のプロが考えた 雑草が生えない芝生は本当に雑草が生えないのでしょうか?

一年経過後の写真をご覧頂ければ一目瞭然です。

普通に芝生を張った一年後の写真

▲通常の芝生の張り方をした箇所の経過一年後の写真

こちらの写真↑↑↑が普通の地面に芝生を張った箇所です。

芝張りをするときに、表面の雑草は抜いてから土を耕し芝生を張ったのですが、一年でこのありさまです。

土の中に残っていた根や種から雑草が発芽したというわけです。

一応雑草の下では芝生が一応生きてはいるのですが、放置しておくと早晩枯れてしまいそうですね↓↓↓

▲雑草の下で芝生は生きてはいるのですが・・・
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雑草が生えない芝生 一年後の写真

上の雑草だらけになった芝生の対して、筆者が考えた雑草は生えない芝生の一年後の様子はこちらです↓↓↓

▲雑草が生えない芝生 工法を設置した一年経過後の写真

明らかに雑草の生え方が少ないのが、お分かり頂けると思います。

樹木から奥側が普通の芝生を張ったところ。

樹木から手前が、雑草が生えない芝生工法で芝生を設置した箇所です。

雑草が生えない芝生 工法を採用しても多少の雑草は生えてくる

雑草が生えない芝生 工法で芝張りをしたわけですが、それでも多少は雑草は生えてきています。

▲セイダカアワダチソウやメヒシバなどが生えています。
▲アザミの仲間も生えていました

これらの雑草ははえてきたのは、芝生張りをする際に、芝生をピンで固定したためです。

この固定ピンが芝生の下の防草シートにも穴をあけ、この穴から雑草が生えてきたわけです。

▲芝生をピンで固定していますが、本来は必要のないものです。

この芝生を固定するピンは、本来は必要のないものです。

筆者の場合はお庭の芝生とは少し事情が違うのです。

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イノシシ対策として芝生をピンで固定

実はこの雑草が生えない芝生 工法を設置しているのは、人口の少ない山里で、代々のご先祖様のお墓の前の空き地なのです。

山が近く、以前イノシシにせっかく張った芝生を掘り返されてしまったので、ピンで固定しています。

なので、固定ピンを必要が無い場合、防草シートに穴をあけることもなく、雑草が生える恐れは、かなり減らすことができるのではないかと思います。

雑草が生えない芝生 の冬にしておくべき雑草対策

雑草が生えない芝生とはいいながらも、いくらかは雑草は生えてきてしまっています。

ですが、このくらいの雑草であれば、冬の間に対策することで、翌春からの雑草をかなり減らすことができます。

冬の間にしておくべき対策は、芝生を設置している場所によって異なります。

芝生の近くに花や樹木が無い場合

芝生の近くに枯れては困る花は樹木が無い場所では、雑草対策はとても簡単です。

ホームセンターなどで販売されている、芝生用除草剤のうち「粒状」とか「効果が長持ち」と書かれている除草剤を、パラパラとまいておくと、翌春からはほぼ雑草が出てきません。

ただし、これらの除草剤は効果が長持ちするということは、周囲の花や樹木に影響を与える場合がありますので、そのような場所では使わないほうが安心です。

代表的な粒状の芝生用除草剤には、「シバキープ」や「シバニードアップ」と呼ばれるものがあります。

シバキープの使い方については、過去記事で詳しく紹介しました。

【過去記事】シバキープ 使い方 プロが解説 庭の芝生の雑草に合った シバキープの使い方

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芝生の近くに花や樹木がある場合

▲近くにレモンや梅の果樹などを植えているので粒状の除草剤は使えません。

近くに大切な樹木や果樹や花などを植えている場合は、粒状の除草剤を撒くことはおすすめしません。

粒状の除草剤は地表に長く残り周辺の樹木や草花へ影響が出る場合があるからです。

このような場合は、雑草を見つけるたびに、シバキープエースシャワーなどのスプレー式の除草剤がおすすめです。

シバキープエースシャワーは 雑草が生えない芝生 の中のスギナにも効果あり

シバキープエースシャワーは、アシュラムとMCPPを主成分とする混合剤なので、芝生の中のやっかいな雑草にも効果があります。

スギナにも効果があります。

▲スギナへシバキープエースシャワーを撒く前
▲スギナを枯らすことができましたが、後から生えてきた雑草にもワンプッシュで効果があります。

冬に茶色くなっている芝生の中で、小さな雑草が生えているのを見かけたら、シバキープエースシャワーをワンプッシュしておくと、これらの多くの雑草を退治することができます。

ただし、効果は長続きしないので、冬の芝生の中を歩く際に、シバキープエースシャワーを持ち歩いていて、小まめにワンプッシュするだけで、春には随分きれいな芝生とすることができます。

シバキープエースシャワーは、ホームセンターで在庫切れの場合が多いので、楽天市場などの通販サイトでの購入がおすすめです。楽天市場で購入するなら、ポイントサイト経由で購入するのがおすすめです。ポイントサイト経由で楽天市場へ入ると、ポイントサイトのポイントと楽天市場のポイントのダブル取りが可能です。おすすめのポイントサイトはハピタス。私はこのハピタスを使って毎月4000円分くらいのポイントを貯めています。

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雑草が生えない芝生 冬の対策まとめ

雑草が生えない芝生 冬の対策を紹介しました。

筆者が考えたこの 雑草が生えない芝生 工法の断面図を確認しておきましょう。

この工法には、大きくふたつのメリットがあります。

雑草が生えない芝生 は防草シートによって土の中からの雑草の発生を抑える

現況の土の上に防草シートを敷くので、土の中からの雑草の発芽を抑えることができます。

土の中に残っている雑草の根は、「多年生雑草」といわれ強力な雑草が多いので、これらを防草シートで抑えるというのは、大変合理的だと思っています。

雑草が生えない芝生 は防草シートの劣化を抑える

もうひとつの意味は、防草シートの上に芝生を張ることによって、防草シートの紫外線劣化を抑えることができるという効果です。

防草シートは、紫外線で劣化します。

100均などで購入する防草シートは、1年経たずに数か月で劣化してしまいます。

▲半年ほどで劣化してしまったダイソーの防草シート

防草シートの上に芝生を張り、雑草が生えない芝生 工法を採用することで、防草シートの劣化も長期間抑えることにつながります。

冬の間に小まめに雑草対策をしよう

雑草が生えない芝生 といっても、完全に雑草を押さえられるわけではありません。

ですが、通常の芝生の張り方と比較して、比べ物にならないくらいの雑草の発生を抑えることができます。

それでも、ちょこちょことは雑草も出てきますので、冬の間に小まめに雑草対策をしましょう。

そうすれば、春からは綺麗な自然な芝生を楽しむことができると思います。

上手に雑草対策をしてみて下さいね。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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