雑草の生えない芝生 というと「人工芝」を思いうかべる方も多いと思います。
ただ、DIYで人工芝を設置することは、当ブログではおすすめしていません。
というのも、DIYで人工芝を設置すると、多くの場合失敗する例が多いからです。
業者さんに人工芝の設置を頼むのであれば、失敗は少ないと思いますが、経年劣化は否めません。
多くの場合、人工芝の耐用年数は7年から10年と言われています。
ペットや子供たちを自由に遊ばせる場合は、耐用年数はさらに短くなるでしょう。
雑草の生えない芝生 工法を実験中です。
このブログでは、雑草の生えない芝生 工法について実験中です。
この雑草の生えない芝生工法を、思いついた筆者が2023年9月に、お墓の前の空き地に、この雑草の生えない芝生を設置しました。
この記事を作成している2024年6月時点で、9カ月ほど経過しているわけですが、本当に雑草は生えて来ていないでしょうか。
お墓の前の空き地の「雑草対策」としての「雑草の生えない芝生」
「雑草の生えない芝生」をお墓の前に空き地に設置しようとしたのは、空き地の雑草対策のためです。
雑草対策のプロである私は、除草剤で管理すれば、雑草は簡単に退治できるわけなのですが、両親から「お墓の前に除草剤を撒くなんて何事か(怒)」と、除草剤をおおぴらに撒くことに許しがでないためです。
実は芝生はもっともすぐれた雑草を管理しやすいグランドカバー植物です。
雑草対策としてのグランドカバー植物は、「イワダレソウ」「ヘデラ類」「テイカカズラ類」「ヒメツルソバ」「ツルニチニチソウ」「ミント類」「ダイコンドラ」などなど様々なものがありますが、いずれも雑草を完全に抑えることはできません。
春から秋にかけて咲くまん丸い可愛い花があります。特に、ピンク色の目立つのは晩秋。 「ヒメツルソバ」という花です。 道端や公園のグランドカバーの縁などに、ピンク色の可愛い金平糖みたいな小さな花を咲かせています。 この「ヒメツ[…]
そんな中で、芝生の中に生えて来た雑草は、芝生用除草剤を使えば、非常に簡単に管理できます。
防草シートだけでは半永久的な雑草対策とはならない
雑草対策としてもっとも手軽で簡単に設置できて、雑草対策の効果が大きいのは「防草シート」です。
ただ、直射日光が直接当たる場合、防草シートの耐用年数はどれほど長くても20年程度でしょう。
性能の悪い防草シートだと場合によっては一年でボロボロになるものもあります。
ダイソー 防草シート 耐久性 について紹介するページです。 緑守 こんにちは、緑守です、雑草対策のアドバイスをしています。 ダイソーの防草シートの評判を調べた結果、良さそな評判だったので実際に購入し設置してみました。設[…]
つまり、どこかの段階で、防草シートを張り替えなければならないということです。
しかも、防草シート単体では見かけ上の「違和感」が感じられてしまいます。
防草シート単体で雑草対策とするためには、防草シートのデメリットも知っておくことをおすすめします。
直接太陽光が当たらなけば防草シートは半永久的に利用できる
太陽光が直接防草シートに当たると、耐用年数は長くても20年程度です。
もっともこれはプロ仕様の場合で、ホームセンターなどで販売されているものは、7年程度の耐用年数が多いでしょう。
ですがこの太陽光を遮断してあげると、防草シートの耐用年数は格段に長くなります。
防草シートのデメリット のひとつに「見かけが悪い・不自然」という点があります。 このデメリットを解消する「新工法」を発想しましたので紹介したいと思います。 緑守 雑草対策のプロが発想した新工法について紹介します。 […]
つまり防草シートの上に何かを敷均せば、防草シートに直接太陽光が当たることを避けることができ、防草シートの太陽年数は格段に長くなるということです。
防草シートに上に敷く材料として、もっとも簡単で安価に抑えることができるのは「砂利」です。
【関連】防草シート 砂利 何袋 必要?防草シートに砂利敷をするときの防草シートの選び方。
防草シート 砂利 を敷くときに砂利は何袋必要でしょうか? 防草シートの選び方や選ぶ時の注意点とともに紹介するページです。 緑守 防草シートを砂利で覆う雑草対策はDIYでもできるコスパ最高の雑草対策です。 最強の雑[…]
私の場合も、お墓の前の空き地の雑草対策として「防草シート+砂利」を検討したのですが、問題はその重量です。
約200㎡ほどの空き地ですが、砂利を3cmの厚さで敷きならそうと思えば500袋あまりの砂利が必要です。
これはあまりも腰への負担が大きい。
ということで、防草シート+砂利は、通路に当たる部分のみ設置し、その他の部分は別の方法を考える必要がありました。
雑草の生えない芝生 工法は「防草シート半永久」「芝生から雑草が生えない」「違和感解消」の一石三鳥のアイデア。
防草シートを半永久にするために思いついたのが、防草シートの上に芝生を貼る方法です。
防草シートの上に芝生を貼ることで、太陽光が直接防草シートにあたることを避けることができ、防草シートの半永久的な耐用年数を期待できます。
また防草シートを張ることで、地中からの雑草はほぼシャットアウトできます。
さらに、地中から生えてくるやっかいな雑草は、防草シートがガードしているので、芝生からもやっかいな雑草は生えないことになります。
風などで飛んでくる雑草の種が芝生の表面に落ち、これらの種が発芽し、雑草が生えることが予想されますが、これらの種から生える雑草の対策は、それほど労力が掛かるものではありません。
さらに防草シートの景観的な違和感も解消できるということで、一石三鳥のアイデアだと自負しています。
子供やペットも自然の芝生で遊ばせることができます。
DIYで設置してもほぼ失敗することはないでしょう。
一石五鳥になってしまいました。(笑)
雑草の生えない芝生 工法 設置9カ月経過後の様子
雑草の生えない芝生の推しポイントまで上げてるけど、ほんとにそんなにうまく行くのかというあたりが気になりますよね。
設置してから9カ月たった段階では、いまのところ思ったよりうまく行っているという状況です。
ただし、設置したのが昨年の9月。
こちらの写真が9カ月経過した今年の6月。
まだまだ雑草が盛んに成長するのはこれからが本番。
どのような状況になっていくのか、継続的に報告していくので、ときどき覗いて頂けると、ホントにそんなにうまく行っているのかどうか、参考になると思います。
ちなみに「雑草が生えない芝生の種」は大失敗
ちなみに同じ理由から、雑草の生えない芝生の種「ティフブレア」について、同じような理由から、こちらのお墓の前の空き地に試したことがありました。
【関連】ティフブレアで雑草対策(1)ティフブレアで庭の雑草対策ができるか?
簡単に言うとティフブレアーという芝生が雑草対策に効果があるとのこと。ティフブレアが本当に雑草対策となるのか検証していくページ(その①) 雑草対策になると評判の芝生「ティフブレア」とは ティフブレアーはセン[…]
だけど残念ながら、ティフブレアについてはうまくいきませんでした。
このティフブレアに対して、今回設置している雑草の生えない芝生は、随分と手ごたえを感じています。