簡単に言うとティフブレアーという芝生が雑草対策に効果があるとのこと。ティフブレアが本当に雑草対策となるのか検証していくページ(その①)
雑草対策になると評判の芝生「ティフブレア」とは
ティフブレアーはセンチピートグラスの改良品種
ティフブレアーは「センチピートグラス」という芝生を改良して、寒さでも生きられるようにした芝生です。
従来の「センチピートグラス」は耐寒性が弱く、日本の冬を越せられない場合がありました。
この耐寒性の弱い「センチピートグラス」を改良することで、「ティフブレアー」は日本の冬でも生きられるようになったのです。
センチピートグラスはアメリカなどでよく使われる西洋芝
このティフブレアが雑草対策になると評判になっていいます。
ティフブレアー(センチピートグラス)は、西洋芝の一種です。
西洋芝というと、ゴルフ場のグリーンなどでよく使われるベントグラスやブルーグラスなどが一般的です。
ただこれらのゴルフ場でよく使われるこれらの西洋芝が、冬も緑なのに対して、センチピートグラスは冬は日本のコウライ芝と同じように茶色になってしまいます。
このセンチピートグラスが雑草対策になるということで、注目をあつめていると評判なのです。
なぜ、他の西洋芝ではなく、「センチピートグラス」が雑草対策になるのでしょうか?
センチピートグラスが注目を集めるのはアレロパシー効果
ティフブレアーが注目を集めているのは「アレロパシー効果」が確認されているという点です。
アレロパシー効果とは、「ある植物が周囲に生えている他の植物の生育を抑える物質を分泌する」という効果です。
一般的によく知られている植物に、セイダカアワダチソウなどがあります。
秋に黄色い花を咲かせるセイダカアワダチソウで一面草地が覆われている様子を見たこともあると思います。
これは、セイダカアワダチソウがアレロパシー効果により、他の植物の生育を阻害することで、セイダカアワダチソウが一面はびこっているわけです。
このアレロパシー効果を「ティフブレアー(センチピートグラス)」も発揮することで、他の植物の生育を抑えることができるというわけなんですね。
ティフブレアーはどのようなシーンで使われているのか?
たんぼのあぜ
ティフブレアーがもっとも使われているシーンは、たんぼのあぜだそうです。
あぜにいろいろな背の高くなる雑草が侵入してくると、その雑草のせいで影になったりして、作物に影響がでますからね。
お百姓さんは頻繁に草刈りをしなければならなかったわけです。
ですが、「ティフブレアー」を導入することで、草刈りの手間が少なくなったということで評判になっているわけです。
工場緑化周辺の芝地
工場の周りの芝地などでも、このティフブレアーを採用しているところが多くなってきていると聞いています。
やはり雑草がぼうぼう映えているよりは、芝生の単一な景観であるほうがきれいですからね。
しかも雑草をはえにくくしてくれるのであれば、工場にとってはティフブレアーはうれしい芝生といえそうです。
あまり人が立ち入らない公園の周辺緑地
あまり人が立ち入らない公園の周辺緑地でも、ティフブレアーは利用されているようです。
人の立ち入りが多い芝生では、ティフブレアーは採用されていないとのこと。
あまり踏圧(足などで踏みつけられること)には強くないのかもしれませんね。
ティフブレアで雑草対策。ティフブレアで庭の雑草対策ができるか?(その①)まとめ
今回はティフブレアーについて簡単に紹介してみました。
私も以前から名前は聞いているのですが、実際に使用したことがありませんでした。
ですが、いろいろ調べてみると、なかなか良さそうな気がします。
ということで、次回から実際にティフブレアーの雑草対策効果について、試していきたいと思います。
順次更新していきますので、興味のあるかたはどうぞご覧くださいね。