ススキみたいだけど大きな穂が目立つ植物「パンパスグラス」
ススキより遥かに大きく白い穂が目立つ植物は「パンパスグラス」というススキの仲間です。
ただしパンパスグラスの原産地はブラジル、アルゼンチン、チリなどの南米大陸の草原です。
日本にはいつごろ持ち込まれたのかは定かではありませんが、秋につける白い大きな穂が特徴的なため、公園でのアイストップや、ビール工場などのゲート前広場の装飾としても利用されています。
パンパスグラスの別名は?
パンパスグラスには日本名があります。
その名も「シロガネヨシ」
イネ科シロガネヨシ属という種類になります。
ススキの化け物!?
インスタやツイッターなどをみると「ススキの化け物!?」と投稿されている方もいますが、ススキは「イネ科ススキ族」
パンパスグラスは「イネ科シロガネヨシ属」ということで、まったく「属」がちがう種類の植物という扱いになります。
パンパスグラスの白い穂は花なの?種なの?
白い穂が目立つパンパスグラスですが、この穂は一体なんなのでしょう。
この「穂」は実はパンパスグラスの花なんです。
パンパスグラスには雄株と雌株があり綿毛がたくさんあるほうが雌株です。
パンパスグラスの利用方法
パンパスグラスは白い穂がとても特徴的なので、切り花やドライフラワーとしても利用価値が高い植物です。
パンパスグラスの花穂の部分は、葉や茎とちがってもともと乾燥しているので、ドライフラワーにしても、屋外にあるときの状態と見た目や風合いがそれほど変わりません。
パンパスグラスの花の色は優しい淡いベージュ色で、やさしい雰囲気のある綿毛の花なので、インテリアとしても人気があります。
洋風のお部屋にかざってもいいし、「ススキ」にも似ているので和風の部屋でも使いやすいということで、秋の切り花としても人気のある植物なんですね。
パンパスグラスの切り花の値段
パンパスグラスは切り花としても人気ということで、どのくらいの値段で販売されているのか調べてみました。
パンパスグラスの切り花は「ドライフラワー」として販売されている例が多いようです。
値段もまちまち。
5本5000円で販売されていたり、4本セットが2100円で販売されていたり。
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パンパスグラスは育てやすい植物で、道端や草むらでも放置状態で元気に毎年白い大きな花穂をつけています。
ドライフラワーとしても使いやすい植物なので、商材としては面白いかなと思いました。
パンパスグラスは育てやすい!?
パンパスグラスは日本の気候ではとても育てやすい植物です。
一度活着してしまえば、道端でも畑でも草原でも、秋に白い穂をつけた様子を見ることができます。
パンパスグラスが白い穂をつけるのは9月から11月くらい。
白い穂をつけているあいだは観賞価値が高いですが、花のない期間は「化け物みたいにでっかい雑草」みたいな雰囲気ですので、お庭で育てるには不向きかもしれませんね。
パンパスグラスの花言葉
パンパスグラスの花言葉は「光輝(こうき)」「雄大な愛」だということです。
パンパスグラスから受けるイメージにピッタリの花言葉ですね。
パンパスグラスを栽培するときの雑草対策
パンパスグラスは商品価値の高い植物ですので、栽培をして商品として販売をしてみようかと思う方もいらっしゃるかもしれません。
ちなみにパンパスグラスの苗は、1鉢2750円くらいで販売されています。
かなり高価な苗ですね。
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パンパスグラスは、植え付けた後の管理は、ある程度成長してしまえば、それほど気を付けなくても元気に育ちます。
ただし、植え付けた苗がまだ小さい間は、他の大きくなる「セイダカアワダチソウ」や「ヨモギ」などの広葉雑草に被圧される恐れがあるため雑草対策をしたほうがいいでしょう。
パンパスグラスはイネ科植物なので「芝専用除草剤」を使用する。
パンパスグラスは「イネ科植物」なので雑草対策としては「芝専用除草剤」を使用します。
芝専用除草剤であれば、イネ科植物のパンパスグラスには影響がなく、広葉雑草にのみ除草効果を発揮します。
ホームセンターや通販サイトで「芝専用除草剤」と記載されるものを使用すると、パンパスグラスの初期成育には効果的です。