防草シートをホームセンターで購入。おすすめの防草シートのコスパを比較。

防草シートをホームセンターでも購入できるようになりました。ホームセンターでおすすめの防草シートは?防草シートの選び方を紹介しながらおすすめの防草シートについて紹介したいと思います。

このページではホームセンター大手5社で販売されている防草シートについて単価(※)や性能の比較をしながら、雑草対策をしたい箇所の用途別に、おすすめの防草シートを紹介していこうと思います。

(※単価は税込み価格。記事作成時の価格ですので詳しくは各ホームセンターの公式サイトをご覧ください)

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ホームセンターで販売しているおすすめの防草シート

ホームセンターやネット通販で各種様々な防草シートが販売されています。

正直多すぎてどの防草シートを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

雑草対策としての除草剤の選び方は以下を参考にしてみて下さいね↓↓↓

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緑守
まずはホームセンター大手5社の防草シートについて、どのようなものが販売されているかみてみましょう。

DCMの防草シート

DCMの防草シート

ホームセンターDCMの防草シートは3種類が市販されています。

耐久年数の目安が10年、7年、3年と設定されていて、1㎡あたりの単価でいうと438円、273円、97円ということになっています。

DCM防草シート

商品名
(m)
長さ
(m)
価格
(円)
単価
(円/㎡)
使用
目安
(年)
丈夫で長持ち雑草ガード
(高密度)
1 10 4,378 438 10
丈夫で長持ち雑草ガード
(ハイブリッド生地)
1 10 2,728 273 7
雑草ガード 1 10 968 97 3
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カインズの防草シート

ホームセンターカインズの防草シートは3種類市販されていて、防草シートの形状によっても値段が違います。

耐久年数の目安は10~12年、5~6年、4~5年と設定されていて、1㎡あたりの単価は296円、258円~236円、193円~120円となっています。

カインズ公式ショップサイト

商品名
(m)
長さ
(m)
価格
(円)
単価
(円/㎡)
使用
目安
(年)
超高密度防草シート 2 25 14,800 296 10~12
雑草ブロックシート 1 10 2,580 258 5~6
雑草ブロックシート 1 50 11,800 236 5~6
高密度防草シート 1 50 5,980 120 4~5
高密度防草シート 1 10 1,980 198 4~5
高密度防草シート 1 5 798 160 4~5

コメリの防草シート

ホームセンターコメリの防草シートは4種類市販されていて、防草シートの形状によっても値段が違います。

耐久年数の目安は10年、6~7年、6年、4年と設定されていて、1㎡あたりの単価は328円、196円、167円~124円、100円~80円となっています。

コメリ公式ショップ

商品名
(m)
長さ
(m)
価格
(円)
単価
(円/㎡)
使用
目安
(年)
高耐久防草シート グランキープ 1 10 3,280 328 10
不織布防草シート プロテージ NEO 1 50 9,800 196 6~7
高密度防草シート ウィードガード 0.5 50 4,180 167 6
高密度防草シート ウィードガード 1.5 50 9,280 124 6
コメリ防草シート 1 10 998 100 4
コメリ防草シート 0.5 50 2,480 99 4
コメリ防草シート 1 50 3,980 80 4
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コーナンの防草シート

ホームセンターコーナンの防草シートは4種類市販されています。

耐久年数の目安は、明確に記載があるのは、ダイオ化成の商品が4~6年と記載されているだけで、他については記載がありませんでした。各単価の比較については、以下の表をご覧ください。

コーナン防草シート公式ショップ

商品名
(m)
長さ
(m)
価格
(円)
単価
(円/㎡)
使用
目安
(年)
デュポン 防草シート プランテックス 厚み約0.64mm 2 30 29,480 491 記載なし
デュポン 防草シート プランテックス 厚み約0.64mm 1 30 14,080 469 記載なし
ダイオ化成(Dio) 高密度防草シート 0.5 50 4,378 175 4~6年
コーナン オリジナル 防草シート 厚み約0.25mm 1 5 968 194 記載なし
コーナン オリジナル 防草シート 厚み約0.25mm 1 10 1,480 148 記載なし
コーナン オリジナル 防草シート 厚み約0.25mm 1 50 3,828 77 記載なし
コーナン オリジナル 防草シート 透水タイプ 1 5 980 196 記載なし

ナフコの防草シート

ホームセンターナフコの防草シートは多くの種類が市販されています。

耐久年数の目安は10年、7年、5年、3年と設定されていて、1㎡あたりの単価は、防草シートの性能によって、469円、236円~278円、120円~173円、105円~110円となっています。

ホームセンターナフコ防草シート公式ショップ

商品名
(m)
長さ
(m)
価格
(円)
単価
(円/㎡)
使用
目安
(年)
デュポン社 防草シートプランテックス 1 30 14,080 469 10
強力防草シート 1 10 2,780 278 7
強力防草シート 2 25 11,800 236 7
強力防草シート 1 50 11,800 236 7
超高密度防草クロスシート 1 50 12,018 240 10
高密度防草クロスシート 1 5 864 173 5
高密度防草クロスシート 1 10 1,609 161 5
高密度防草クロスシート 2 50 12,018 120 5
高密度防草シート 1 10 1,609 161 5
防草クロスシート 0.5 50 2,627 105 3
防草クロスシート 2 5 1,100 110 3

ホームセンター別のおすすめの防草シート

DSC_0717

大手ホームセンター5社の防草シートの価格を見ると、だいたい以下の価格帯になっていることがわかります。

  • 耐久性の目安 10年:1㎡あたり400円台~500円台
  • 耐久性の目安 5年から7年:1㎡あたり150円台~250円台
  • 耐久性の目安 3年から4年:1㎡あたり90円台~120円台

以下、各ホームセンターで販売されている防草シートの価格の分布をグラフにしてみました。(※)

(※年数は中間値にてグラフに表示しています。例えば5~7年と記載されているものは6年として表示しています。)

このグラフを見ると、ホームセンター大手5社を、耐用年数の目安年数と価格だけで比較すると、グレーの表示の「コメリ」が、コスパが良いということになりそうです。

また、カインズの耐用年数10~12年の「超高密度防草シート」や、ホームセンター「ナフコ」の「超高密度防草クロスシート」、コメリの「高耐久防草シート グランキープ」は、耐用年数の目安が10年でありながら、価格が200円~300円台と、かなりなりコスパの良い商品ということもいえそうです。

緑守
耐用年数が長くて安いに越したことはないですね。

ということで、これら3種類の防草シートについて、おすすめのポイントをもう少し詳細にみていこうと思います。

カインズ「超高密度防草シート」とは

ホームセンターカインズ「超高密度防草シート」
素材・材質 ポリプロピレン
目付重量(g/㎡)
耐用年数の目安 10年~15年
耐候性
透水性
その他 耐候性と透水性のバランスがよい。

 

コメリ「高耐久防草シート グランキープ」とは

コメリ 高耐久防草シート グランキープ
素材・材質 記載なし
目付重量(g/㎡)
耐用年数の目安 10年
耐候性
透水性
その他 UV耐候材配合により防草効果が強力長持ち

ホームセンター「ナフコ」の「超高密度防草クロスシート」とは

ホームセンター「ナフコ」の「超高密度防草クロスシート」
素材・材質 記載なし
目付重量(g/㎡) 記載なし
耐用年数の目安 10年
耐候性
透水性
その他 不織布などと比べ耐久性に優れます。

ホームセンターで防草シートを選ぶときの目安

ホームセンターで防草シートを選ぶときの目安は、耐久年数はもちろん参考にしますが、以下も参考に選ぶことをおすすめします。

防草シート選ぶ目安1:防草シートの素材

防草シートの素材として主に使用されているのは、ポリエステル(PET)ポリプロピレン(PP)またはこれらを複合させたものです。

ポリエステルとポリプロピレンを比較すると、以下のような特徴があります。

項目 ポリエステル ポリプロピレン
強度・摩耗 強い 弱い
耐熱性 強い
(260℃くらい)
弱い
(120℃くらい)
対紫外線 強い 弱い
接着性 良い 悪い
緑守
ポリエステルは強度があり、熱や紫外線にも強く劣化しにく、防草シートに適した素材です。
緑守
ポリプロピレンは、熱や紫外線に弱いため、強度が落ちやすいです。紫外線に弱いため、基本的には砂利の下などに使用することに適した素材です。

各ホームセンターの防草シートは、素材についてまでは記載されていません。

(カインズだけは「ポリプロピレン」と記載されています。)

ホームセンターで防草シートを選ぶときに、店員さんに「素材はなんですか?」と聞いてみるのも、防草シートを選ぶ目安になると思います。

防草シート選ぶ目安2:目付重量で選ぶ

目付重量とは1㎡あたりの繊維量(重さ)です。

当然、1㎡あたりの重さが重い方が防草シートの厚みが厚いということになりますので、防草シートの能力としては高いといえます。

ただ残念ながらホームセンターの防草シートで目付重量を記載している資料は見つけられませんでした。

ホームセンターの防草シートを目付量で判断するのは難しいようです。

防草シートを選ぶ目安3:防草シートの織り方で選ぶ

防草シートの織り方には大きく分けて二つの織り方があります。

不織布とクロスシートです。

不織布のメリットとデメリット

不織布とは言葉のとおり繊維を織り込んでいない防草シートのことです。

公共緑化などで使用される防草シートの多くは不織布です。

公共で使われる殆どの防草シートは不織布です。

非常に細かな繊維を絡み合わせた防草シートで、以下のようなメリットとデメリットがあります。

不織布のメリット
  • 経年変化に対する劣化がおきにくい。
  • 隙間ができにくいので、チガヤやスギナなどの強害雑草を抑える性能が高い。
不織布のデメリット
  • 折っていないので過度の引っ張りに対してはやぶれやすい。
  • 一般的に価格は高い。
クロスシートのメリットとデメリット

クロスシートはホームセンターなどでよくみられる防草シートです。

ホームセンターの防草シートはクロスシートが主流

不織布とちがいポリプロピレンなどの繊維を織り込んだものです。

クロスシートのメリットデメリットは以下のような点があります。

クロスシートのメリット
  • 線維を織り込んでいるため、ひっぱりに対する強度は強い。
  • 基本的に値段が安い。
クロスシートのデメリット
  • ポリプロピレンが主流で耐久性に難がある。
  • 草刈り等で繊維を切ったりすると、ほつれて穴が次第に広がってしまう。
  • チガヤやスギナなどの強い雑草は、クロスの隙間から飛び出て来てしまう。

意外に掛る防草シートテープや留めピン

防草シートを敷く場合は、防草シートを固定するピンや、防草シートどうしを張り付ける防草シートテープが、意外にお金がかかることを注意しましょう。

雑草は防草シートのすきまやピンを打った穴があると、すぐにそこから生えてきます。

ちょっとした隙間から雑草は生えてきます。

完璧な雑草対策のために防草シートを敷設するのであれば、「ピンの穴」「防草シートの継ぎ目」「壁と防草シートのすきま」などのへの配慮も必要です。

特に防草シート用のテープは意外に高額なので、この費用も予算に見込んでおくことが必要になります。

この防草テープ↑↑↑は、ザバーンというもっともメジャーな防草テープになりますが、20m分で4000円近くします。

例えば、家の周囲に防草シートをはろうとすると、「完璧に雑草を抑えたい」と思うのであれば、外壁や塀にも防草シートをテープで貼り付ける必要があります。

外壁とブロック塀に両側に張り付けが必要

すると、仮に20mの長さの防草シートを張ろうとすると、両側に貼り付ける防草テープが20m×2=40m分のテープが必要です。

つまり防草テープだけで8000円分必要になるわけです。

意外に防草シート以外にもお金がかかるということを知っておくことが大切ですね。

防草シート費用を安くするには使用目的に応じて選ぶ

防草シートは目的に応じて選びましょう。
緑守
防草シート費用を安く抑えるためには、目的に応じて防草シートを選びましょう。

防草シートの価格帯グラフでみたとおり、ホームセンターで販売されている防草シートには様々な価格帯があります。

これらのそれぞれの価格帯の防草シートは、防草したい場所や目的に応じて使い分けることで、防草シートの費用を安く抑えることになります。

次回、目的に応じた防草シートの選び方の例を紹介したいと思います。⇒ホームセンターの防草シートの選び方(2) ホームセンターの防草シートは目的に応じて選ぼう

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