除草剤って安全?除草剤の安全性についてはココを見れば判る!

  • 2021年12月14日
  • 2021年12月15日
  • 除草剤
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除草剤は安全なのでしょうか。ホームセンターでも除草剤の販売面積は広く占めるようになっています。手軽に雑草を防ぐことのできる除草剤。このページでは除草剤の安全性について紹介します。

除草剤は安全なのか

緑守
除草剤は安全なのでしょうか?
最近はホームセンターでも、除草剤が広い面積を占めるようになりました。
そのくらい、雑草対策について、農家だけではなく、一般の家庭でも除草剤が使用されているようになっているという状況があります。
HCでは除草剤や殺虫剤が広い面積で販売
今回は、この除草剤の安全性について、データを示しながら、客観的に説明をしていこうと思います。
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除草剤の安全性についての所轄部署

除草剤の安全性については、農林水産省が所轄部署になります。

除草剤を含む農薬については、農林水産省が所轄する「農薬取締法」によってきびしく決められています。

第四十八条 次の各号のいずれかに該当する者は、六月以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

一  第六条第二項の規定による届出をせず、若しくは虚偽の届出をし、又は申請をしなかった者
二  第十七条第一項又は第三十六条第一項の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をした者
三  第二十条又は第三十四条第五項の規定に違反して帳簿を備え付けず、帳簿に記載せず、若しくは虚偽の記載をし、又は帳簿を保存しなかった者
四  第二十九条第一項若しくは第三項の規定による報告を怠り、若しくは虚偽の報告をし、又は同条第一項若しくは第三項若しくは第三十条第一項の規定による集取若しくは検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者五 第三十五条第一項の規定による報告を怠り、若しくは虚偽の報告をし、又は同項若しくは同条第二項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者

引用元:農薬取締法

除草剤の使用については、除草剤のメーカーはもちろん、使用する人にも厳しくルールが決められています。

これを違反した場合は罰則がありますので、使用方法には注意して使用しましょう。

農薬は毒なのか?

農薬についてよく聞かれる質問に、「農薬は毒ではないの?」という質問があります。

これについては、農薬工業会が紹介している文章が、とてもわかりやすく説明しているので、一部抜粋して紹介します。

食品も含めすべての物質がカラダにとって無害か、有害かは摂取する暴露量によって決まります。農薬はその使用量・使用方法を規定することによって摂取量をコントロールすることによって安全性が確保されています。

農薬は「毒」であるかと議論する前に、毒性とはどういうものであるかを考えてみましょう。通常は安全である食品でも、ある量以上が一度、または長期的に反復して体内に入ると、生理・生体機能に障害を生じます。例えば、食塩を一度に大量に取れば身体に変調をきたします。食塩の急性経口毒性値(ラット、LD50値)は、体重1kg当り3gです。これは、体重50kgの人を考えた場合、150gの塩を服用すると、半分の人が死んでしまうことを意味します。しかし、適量であれば食物の味を良くしたり、食物の保存性を高めることができます。

また、重要なことは化学構造の一部が変わるだけで、化学物質の毒性が大きく変わるということです。これは作用点や解毒酵素との結合のしやすさや反応の受けやすさなどの違いに起因します。現在、国内で登録されている農薬の有効成分(化学物質)は500種類以上ありますが、これらの有効成分の毒性はそれぞれ異なっています。農薬の中には毒性が高く取り扱いに十分な注意が必要なものもありますが、一方、殺虫剤、殺菌剤、除草剤などの区分を問わず食塩よりも毒性が低い農薬もあります。ただし、例え毒性の低い農薬を使う場合でも、安易に扱うことは好ましくありません。製品ラベルの記載事項をよく読み、けっして記載以外の使用はしないでください。

引用元:農薬工業会

農薬に限らず、すべての化学物質は生物に対し何らかの影響を及ぼします。その作用が生物にとってマイナスの場合に「毒性がある」といいます。また、「すべての物質は有害である。有害でない物質はなく、用量に依って毒であるか薬であるかがきまる」という、パラケルスス(1493-1541:医師)の有名な言葉は毒性学の基本になっています。つまり、前述の食塩の例が示すように、化学物質の危険性(リスク)は、「毒性」×「曝露量」の積により表現できます。

また、毒性症状(中毒症状)の発現は暴露される人間の解毒能力や健康状態によっても左右されます。例えば、疲れている時、体調の悪い時、飲酒している時などは同じ曝露量でも危険性が高まり注意が必要になります。

引用元:農薬工業会

 

「農薬工業会」という立場上、「農薬は毒です」ということは、なかなか表現しづらいだろうと思いますが、適切な場所で決められた量を適切に使用する限りにおいては、ほぼ安全に使用できると私も考えています。

どのくらいの農薬が体内に入ると影響があるのか?

それでは、どのくらいの除草剤が体内に入ると悪い影響があるのでしょうか?

これについては、LD50という値が、農薬の安全基準の目安として決められています。

このLD50について説明しておきたいと思います。

除草剤の安全基準LD50とは

除草剤の安全基準として採用されているLD50の「LD」とは「Lethal Ddose(致死量)」の頭文字です。

すなわちLD50とは、「これだけのものを摂取したら50パーセント以上の人に影響がある」という値です。

具体的には、実験動物であるマウスに、その薬剤を投与試験を行ったさいの影響を体重あたりの投与量(mg/kg)で示し、「急性毒性半数致死量」といわれます。

このLD50の値によって、薬物の種類が決められています。