お酢の除草剤 ダイソー で販売されていて人気のようです。
口コミをみても「ダイソーのお酢の除草剤でしっかり枯れた」という口コミなども多くみられます。
実際に試した結果と使ってみて良かった点と悪かった点それと注意点について紹介したいと思います。
お酢の除草剤 ダイソー で販売。枯れたという口コミが多数
お酢の除草剤がダイソーで販売されていて、「しっかり枯れた」という口コミが多くあります。
5日後。見事にほぼ枯れていました。雑草が枯れるまでには、もう少し時間がかかると思っていましたが、想像以上の効果です。
これは、使える~♪わが家では、抜くのがめんどうな細かい雑草の群れに使いたいと思います。
引用:レタスクラブさま
今度は「バシャバシャ」と・・・・・。そして 2日後・・・・・。おぉ~効いてるやん!!!!。他の 場所も効いてます!!。結局 5日ぐらい放置して 枯れた葉っぱを片付けて終了です。結論としては 思ってたより雑草に効いています。
引用:隊長もあそび隊さま
どんな種類の雑草にも効果があるのか定かではありませんが、少なくとも我が家の庭に生えてくる草には効果てきめん。100円でお手軽だし、お酢なので安全だしでなかなか良かったです。小さなお子様やペットのいるご家庭にはおすすめだと思います。
確かにお酢なので、小さな子供さんやペットさんがいる家庭にはお勧めだと思います。
ラベルにもしっかり「家族のみんなやペットに優しい」と書いてあります。
ダイソーのお酢の除草剤を散布実験
今回ダイソーのお酢の除草剤の散布実験をしたのはこちら

目立つ雑草はエノコログサ(ネコジャラシ)、ツユクサ、メヒシバ、タカサブロウ、イヌホオズキなど、一般的によく見られる雑草です。
エノコログサやメヒシバなどは、雑草対策が難しい雑草ですが、お酢の除草剤で効果あるのでしょうか。
除草剤の準備
2種類あるダイソーの除草剤
ダイソーのお酢の除草剤は2種類あります。
何が違うかというと主成分が違います。
- 主成分:食酢、ペラルゴン酸、水(写真左側)
- 主成分:食酢(写真右側)
ペラルゴン酸とは
ペラルゴン酸とは、最近注目を浴びている除草成分です。
ホームセンターなどで「安全」を謡っている除草剤に配合されている場合が多いようです。
天然にも存在する、お茶、とうもろこし、柑橘、ホップなどの食品に含まれる、直鎖飽和脂肪酸のひとつだということで、以下の雑草に効果があるとされています。
- 一年生雑草:ツユクサ、センダングサ、メヒシバ、エノコログサ、ヤハズソウ、ヒメジョオン、ヒメムカシヨモギ、コニシキソウ
- 多年生雑草:ヨモギ 、クズ、ドクダミ、タンポポ、セイタカアワダチソウ、ギョウギシバ、ウラジロチチコグサ、スギナなど
ペラルゴン酸を配合したダイソーの酢の除草剤①散布の準備
2種類あるダイソーの除草剤のうち、ペラルゴン酸を含有していて、効果が早く現れると記載されている除草剤①のほうで実験することにしました。

散布の準備
除草剤を散布する場合は以下の3点に注意をして散布することが必要です。
- どこに撒いてよいのか
- 1㎡あたりに何リットルの除草剤を撒くのか
- 何倍に薄めるのか
- 1年間のあいだに何回撒けるのか
ダイソーのお酢の除草剤の場合、①については、農耕地では使用できません。
②については、薄めた除草剤を何㎡に撒くのが適当なのか、記載がありません。
ただし、「1㎡から25㎡にまける※」と書いていますので、今回は約1㎡に撒くことにしました。
※狭い面積に撒くほうが、除草剤の量としては、多く濃密に撒けるということです。

ダイソーの酢の希釈倍率
ペラルゴン酸を配合したダイソーの酢の除草剤①の希釈倍率については、4倍に希釈と記載されています。

600mlの除草剤を作って1㎡に散布
今回は1.2リットルのじょうろをダイソーで購入し、このじょうろの約半分600mlに薄めることにしました。

600mlの散布液をつくるのに必要な除草剤は、4倍に薄めるということなので
600ml÷4=150ml
ということなので、150mlの除草剤を使用することになります。
ダイソーの除草剤は350ml入りなので、約半分の除草剤を使用することになります。

この除草剤150mlを水600mlで薄めて散布することにしました。
ペラルゴン酸を配合したダイソーの酢の除草剤①散布後の経過観察
散布前の状況

散布から4日後の状況

上の写真↑↑↑は散布4日後の様子です。
一年生雑草のタカサブウロウ、エノコログサ、メヒシバには効果が出ているようです。
ただし、枯れているのは地表面の葉だけのようです。
茎や葉の一部にちらほらと緑色の部分が見られます。
また、多年生のイヌホオズキには、枯らす効果は見られません。
散布から6日後の状況
散布から6日経過しましたが、枯れている様子に、それほど変化は見られません。
お酢の除草剤 ダイソー の口コミを見ると「5日くらいで枯れた」という口コミが多かったですが、今回私が試験した結果では、5日で全体が枯れるとは行きませんでした。
そればかりか、一旦は枯れたと思われたタカサブロウやメヒシバの葉や茎にも緑色の部分が復活してきました。


この様子だと、早晩、元通りの雑草状態になってしまいそうです。
6日経過後2回目を散布。
1回目の散布をしてから6日間経過の観察をしましたが、エノコログサやメヒシバは枯れた状態をキープしていましたが、タカサブロウについては復活してきました。
イヌホオズキについては、全く変化はありません。
といことなので、2回目の散布を実施し、経過を観察することにしました。
2回目を散布して1週間後の状況

1回目を散布し6日間経過したのち、再発生のきざしが見られたタカサブロウ、エノコログサ、メヒシバでしたが、2回目の散布でほぼ枯れた様子が確認できました。
イヌホオズキについては、ダイソーの酢の除草剤の効果は確認できませんでした。
枯れた雑草の下から別の種類の雑草が発生
2回目の散布をして、ある程度の効果が確認できたダイソーのお酢の除草剤ですが、別の種類の雑草が、枯れた雑草の下から発生しているのを確認できました。
今回新しく確認できたのは、セイダカアワダチソウとカタバミという雑草です。
セイダカアワダチソウもカタバミもお庭でよく見られる雑草です。
駆除がやっかいな雑草のひとつで、このまま放置しておくと、セイダカアワダチソウが一面覆ってしまうのだろうなという想像ができます。
葉や茎を枯らす除草剤では根本的な雑草対策は難しい
今回使用したダイソーのお酢の除草剤は、葉や茎にかかって効果を発揮する除草剤です。
新しく生えてくる雑草には効果はありません。
もっともこれは、ダイソーのお酢の除草剤に限ったことではなく、ラウンドアップなどの茎葉処理剤では、一時的な効果しかありません。
雑草を長期間撒かなくてすむようにするためには、土壌処理の雑草対策が必要です。
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お酢の除草剤 ダイソー 販売 を1回散布した結果のメリット・デメリットまとめ
デメリット1:ダイソーのお酢の除草剤の使用量はハンパ無く沢山使用することに注意
ダイソーの酢の除草剤は350mlです。
この量で1㎡から25㎡散布できます。
ということは、もっとも効果を高めようと思えば、1㎡に350mlを使用するのが効果が高いでしょう。
ということは、1㎡あたりに散布するのに100円掛るということになります。
つまり、仮に家の庭20㎡に散布しようとすれば、ダイソーの酢の除草剤は20本必要ということになります。
1回の散布に20本。
つまり2000円掛るということになります。
「100均だから安い」と思いがちですが、かなりの出費になりますね。
デメリット2:1回では枯れないので繰り返し散布が必要
今回の散布では1回の散布では枯れませんでした。
なので、続いて2回目の散布を実施することにしました。
経過については、またあらためて報告したいと思いますが、どのような雑草でも枯れるということはなさそうですので、くり返しの散布が必要と思われます。
その分、費用も掛かるということですね。
デメリット3:1年間に何回まいてよいのか記載がない
通常の除草剤は、1年間に使用できる回数が決まっています。
この散布回数を守らなければ、除草剤取り扱いの違反になります。
ところが、このダイソーの除草剤については、散布回数の記載がありません。
ダイソーの除草剤は、農薬として登録されていないので、何度撒いても良いということなのでしょうか?
これについては、一度問い合わせをして、あらためて報告したいと思います。
メリット1:繰り返し使用しても安心感が大きい
主成分がお酢の除草剤のメリットは、やっぱり「安心感が大きい」ということだと思います。
雑草が枯れきれないで、除草剤を何度撒くことが必要だとしても、安心して使えるというメリットは大きいですね。
薄める場合も、通常の除草剤であれば、ゴム手袋などをして、取り扱いに注意をしますが、お酢の除草剤の場合、それほど神経質になる必要がないのは嬉しいです。
以上、今回はダイソーのお酢の除草剤について紹介しました。
メリットとデメリットを参考にして頂けると幸いです。