家庭で使える防草シートについて値段を調べてみました。防草シートを選ぶ基準になるのは、目付と耐久性です。あまり安物を購入すると、すぐに破けてしまいますから注意が必要です。
防草シートの一般的な価格
防草シートの一般的な価格を調べるために、ホームセンターへ行って来ました。
この日訪れたホームセンターでは、「日本マタイ」というメーカーの防草シートが販売されていました。
この防草シートの価格は50㎡で2,575円。1㎡に換算すると、256円です。同じシートでも、10㎡売りだと3,963円。1㎡に換算すると約396円。
うーん、かなりな高額です。
最も安心できる防草シートはザバーン
いま、国内で流通している防草シートで、もっとも安心できる防草シートは、「ザバーン」という防草シートです。
この防草シートは、国交省ののり面工事などでも利用されています。対候性、耐久性、耐雑草の発芽性、どれをとってもトップレベルで、もっとも安心できる防草シートです。
ザバーンといえども、固定ピンの間からは雑草が出てくる
上の写真は、うちの近所の国道に「防草シートザバーン」が敷かれている様子ですが、もっとも耐久性の高いザバーンでも、「固定ピン」の間からは雑草が出てきます。
雑草はどんな些細な穴からでも出てきますので、お庭などでザバーンなどの防草シートを敷きならす場合は、できるだけピンなどで固定しない方法をとることをおすすめします。
ちなみにこのもっとも耐久性が高いとされる、防草シート「ザバーン」ですが、ネットでの一般的な通販価格は、ザバーン240というもっとも一般的なザバーンで、30㎡で12,300円くらいという価格です。
1㎡に換算すると、410円です。
これに対して、目付量が少なく、価格帯が安い、ザバーン125であれば、50㎡で13,000円くらいですから、1㎡に換算すると260円くらいです。
防草シートの値段の違い「目付量」とは
防草シートの値段の違いとなる、「目付量」について解説します。
防草シート「ザバーン」などを見ると、「ザバーン240」とか「ザバーン125」などの表示があります。この「240」とか「125」とかの表示は、防草シートの強さの目安となるもので、「目付量」と呼ばれます。
この目付量というのは、1㎡あたりにどのくらいの繊維が織り込まれているかという、繊維量のことです。
当然、繊維量が多いほど、防草効果は高くなります。
ですがその一方で、防草シートの厚み自体も厚くなり、取り扱いもしにくくなります。当然値段も高くなります。
通常の防草シートであれば、男性ひとりでも簡単に敷くことができますが、ザバーン240くらいになると重いので、一人で作業をすることは、なかなか大変な作業になります。
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失敗しない防草シートの張り方
防草シートをいくら張ったとしても、防草シートの下に雑草の種や雑草の根が残っている場合は、ほんのわずかの隙間を見つけて、雑草は必ず出てくると思ってください。
したがって、防草シートを張る前に、必ず必要になるのが、雑草を根絶させるという作業です。
どこかのサイトを見ると、 「雑草の少ない時期が防草シートを張るには最適です。」なんて書いてありますが、大嘘です。
防草シートを張るときには、まずは雑草を根絶させること。そのためには、雑草が繁茂している時期、梅雨から夏に掛けて、作業をするのがもっとも防草シートを失敗しない施工時期です。
雑草の繁茂している時期は、もっとも除草剤が効果的に使用できる時期です。この時期に除草剤で雑草を根絶させてしまいましょう。これが、もっとも防草シートの施工として、一番失敗しない方法です。
ラウンドアップで雑草を根絶しましょう。
市販されている除草剤の中で、もっとも雑草を根絶させることができるのは、「ラウンドアップ」です。どのような雑草でも、葉に掛かったら枯らすことができます。
ラウンドアップには、薄めて使うタイプと、そのまま使えるシャワー式のタイプがありますが、個人の庭で使用する場合は、シャワー式のほうがおすすめでしょう。
薄めて使うタイプがいいか、シャワー式がいいか、比較記事を書いてありますので、よろしければご覧下さい。↓↓↓
雑草が枯れてしまったあとは、地上部の雑草を除去し、そのあと防草シートを張ります。
おすすめの防草シートは?
緑守(みどりもり)の仕事をしていると、おすすめの防草シートは?という質問を受けることがありますが、防草シートの利用方法によって異なります。
このブログは、「お庭での雑草対策」をテーマにしているので、お庭で使う防草シートについて紹介したいと思います。
庭で使う防草シートは、それほど高額なものは必要ない
お庭で使用する防草シートは、それほど高額なものは必要ありません。というのも、お庭で使用する場合は、防草シートを露出させて使用する場面は、あまり多くないとおもわれるからです。
お庭で防草シートを露出させるのはやめたほうがいいです。なんといっても、景観的に美しくないです。
庭で防草シートを使用するのであれば、防草シートはあくまで芝生や砂利の下地として使用することをおすすめします。
最近では、いろいろと綺麗な砂利もホームセンターで販売されていますので、これらの砂利を敷きならすことで、、庭のデザインをすることもできます。
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このような下地として防草シートを使用する場合は、防草シートに「ザバーン240」ほどの強度を求める必要はありません。シートの上の砂利が紫外線を遮ってくれるので、紫外線劣化などを考える必要がないからです。
庭で防草シートを使用する場合の注意点は以下の点です。
- 不織布であること。
- 透水性があること
- 砂利で固定をするので、ピンに穴はできるだけあけないこと
これらの点に注意して、庭に防草シートを選びましょう。
庭で使用する防草シートの価格まとめ
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
最後に、庭で使用するのにおすめな防草シートの価格についてまとめます。
防草シートの品名 | 1㎡あたり価格 | お薦め度 | 備考 |
---|---|---|---|
ザバーン240 | 380円~ | × | 高い・重い・庭使用には不向き |
ザバーン125 | 260円~ | 〇 | 下地使いであれば、これほどのスペックは不要 |
エコナル | 250円~ | 〇 | 下地使いであれば、これほどのスペックは不要 |
アグリシート | 140円~ | ◎ | 下地で使うのであれば最適 |