雑草対策のプロ目線。ココを気を付ければ、防草シートの上に天然芝 は、防草シートのデメリットを解消する画期的な方法になる
最初のページで紹介したように、 防草シートの上に天然芝 については、否定的な口コミも多かったようです。
否定する理由は「目地から雑草は生えてくる」「防草シートの上の土の部分から雑草は生えてくる」というのが主な理由です。
ここからは、「ココを気を付ければ、防草シートの上に天然芝 は、防草シートのデメリットを解消する画期的な方法になる」ということで紹介したいと思います。
防草シートの上に天然芝 の施工方法
防草シートの上に天然芝 の施工断面は次のような断面になります。
芝生用の土の厚さは５ｃｍ程度あれば大丈夫です。
防草シートの上に天然芝 の設置の流れ①：雑草をとりのぞく
まずは生えている雑草を取り除きます。
生えている雑草を取り除くためには、ラウンドアップなどの除草剤を使用するのが効率的です。
最近では効果が長期間効果が持続する除草剤も販売されていますが、効果が長続きする除草剤は、今回は使用してはいけまぜん。
▲効果が長期間続くものは使用してはいけません。
ラウンドアップマックスロードやサンフーロンといった、「土に落ちたら分解する」タイプの除草剤を使用しましょう。
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防草シートの上に天然芝 の設置の流れ②：地表面を均す
芝生を健全に育てるためには、芝生に水が溜まらないようにすることが必要です。
芝生の表面に勾配をつけて、速やかに過剰な雨水を排水するようにしましょう。
簡易的にはハンドレベルのようなものがあると便利です。
芝生の望ましい表面の排水勾配は3～5パーセント
芝生の望ましい表面の排水勾配は3～5パーセントです。
仮に5メートル四方の芝生をはる場合、３パーセントの勾配をつけるとすれば、真中は周囲より
2.5メートル✖３パーセント＝7.5センチ
7.5センチあまり真中あたりで盛り上げるのが望ましいです。
防草シートの上に天然芝 の設置の流れ③：防草シートを設置する
▲均した地面の上に防草シートを敷きます。
防草シートを敷く際、正規の本数の固定ピンや防草テープは必要ありませんが、仮止め程度の固定ピンは打っておいたほうが作業は進めやすいです。
細かな端部のおさまりも、神経質になる必要はありません。
芝生が健全に生育していけば、雑草は次第に少なくなっていきます。
防草シートの上に天然芝 の設置の流れ④：防草シートの上に芝生用の土を敷きならす
防草シートの上に芝生用の土を敷きならします。
ホームセンターへ行くと、「芝生用の目土（めつち）」として販売されていますが、これは芝生を張るための「床土」として使用するものではありません。
芝生用の土は、使用料も多くなるため、自分で混合するのが、費用を抑えることができます。
私の場合は、
真砂土：硬質赤玉土：完熟たい肥＝６：２：２
の割合で混合し、防草シートの上に敷きならして使用しました。
防草シートの上に天然芝 の設置の流れ⑤：芝生を張る
芝生用の土を敷きならしたら、その上に芝生を張ります。
今回は試験的に1㎡の床土の上に芝生を一枚張ってみました。
土の面積を多くしたのは、防草シートの上の土の部分にどのような雑草が生えてくるか、観察しようと思ったためです。
周囲は雑草だらけなので、どのように土の部分に雑草が入ってくるのか、芝生はどうなっていくのか、観察しようと思ったのです。
