ラウンドアップを芝生に使うときに注意点。注意しないと芝生が全部枯れますよ。

ホームセンターで最もポピュラーな除草剤といえば「ラウンドアップ」でしょう。
ただしこのラウンドアップを芝生で使う場合は注意が必要です。
ラウンドアップは上で紹介した「芝生専用除草剤」とは異なり「無選択性除草剤」という範疇になります。
無選択性除草剤とは、「かかった植物は全て枯らしてしまう除草剤」という除草剤です。
つまり芝生の中で雑草を枯らそうと思い芝生までラウンドアップが掛かった場合、芝生まで枯れてしまうということになるのです。
ラウンドアップを芝生で使うおすすめの時期
掛った植物を全て枯らしてしまうラウンドアップですが、唯一芝生の中でもラウンドアップを利用できる時期があります。
ラウンドアップを芝生の中で使用できる時期とは「冬」です。
冬の間であれば芝生(コウライ芝やノシバなどの日本芝)は休眠期なので、ラウンドアップが掛かっても影響はありません。
冬でも芝生の中で緑色の葉を広げている雑草などは、見分けやすいですね。
これらの冬の間も緑色をしている雑草には、ラウンドアップで退治するのは有効です。

芝生には除草剤を使いたくない場合
芝生の除草剤を使いたくない場合は、以下のような対策をとることで芝生の中の雑草を次第に減らしていくことができます。
定期的に芝刈りを行う
芝生の中の雑草には「多年生雑草」と「一年生雑草」という大きく二種類の雑草にわけられます。
このうち一年生雑草は、寿命が一年の雑草です。
つまり春発芽して夏生育し花をつけ秋に種を落とす雑草です。(冬に生育し春に花をつけ夏に種をおとすものもあります。)
これらの一年生の雑草は種をおとす前に刈り取ってしまうと、翌年種から発芽してくることができません。
つまり定期的な草刈りを行うことで、一年生雑草の雑草対策になります。
多年生雑草はこまめに根ごと引き抜く

小まめに定期的に芝刈りを行うことで一年生雑草の場合は、次第に衰退していきます。
しかし多年生雑草の場合はそういうわけにはいきません。
多年生雑草の場合は地中に何年も根が残っているので、毎年成長していきます。
これらの多年生雑草は発見するたびに、そのつど根を引き抜く「伐根作業」が必要になります。
定期的な草刈りを行いながら多年生雑草の伐根作業を頑張る
定期的に芝刈りを続けていれば一年生の雑草は次第に衰退していきます。
したがって芝生の雑草対策とすれば、多年生の雑草対策の伐根対策に注力できるということになります。
ただし多年生雑草は長年のあいだ地面の中で根をはって成長してきている雑草なので、なかなか退治ができないのが実際です。
定期的に草刈りを行い、それでも生育してくる多年生雑草には、上で紹介した「土壌処理型の除草剤」を散布するのがもっても手軽な雑草対策といえると思います。
土壌処理型の除草剤のなかでも「粒状」の除草剤がおすすめです。
パラパラとスポット的に雑草をめがけて散布できるので、とても使いやすいです。
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