ラウンドアップ 効果的な使い方 ラウンドアップの効果は一時的。コスパも比較。

ラウンドアップ 効果的な使い方 について解説するページです。

緑守
こんにちは、緑守です。ラウンドアップ 効果的な使い方について解説します。
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ラウンドアップの効果は即効性だが一時的

ラウンドアップ 効果的な使い方
ホームセンターで広い売り場面積を占めるラウンドアップ

まず、ラウンドアップの効果は一時的であることを知っておきましょう。

このことを知っておくことが、ラウンドアップを効果的に使用することのキモになります。

ラウンドアップのコスパも併せながら紹介していこうと思います。

ラウンドアップ 効果的な使い方 除草効果が一時的とはとういうことか?

ラウンドアップは即効性のある強力な除草剤です。

ただし効果は一時的であることを知っておくことで、上手に利用することが大切です。

ラウンドアップ散布後2か月経つと雑草が侵入
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ラウンドアップの効果があるのはせいぜい1か月

繰り返しになりますが、ラウンドアップ 効果的な使い方 で一番はじめに知っておかなければならないことは、ラウンドアップの効果は一時的な除草効果であるということです。

ラウンドアップは、雑草に限らず、ほとんどすべての草花を枯らしてしまう効果があります。

したがって一時的に雑草は全部枯れてしまうので、完全に枯れてしまったあとに、「熊手」のようなもので、枯れた雑草をかきあつめると、一時的に雑草のない、きれいな土の状態にすることができます。

枯草を除くと一時的にはきれいな土の状態にできます。

しかし、この雑草のない状態を維持できるのは、せいぜい1か月程度でしょう。

一時的にきれいになった場所にも、土の中に埋まっている雑草の種がすぐに再発芽してきて、時期によれば1か月もすると元の雑草のはびこった状態になってしまいます。

ラウンドアップ散布後1か月で元の木阿弥です。

ラウンドアップ 効果的な使い方 を知るうえで、まずは、ラウンドアップの効果は一時的であることをしっておきましょう。

ラウンドアップの一時的な効果とは

「ラウンドアップの一時的な効果」といわれてもピンとこない方もいらっしゃるかと思いますので、模式図にしてみました。

上の図で、赤色の破線が雑草の生育具合を示したものです。

  1. もっとも生育の盛んな6月頃にラウンドっプを散布します。
  2. 秋にも「秋雑草」と呼ばれる秋に生育が盛んな雑草が出てきますので10月から11月にかけてラウンドアップを散布します。

秋雑草といわれても、あまりピンと来ない方もいるかと思います。

▲秋雑草の代表「エノコログサ(ネコジャラシ)」

秋雑草のうち、高茎化してしまう(大きく育ってしまう)雑草には以下のような雑草があります。

緑守
それぞれの雑草の効果的な雑草対策は、クリックするとご覧いただけます。
上のグラフで示したように、最低でも年に2回のラウンドアップの散布が必要です。
望ましいのは3回程度(※)の散布が望ましいでしょう。
(※ラウンドアップマックスロードの年間の上限散布回数は3回です)
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雑草の種類別ラウンドアップ 効果的な使い方

ラウンドアップマックスロードを効果的に使用するためには、雑草の種類にあわせた使い分けが必要です。

そうしないと、「ラウンドアップマックスロードを撒いたけど枯れなかったぁ」ということになりかねません。

緑守
主に生えている雑草の種類で、何倍に希釈するか使い分けるのが効果的です。効かないのも困りますが、不必要なのに無駄にまくのは勿体ないですね。

ツユクサ、スベリヒユ

ツユクサ

ツユクサやスベリヒユの仲間は、とても根が再生しやすい雑草です。

ツユクサやスベリヒユには50倍希釈のラウンドアップの散布が効果的です。

ドクダミ、ヤブカラシ、ヒルガオ

ドクダミ

ドクダミ、ヤブカラシ、ヒルガオなど地下茎で増える雑草は、地上部が枯れても地下部分が生きていて、しばらくするとまた再生してくることが多くみられます。

これらの強い雑草に対しては、生育がとまった夏前の時期に25倍希釈のラウンドアップの散布が効果的です。

ただし、25倍希釈という濃い濃度でラウンドアップを散布しても、再生してくることがしばしば見られます、

そのような場合は、葉の再生がとまったころ、もう一度散布するのが効果的です。

クズなどのつる植物

世界最強の雑草クズ

クズやフジ、最近ではツルニチニチソウやリュウキュウアサガオなどのつる植物は、対策がとてもやっかいな植物です。

これらの植物は、「育てたい」と思っている植物限って絡まってくる場合が多いです。

ところが、絡まったつる植物の上からラウンドアップをかけると、「育てたい」植物まで枯れてしまいます。

ツルニチニチソウはお庭に植えてはいけない植物です。

これらのつる植物については、根元をみつけて、根元付近に穴をあけ、ラウンドアップ原液を注入するのが効果的です。

ただし、つる植物の根を探すことはとっても困難です。

緑守
庭に侵入してきたつる植物は、こまめに手抜き除草するしか方法しか無いというのが現状です。

緑地の管理に携わっている私も、庭にどこからか侵入してきたクズやツルニチニチソウ、ツルマサキなどをラウンドアップ 効果的な使い方は、頭を悩ませているのが現状です。

ラウンドアップ 効果的な使い方 雨が降る前には散布しない

ラウンドアップマックスロードは雨対策もできているそうですが・・・

ラウンドアップ 効果的な使い方 で気を付けなければならないことは、雨の前には散布しないということです。

ラウンドアップマックスロードは、「新技術トランゾーブⅡ」で、散布後1時間後に雨が降っても大丈夫とされていますが、効果的な使い方を考えるのであれば、24時間程度は雨が降らなさそうな日を選んで散布するのがおすすめです。

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ラウンドアップはツツジやサクラの下の雑草に散布してはいけない

ツツジの根元の雑草にはラウンドアップは撒けません

ツツジやサクラの下の雑草にはラウンドアップは散布できません。

 

緑守
ツツジ類やバラ科の樹木の下にラウンドアップは撒いてはいけません。

ツツジ類やサクラなどのバラ科の植物は、とても薬剤について敏感で、影響が出やすく、場合によってはツツジやサクラが枯れてしまうこともあります。

特に最近発売が開始されて「ラウンドアップマックスロードオールスリー」は、フルポキサムを成分が追加されたため、土壌吸着性が高くなっているため、影響が長く続きます。

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植物に対しての影響もよりいっそう長く続くので、注意が必要です。

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