ラウンドアップ 効果的な使い方 ラウンドアップの効果は一時的。コスパも比較。

ラウンドアップ 効果的な使い方 について解説するページです。

緑守
こんにちは。雑草対策アドバイザーの緑守(みどりまもる)です。今回はラウンドアップ 効果的な使い方について解説します。
今回は大きく次の3つの項目について紹介しようと思います。
ラウンドアップを効果的に使うために、参考にしてみて下さいね。
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ラウンドアップの効果は即効性だが1か月程度しか効果は続きません

ラウンドアップ 効果的な使い方
ホームセンターで広い売り場面積を占めるラウンドアップ

まず、ラウンドアップの効果は一時的であることを知っておきましょう。

このことを知っておくことが、ラウンドアップを効果的に使用することのキモになります。

ラウンドアップ 効果的な使い方 除草効果が一時的とはとういうこと?

ラウンドアップは即効性のある強力な除草剤です。

ただし効果は一時的であることを知っておくことで、上手に利用することが大切です。

緑守
ラウンドアップの効果は一時的だということを知っておくことで、効果的な使い方ができるようになりますよ。
▲ラウンドアップ散布後2か月経つと雑草が侵入
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ラウンドアップの効果があるのはせいぜい1か月

繰り返しになりますが、ラウンドアップ 効果的な使い方 で一番はじめに知っておかなければならないことは、ラウンドアップの効果は一時的な除草効果であるということです。

ラウンドアップは、雑草に限らず、ほとんどすべての草花を枯らしてしまう効果があります。

したがって一時的に雑草は全部枯れてしまうので、完全に枯れてしまったあとに枯草を掃除すると、一時的に雑草のない、きれいな土の状態にすることができます。

▲枯草を除くと一時的にはきれいな土の状態にできます。

しかし、この雑草のない状態を維持できるのは、せいぜい1か月程度でしょう。

ラウンドアップを掛けても土の中の雑草の種までは枯れない

一時的にきれいになった場所にも、土の中に埋まっているほかの雑草の種がすぐに再発芽してきて、時期によれば1か月もすると元の雑草のはびこった状態になってしまいます。

▲ラウンドアップ散布後1か月で雑草だらけに

ラウンドアップ 効果的な使い方 を知るうえで、まずは、ラウンドアップの効果は一時的であることを知っておくことが、ラウンドアップの効果的な使い方ができる第一歩です。

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ラウンドアップを効果的に。撒く時期は?

ラウンドアップを効果的に撒くためには、撒く時期も重要です。

上の散布スケジュールで、赤色の破線が雑草の生育具合を示したものです。

  1. もっとも生育の盛んな6月頃にラウンドアップを散布します。
  2. 枯れた雑草を草刈りして取り除きます。
  3. 秋には「秋に種をつける雑草」が大きく目立ってきますので10月から11月にかけてラウンドアップを散布します。
  4. 枯れた草を草刈りで取り除きます。
緑守
ラウンドアップを撒いて雑草が枯れたら草刈りで取り除きましょう。背の高い枯草が残っているのは見栄えが悪いですからね。

秋に大きくなる雑草のせいで、どんどん雑草だらけになっていく

▲秋雑草の代表「エノコログサ(ネコジャラシ)」

秋に高茎化してしまう(大きく育ってしまう)雑草は沢山種をつけます。

これらの秋に大きくなる雑草が、「雑草だらけ」になり、見た目が悪くなります。

▲秋にはとてもたくさんの種をつけます。

特にこれらの雑草は、種をたくさんつけるので、種を飛ばす前に枯らしてしまいたいです。

これらの雑草には以下のようなものがあります。

緑守
それぞれの雑草の効果的な雑草対策は、クリックするとご覧いただけます。
上のグラフで示したように、最低でも年に2回のラウンドアップの散布が必要です。
望ましいのは3回程度(※)の散布が望ましいでしょう。
(※ラウンドアップマックスロードの年間の上限散布回数は3回です)

雑草の種類別 ラウンドアップ 効果的な使い方

ラウンドアップマックスロードを効果的に使用するためには、雑草の種類にあわせた使い分けが必要です。

そうしないと、「ラウンドアップマックスロードを撒いたけど枯れなかったぁ」ということになりかねません。

また過剰に撒き過ぎるのはもったいないですからね。

緑守
対策をしたい箇所に、どのような雑草が多いか観察してから、ラウンドアップの希釈倍率を決めるのが効果的です。

ツユクサ、スベリヒユに効果的なラウンドアップの希釈倍率

ツユクサ

ツユクサやスベリヒユの仲間は、とても根が再生しやすい雑草です。

ツユクサやスベリヒユには50倍希釈のラウンドアップの散布が効果的です。

ドクダミ、ヤブカラシ、ヒルガオに効果的なラウンドアップの希釈倍率

ドクダミ

ドクダミ、ヤブカラシ、ヒルガオなど地下茎で増える雑草は、地上部が枯れても地下部分が生きていて、しばらくするとまた再生してくることが多くみられます。

これらの強い雑草に対しては、生育がとまった夏前の時期に25倍希釈のラウンドアップの散布が効果的です。

ただし、25倍希釈という濃い濃度でラウンドアップを散布しても、再生してくることがしばしば見られます、

そのような場合は、葉の再生がとまったころ、もう一度散布するのが効果的です。

クズなどのつる植物への ラウンドアップの効果的な使い方 は難しい

世界最強の雑草クズ

クズやフジ、最近ではツルニチニチソウやリュウキュウアサガオなどのつる植物は、対策がとてもやっかいな植物です。

これらの植物は、「育てたい」と思っている植物の上に被さってくる場合が多いです。

ところが、被さったつる植物の上からラウンドアップをかけると、「育てたい」植物まで枯れてしまいます。

ツルニチニチソウはお庭に植えてはいけない植物です。

これらのつる植物については、根元をみつけて、根元付近に穴をあけ、ラウンドアップ原液を注入するのが効果的です。

ただし、このつる植物の根を探すことはとっても困難です。

緑守
庭の生垣の中などに蔓延ったツルニチニチソウやツルマサキなどに対しては、ラウンドアップ を効果的に使うことができず、頭を悩ませているのが現状です。

ラウンドアップ 効果的な使い方 雨が降る前には散布しない

ラウンドアップマックスロードは雨対策もできているそうですが・・・

ラウンドアップ 効果的な使い方 で気を付けなければならないことは、雨の前には散布しないということです。

ラウンドアップマックスロードは、「新技術トランゾーブⅡ」で、散布後1時間後に雨が降っても大丈夫とされていますが、効果的な使い方を考えるのであれば、24時間程度は雨が降らなさそうな日を選んで散布するのがおすすめです。

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ラウンドアップはツツジやサクラの下の雑草に散布してはいけません

ツツジの根元の雑草にはラウンドアップは撒けません

ツツジやサクラの根元付近に生えている雑草に対しては、ラウンドアップは散布できません。

 

緑守
ツツジ類やバラ科の樹木の下にラウンドアップは撒いてはいけません。

ツツジ類やサクラなどのバラ科の植物は、とても薬剤について敏感で影響が出やすく、場合によってはツツジやサクラが枯れてしまうこともあります。

特に最近発売が開始されて「ラウンドアップマックスロードオールスリー」は、フルポキサムを成分が追加されたため、土壌吸着性が高くなっているため、影響が長く続きます。

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引用:http://www.ns-green.com/pd/img/P018_1.pdf フルポキサムとは 様々な除草剤に混合されて使用されているフルポキサム フルポキサムは、芝生の中に侵入した、様々な一年生雑草に対する優秀な除草剤で[…]

植物に対しての影響もよりいっそう長く続くので、ツツジ類やバラ科の樹木の下にラウンドアップは撒いてはいけません。

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