ラウンドアップマックスロードALⅢ ラウンドアップマックスロード 違い について解説します。
ホームセンターで広い売り場を占めるラウンドアップマックスロード
雑草が伸び始める時期になると、ホームセンターの入り口付近でラウンドアップマックスロードが広い売り場面積を占めている光景を目にすることが多くなりました。
雑草の対策に、頭を悩ませている方が多くいらっしゃるということなのでしょうね。
ラウンドアップマックスロードの効果的な使い方については、前回紹介していますので、よろしければご覧ください。⇒ラウンドアップ 効果的な使い方 ラウンドアップの効果は一時的だと知っておこう。
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ラウンドアップマックスロードALⅢも広い面積を占めるように
従来のラウンドアップマックスロードと同じように、広い売り場面積を占めるようになってきているのが、ラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)です。
ラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)の目印は、「6か月」シールが貼られている点です。
ラウンドアップマックスロードALⅢ ラウンドアップマックスロード 違い
ラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)は、「6か月効果が続く」ことをアピールしています。
読者の皆様の中には、「えぇ~!?ラウンドアップって効果はあまり続かないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そうなんです。
ラウンドアップマックスロードは、一時的に雑草を枯らすことができます。
ですが、一時的に枯れたように見えた雑草も、ひと月もすると、また新たな雑草が生えてきてしまうのです。
ラウンドアップで芝生を枯らしたあとに様々な雑草が生えてきた様子
下に紹介している写真は、もとは芝生を張っていた場所に、ラウンドアップマックスロードを撒いてのち、ひと月経過した写真です。
芝生はラウンドアップマックスロードの効果で枯らすことができましたが、芝生の下に眠っていた様々な雑草の種が発芽してきたというわけです。
農地で使用する目的で開発されたラウンドアップマックスロード
もともとラウンドアップマックスロードは、農地での雑草対策として開発された除草剤です。
雑草だらけの畑をラウンドアップマックスロードでいったん枯らしてのち、野菜の種や苗を植えるためには、除草剤の成分は素早く分解されることが大切だったわけです。
なので、ラウンドアップマックスロードの効果は一時的で、土に落ちるとすみやかに分解されるため、除草剤の効果としては一時的な効果なのです。
ホームセンターでは除草剤コーナーがどんどん拡大
ラウンドアップなど、もともとは農地用の雑草対策として利用されていた除草剤が、今のようにホームセンターで広い売り場面積をしめるようになったのは、ここ最近7~8年のことではないでしょうか。
除草剤メーカーの担当者に「最近はホームセンターでの売り上げがすごいんですよ」という話を聞き始めたのが、この7~8年であったように思います。
このようなホームセンターでの除草剤が人気の状況の中で、利用者のニーズに合わせて、除草効果について信頼性が高く、効果が長続きする「ラウンドアップマックスロードALⅢ」が開発されたのではないかと推測しています。
ラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)の特徴
ホームセンターでの除草剤販売が活況なのをうけ開発されたラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)。
ラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)には以下のような特徴があります。
ラウンドアップマックスロードの特徴はそのまま継承
ラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)の基本成分はラウンドアップと同じグリフォサートカリウム塩ですので、「掛かった植物の根まで枯らす」というラウンドアップマックスロードの特徴はそのまま継承しています。
追加されたフルポキサム効果により6か月効果が続く
ラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)に新しく追加されたのは、フルポキサムという成分です。
フルポキサムは様々な除草剤で使用されている成分で、機能は種から発芽する雑草の発芽を抑制するということです。
フルポキサムについては、過去に紹介しましたので、詳しくご覧になりたか方はこちらからどうぞ。⇒フルポキサムとは?多くの除草剤に使用されているフルポキサムとはどんな作用をするのか?
引用:http://www.ns-green.com/pd/img/P018_1.pdf フルポキサムとは 様々な除草剤に混合されて使用されているフルポキサム フルポキサムは、芝生の中に侵入した、様々な一年生雑草に対する優秀な除草剤で[…]
農耕地では使用できない
ラウンドアップマックスロードALⅢを散布できる場所は、「樹木等」「樹木類」となっています。
つまりラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)を使用ができるのは、公園や駐車場などです。
農作地では使用できないので注意が必要です。
フルポキサムの効果により、農作地に種をまいても発芽しませんので、散布地には十分注意しましょう。
希釈しないで散布できるのでお手軽
ラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)はあらかじめ必要な成分と適当な濃度に希釈されていますので、そのまま散布することができます。
シャワー状になっているため、手軽に散布できます。
1㎡あたりの費用はラウンドアップマックスロードより高い
ラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)は、ラウンドアップマックスロードより手軽に散布することができ、しかも効果が長続きするということもあり、1㎡あたりの散布にかかる費用は、高く設定されています。
ただし、面積が広くなければ散布にかかる費用の差は、それほど大きいものではありませんので、散布面積に応じて、ラウンドアップマックスロードとの使い分けがおすすめです。
以下の表は、個人のお宅に配布することを想定して、費用を比較したものです。
以下の表は横にスクロールできます>>>
品名 | 面積 | 散布回数 | 単価 | 金額 |
マックスロード | 50㎡ | 3回 | 2円から8円 | 300円~1,200円 |
AL3 | 50㎡ | 2回 | 13円から26円 | 1,300円~2,600円 |
面積が50㎡程度であれば、1000円あまりの金額の差しかありません。
1000円ほどの差で、年間2回ほどの散布で、1年間雑草のない状態をキープできるのであれば、AL3のほうがおすすめといえると思います。
ラウンドアップマックスロードALⅢ ラウンドアップマックスロード 違い まとめ
このページではラウンドアップマックスロードALⅢ ラウンドアップマックスロード 違いということで紹介しました。
まとめると以下のとおりです。
- ラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)はマックスロードより効果が長続きする。
- ラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)は畑などの耕作地へは散布できない。
- 希釈しないで散布できるのは、個人の庭や駐車場に散布するのにはお手軽である。
- 個人の庭や駐車場での散布であれば、ラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)の価格差は、それほど大きな価格差ではない。
以上です。
ラウンドアップマックスロードALⅢ(オールスリー)は、散布する場所を選ぶと、ずいぶんと効果的に利用できると思います。
もっとも有効な芝生の雑草対策
このページでは ラウンドアップマックスロードALⅢ ラウンドアップマックスロード 違い について紹介しました。
ただし、もしあなたが芝生の雑草対策を検討しているのであれば、一番効果的な芝生の雑草対策は、芝生を元気に健全に育てることであることを知っておきましょう。
きちんと手入れされた芝生であれば、葉が密集しているので、雑草もなかなか侵入してこれません。
雑草の種が飛んできても、芝が密集しているので、種が土の面まで落ちること無く、発芽することがありません。
芝生を健全に育てる方法については、こちらで細かく紹介しているので、是非参考にしてみて下さいね。
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