メヒシバとは
メヒシバとは秋になると特に目にすることが多い雑草です。
道路や放置された空き地など、一面メヒシバに覆われているような場所もみられます。
そのくらいに強い雑草ということなんですね。
名前 | メヒシバ |
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分類 | 一年生イネ科 |
原産地 | 日本、アジアの熱帯〜温帯地域 |
花期・出穂期 | 7月から11月 |
花言葉 | 情緒不安定、侵略者 |
誕生花 | – |
メヒシバの特徴
メヒシバの特徴1:刈り取ってもすぐに成長してくる
メヒシバは生長点が地面に近くにあります。
メヒシバに限らず、この生長点を刈り取らないかぎり、植物はすぐに成長してきます。
メヒシバは生長点が地際にあるので、刈り取りが難しく、草刈りをしてもすぐに成長してくるのです。
メヒシバの特徴2:メヒシバは窒素が大好き
メヒシバは窒素肥料が大好きな雑草です。
特に芝生は「芝生をきれいな緑色に育てたい」という思いから窒素が多目の肥料を散布する場合もあります。
そうするとメヒシバには絶好の生育環境ということになります。
芝生に肥料をやるときは、バランスのいいNとPとKがバランスよく配合された肥料を散布しましょう。
Caを施用することも酸性中和になりメヒシバの発生を抑える効果があります。
メヒシバの特徴3:手抜き除草が難しい
メヒシバの穂をつかんで抜こうとしても、掴んだ穂だけが千切れて、根から引き抜くことが難しいです。
手で抜いて除草をしようと思っても難しいのがメヒシバです。
根が残ってしまうので、手抜きでの除草は難しいです。
芝生の中のメヒシバの雑草対策
芝生の中のメヒシバの雑草対策1:種を撒き散らさないように注意
メヒシバの雑草対策のひとつめは、メヒシバの種を撒き散らさないことです。
メヒシバの発芽時期は4月から10月くらいまで、ダラダラと長期間にわたり発芽します。
特にお盆を過ぎたころから発芽したメヒシバは生育が旺盛で、ひと月ほどで穂を出し、その後2週間くらいで完熟し種をおとします。
メヒシバの種の生産力はハンパ無く、1株あたり3万から7万粒の種をつけるといわれています。
刈り取りの際には、これらの種をばら撒かないように刈り取ることが大切です。
芝生の中のメヒシバの雑草対策2:芝生専用除草剤を使う
芝生の中のメヒシバはダラダラと長期間発芽が続きます。
特にメヒシバの発芽が旺盛なのは、4月から6月ですので、この時期に発芽を抑える除草剤の使用が効果的です。
この時期、芝生も生育が盛んな時期ですので、ラウンドアップは使用することができません。
ラウンドアップを使用したら、芝生まで枯れてしまいます。
4月から6月のメヒシバの発芽期に有効な除草剤は、以下のようなものがあります。
- シマジン
- ウェイアップ
- ローンクリーナー
ホームセンターで購入できる気軽に利用できる除草剤では、
芝生の中のメヒシバの雑草対策3:芝刈りを小まめに行う
芝生の中に生えて来たメヒシバは盛んに生育し種子を生産しています。
これらの種子の生産を抑えることが、メヒシバの雑草対策としては重要です。
メヒシバが結実し種となるのは9月頃までに発芽したものです。
メヒシバの結実を抑えるためには、芝刈りを励行して、種ができないようにすることが、大切です。
メヒシバは出穂後10日余りで完熟するので、出穂を確認したら、その週末には刈り取りをすることで、メヒシバは次第に衰退していきます。
もっとも有効な芝生の中のメヒシバの雑草対策
このページではメヒシバとメヒシバの雑草対策を紹介しました。
実はメヒシバの雑草対策として一番効果的なのは、芝生を元気に健全に育てることです。
きちんと手入れされた芝生であれば、葉が密集しているので、雑草もなかなか侵入してこれません。
メヒシバが種を落としても、芝が密集しているので、種が土の面まで落ちること無く、発芽することがありません。
芝生を健全に育てる方法については、こちらで細かく紹介しているので、是非参考にしてみて下さいね。
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