樹木の腐朽 と倒木の危険性。街路樹などの樹木にも腐朽がある場合は倒木や枝折れに注意。

樹木の腐朽 と倒木の危険性について紹介するページです。緑に関する仕事をしていると、山などに入って道の脇に立っている 樹木の腐朽 が気になるときがあります。「あの木の枝、腐っているけど落ちてきて車に当たったりしないかな」なんて思ったりします。このページでは樹木の腐朽 と倒木の危険性ということで紹介します。

樹木の腐朽とは

樹木の腐朽 の代表サルノコシカケ
樹木の腐朽 の代表サルノコシカケ

樹木の腐朽とは、樹木がなんらかの「腐朽菌」によって侵される状態のことをいいます。

樹木に入った腐朽菌が分泌する酵素によって、樹木の構成成分が分解され、組織構造が破壊され、破壊された部位は弱くなり枝が折れたり、根元から倒れたりします。

樹木に腐朽が発生しているかどうかは、子実体(しじつたい。いわゆるキノコです。)の存在で確認することができます。

子実体(しじつたい)とは、菌類の胞子形成体をいうが、その構造には分化(形態的・機能的な特異性)がみられる。担子菌類と子嚢(しのう)菌類の比較的大きい子実体は、いわゆるキノコとよばれているものである

引用元:コトバンク

樹木が腐朽するパターン

樹木の腐朽するパターンは「白色腐朽」「褐色腐朽」「軟腐朽」の3つに分けられます。

それぞれの腐朽の仕方には特徴があります。

もっとも多くみられる「白色腐朽」

もっとも多くみられる腐朽が「白色腐朽」です。

街路樹などで根元から倒れた樹木を見ると、多くの場合がこの白色腐朽菌に侵されています。

白色腐朽には以下のような特徴があります。

  • 細胞壁を形成する「セルロース」「ヘミセルロース」「リグニン」の分解がほぼ同時に進む。
  • 中でもリグニンの分解がもっともはやくすすみ、セルロースが残って、材は繊維状になる。
  • 繊維状となって残った材は、スポンジみたいな感触になる。
  • 名前のとおり、色は白色から薄いクリーム色となっている。
  • 白色に見えるのは、白色腐朽菌が樹木の褐色成分であるリグニンを分解するためである。

主に針葉樹で見られる褐色腐朽

褐色腐朽が多くみられるのは「針葉樹」とされています。

褐色に見えるのは、リグニンが分解されずに残り、他のふたつの構成成分である「セルロース」と「ヘミセルロース」が分解されるからです。

褐色腐朽には以下のような特徴があります。

  • 主に針葉樹で見られる。
  • 白色腐朽が「白色」のスポンジ状であるのに対して、褐色腐朽は「褐色」の粉状である。
  • 進行が早く、健全と思われていた樹木がいきなり倒れたりするので注意が必要。

倒れた樹木なので主に発生する軟腐朽

森林内で地面に落ちた太い枝などがブヨブヨの状態で柔らかく腐っている状態を見ることがあると思います。

これが「軟腐朽」の状態です。

白色腐朽や褐色腐朽が「加湿な状態では生育できない」のに対して、軟腐朽は「加湿な状態」で発生するのが特徴です。

リグニンは殆ど分解されないので、褐色のまま残っています。

軟腐朽の特徴は以下のとおりです。

  • 立木の状態ではほとんど発生しない。
  • 子嚢菌類が原因である。
  • 森林土壌の上など、多湿な環境で発生する。

子嚢菌類は子嚢と呼ばれる袋状の構造の内部に胞子をつくる菌類で、約6万種以上が知られています。この仲間には子実体をつくる仲間(きのこ)とつくらない仲間(カビや酵母など)があります。ちなみに、高級食材のトリュフやきのこ界では人気の高いアミガサタケなどは、このグループに入ります。

引用元:油山市民の森からのお知らせ

参考にどうぞ:芝生の雑草対策

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