このブログや雑草対策や樹木や草花についての情報を紹介しているのですが、今回はたまたま見たTV番組で若返り遺伝子「サーチュイン」を活性化させる、日本に昔から庭先に植えられていることも多い”ある果樹”の話題だったので紹介します。
紹介された番組は、2023年1月17日に放送された「カズレーサーと学ぶ」という日本テレビの番組。
内容を引用しながら紹介していこうと思います。(※)
※私は植物や雑草対策のプロですが、健康や医療についての知識は全くありませんので、あくまでTVからの引用ということでご理解願います。
老化を遅らせる若返り遺伝子「サーチュイン」
老化を遅らせる遺伝子「サーチュイン」って聞いたことがありますか?
私はこの番組で初めて聞いた言葉でした。
サーチュインとは、
老化を遅らせ、若返り効果が期待できる、夢の長寿遺伝子である。
ということで紹介されていました。
番組の中で講義していたのは、東京工科大学の免疫食品機能学教授の今井伸二郎先生です。
サーチュイン遺伝子とは
サーチュインとは、マサチューセッツ工科大学の研究グループが発見した寿命を延ばす遺伝子だそうです。
ヒトの体の中の細胞が傷つくと、体内のある種のタンパク質により、傷ついたところの再生と修復がなされます。
ところがこの修復については、ある一定の制限が「アセチル基」というストッパー物質でブロックが掛かるそうで、この「アセチル基」のストップ効果によって、傷ついた細胞は完全には再生されず、老化が進んでいくということのようです。
この「アセチル基」のストップ行為を断ち切る遺伝子が、サーチュイン遺伝子なのだそうです。
つまりサーチュイン遺伝子を活性化させれば、アセチル基のストップ効果が発揮されることなく、高い割合で細胞の修復が進み、ひいては老化を遅らせることができ、長寿につながるということなのだそうですよ。
なぜアセチル基はブロックを掛けるのか?
「どうしてブロックが掛かるのか?という問いかけに対して、先生の回答は少し納得ができない回答でした。
「生きてるものは死ななければならない」とは、ちょっと納得しかねる先生の回答です。
ですが、重要なのはとにかく「アセチル基」によってブロックが掛かるという事実があり、サーチュインはこのアセチル基のブロック作用をストップさせることが研究の結果で分かって来たという事実ですね。
どうやってサーチュインを導入すればよいのですか?
「どうやってサーチュインを導入すればよいのですか?」
という質問を投げかけたのは、女優の倉科カナさんでした。
可愛らしいイメージのある倉科カナさんも、1987年12月生まれなのでもう 35歳。
「加齢」という言葉も気になるお年頃なのでしょうね。
番組の放映中、一番興味を持って食いついていたのは、この倉科カナさんでした。
カロリーカットがサーチュインを活性化させる
サーチュインの導入について、今井先生がまず説明されたのは、「カロリーカット」でした。
カロリーカットによって、体内がある種の飢餓状態になると、体内のサーチュインが活性化し、若返り効果が期待できるそうです。
これについては、マウスの実験事例が紹介されていました。
マウスに与えるカロリーを、通常のカロリーと30%のカロリーカットをしたマウスを比較したところ、30%のカロリーカットをしたマウスには、長寿効果が見られたそうです。
通常のマウスの寿命は700日くらい。
これに対してカロリーカットしたマウスの寿命は1050日くらいになったそうです。
つまり、1.5倍の寿命になったということなんですね。
この割合をヒトの寿命にあわせて考えると、20年プラスくらいの換算になるそうです。
より人間に近いサルでもカロリーカット実験を実施
アメリカのウィスコンシン大学でも同様の実験を、よりヒトに近い「サル」で行ったそうです。
その結果、カロリーカットを実施したサルのほうが、毛並みが美しく若々しい外観をキープし、ガン・糖尿病・心臓疾患など、加齢に関する病気の出現が減少したとそうです。
これについては写真で紹介されていましたが、テレビの画像を転用することもできないので、ご容赦下さい。
ヒトに対する効果も確認されている
サルに対する実験のあと、人に対する効果も確認されていると説明されていました。
糖尿病、がん、心疾患、不妊、認知機能の低下、肥満などなど、老化にかかわる症状について、サーチュインを活性化することで、改善されるという結果が出ていると、紹介されていました。
まさに夢の遺伝子ですね。
カロリーカットではなく食べ物でサーチュインを活性化させる
カロリーカットにより、サーチュインが活性化されることは、様々な研究で確認できているのですが、実際には日々の生活の中でカロリーカットは難しいですね。
極度のカロリー制限は免疫低下や栄養失調になりかねません。
そこで今井先生は、カロリーカットではなく、サーチュイン遺伝子の数量自体を高めたり、活性化する速度を高めたりできる食材をつきとめたということです。
この果樹の名前を聞いたとき、参加者一同「え~~~」という声があがりました。
これが、実は日本にかつでは庭先に一般的に植えられていた”ある果樹だったのです。