若返り遺伝子サーチュインを活性化させることを発見したある果樹とは
この若返り遺伝子サーチュインを活性化させることを発見したある果樹の名前を聞いたときに、一同「え~~~」という声があがりました。
そのくらいに意外な食べ物だったのです。
私も番組を見ながら、ポリフェノールかな?ブドウかな?ベリーかな?ワインかな?など、興味深く番組を見ていました。
その果樹の名前を聞いたとき、私も「え~~~」と声をあげました。
その予想もしていなかった果樹とは・・・
サーチュインを活性化させる夢の食材を探る実験
サーチュインを活性化する夢の食材については、九州大学の食べ物の機能性を研究する片倉喜範教授(生命機能科学部門)の実験が紹介されていました。
片倉先生の実験は、サーチュインの増減を超高感度で測定できる機械「IN CellAnalyzer 2200」という機械を使った実験です。
この機械では、疑似的に長寿遺伝子の活性を測定できる細胞が入っていて、この中に様々な食品成分を添加して緑に光ることができているかどうか測定することで、サーチュインを活性化する割合を測定しようというものだそうです。
100種類以上試してきた中で特によく光って、活性が高い結果が高いという結果が得られたのはポリフェノール。
ポリフェノールの中でも、片倉教授が突き止めた物質が、体内でエラグ酸を通じて作られるウロルチンという成分が非常に活性が強いことがわかったそうです。
番組では、ウロルチンを掛けた細胞が、とっても緑色に輝く様子が紹介されていました。
活性化された結果としてみどりに光っている。つまり長寿遺伝子の量が増えるということに対応した結果が、この「ある食物」を掛けた時に確認できたということです。
エラグ酸とはイチゴなどのベリー系やナッツ類などに含まれるポリフェノールの一種。
これが体内に取り込まれるとウロルチンに変化しサーチュインを活性化させることがあきらかになったそうです。
中でもこのエラグ酸がたくさん含まれるスーパーフードが・・・
倉科カナのりだす。
「ザクロ~~~!?」(一同)
特徴的なポリフェノールを沢山含むザクロ
サーチュイン遺伝子は7種類あることが知られているそうです。
中でも3つのサーチュインが抗老化に機能しているのではないかというふうにいわれているそうで、ザクロの場合は非常に特徴的なポリフェノールを沢山含んで様々な長寿遺伝子を同時に活性化できる食べ物ということになります。
- サーチュイン1 代謝・炎症・寿命延長
- サーチュイン2 細胞周期・運動性、ミエルン形成
- サーチュイン3 脂肪酸酸化、抗酸化制御
- サーチュイン4 インスリン分泌、脂肪酸酸化抑制
- サーチュイン5 尿素回路
- サーチュイン6 ゲノム安定性、寿命延長
- サーチュイン7 rDNA転写
中でも対抗老化に機能しているといわれるのはサーチュイン1,3,6
ザクロにはウロルチンのほかにも、この3つのサーチュインの活性化に効果が高いポリフェノールが複数含まれているということなのです。
ザクロには4つの長寿遺伝子を活性化することのできる、4種類のポリフェノールが含まれていて、この4つのポリフェノールの合わせわざにより、より効果的にサーチュインを活性化させるのだそうです。
ワインもポリフェノールが高いと言われますが活性化に関係するポリフェノールは一種類しかありません。
ザクロの持つ4種類のポリフェノールこそが、サーチュインの活性化に複合的に効果を発揮するのだという説明がされていました。
ザクロを効果的に摂取するには
最近の若い方は、ザクロなど食べたことはないのではないでしょうか。
私も子供のころは、近くに住む親せきの庭先にザクロが植えられていて、果実がなると食べさせられたものですが、種ばかりで美味しく頂いた経験はありません。
種の周りについている果実は、綺麗な赤色で瑞々しき美味しいものの、種のまわりにちょっとだけ果実がついているといった印象です。
番組内では、ザクロの摂取方法についても質問がされていました。
倉科カナさんのいうように、ザクロを効果的に摂取しようと思うと、ザクロジュースが手っ取り早いようですね。
私も通販サイトを除いてみましたが、かなりな高額。
定期的に購入しようと思うと、なかなか痛い出費となりそうな金額ではあります。
番組はさらに続きます。