SDGsの時代に求められる常緑キリンソウが持っている「ある奇跡的な特徴」とは
前のページで常緑キリンソウが「奇跡の植物」と呼ばれる理由について紹介しました。
ここからは、さらなる常緑キリンソウの持っている「SDGsの時代に求められる常緑キリンソウの奇跡的な特徴」について紹介したいと思います。
常緑キリンソウ は二酸化炭素を大量に固定する
「SDGsの時代に求められる常緑キリンソウのある特徴」とは、二酸化炭素を大量に固定するという点です。
なんと、常緑キリンソウは、茎の部分が「木質化」します。
薄層緑化で使用される芝生やセダムの場合、茎は「木質化」しません。
木質化するとはどういうことでしょう。
木質化することで樹木は二酸化炭素を固定する
樹木が二酸化炭素を固定するというのは広く知られています。
どこに蓄えているかというと多くは幹の部分に「セルロース」という形で「炭素」を固定しているのです。
葉の部分で生産された唐は、樹木の本体である「幹」を形成するのに使用されます。
つまり「木質化」することで、樹木は二酸化炭素を固定しているのです。
木質化することで常緑キリンソウは芝生の3倍の二酸化炭素を固定する
既存の建物の屋上を緑化するためには、薄層緑化の技術は欠かせません。
既存の建物は屋上を緑化することは想定されていないので、セダムや芝生、イワダレソウといった「草」のようなものでの緑化しか、できないのです。
これらの「草本類」に対して常緑キリンソウは木質化するので二酸化炭素をたくさん固定できるのです。
常緑キリンソウの木質化については以下のように紹介されています。
常緑キリンソウは、樹木のように木質化するため、CO2の固定が高く、環境問題に貢献します。小さな樹木が並んだ姿は、まるで屋上に小さな森が誕生するかのようです。
引用元:(株)緑化研究所
鳥取大学乾燥地研究センターの資料によれば、常緑キリンソウは芝生の約3倍の二酸化炭素を固定するという研究結果もあります。
建物に負荷の少ない薄層緑化を可能にする植物で、木質化することで二酸化炭素を大量に固定する奇跡の植物が常緑キリンソウなのです。
簡単に屋上を緑化 常緑キリンソウ 袋工法もSDGsに対応した技術
一般的な屋上緑化はシステムが大変
一般的に屋上緑化をするためには、複雑な構造物が必要になり、工程の管理も大変になるのが一般的です。
通常の屋上緑化をする場合の流れは次のとおりです。
- 土が流れ出ないための壁をつくる
- 根が建物の影響を与えないための防根シートを設置する。
- 過剰な水分を排出ししかも土が流出しないための透水シートを設置する。
- クレーンなどを使って土を搬入する。
- クレーンなどを使って樹木などの植物材料を搬入する。
- 植物を植え付ける。
- 場合によっては植物の倒伏を防ぐための支柱を設置する。
かなり複雑な段階を得ないと、屋上緑化は設置できないのです。
シンプルに緑化する常緑キリンソウ袋工法はSDGsへも対応した緑化技術
屋上緑化が非常に複雑な工程を必要とするのに対して常緑キリンソウの屋上緑化は非常にシンプルです。
- 常緑キリンソウの培養土が入った土のう袋を設置する。
- 土嚢袋に常緑キリンソウを植え付ける。
たった、これだけの工程です。
こんなに簡単な仕組みで薄層緑化が可能なのも、常緑キリンソウの持つ「奇跡の生命力の強さ」によるものなのです。
シンプルに屋上などの特殊空間の緑化を可能とするシステムこそSDGsに対応した緑化といえると思います。