秋 花粉症 原因 となる代表的な植物「ブタクサ」は減少。
秋の花粉症の原因となる代表的な植物は「ブタクサ」といわれます。
ですが筆者の経験上、秋の花粉症の代表とされた「ブタクサ」はかなり減少しているという印象をもっています。
秋の花粉症の代表としていわれるブタクサですが、最近では身の回りであまり見かけることがありません。
緑地管理に関する仕事をしている筆者ですが、都市部や道路脇でも、ブタクサを見た経験は殆どありません。
実際、今回この記事を紹介しようと思って、あちらこちらを捜し回りましたが、結局ブタクサをを見つけることはできませんでした。
秋 花粉症 の原因「ブタクサ」をあまり見かけなくなった理由
秋 花粉症 の原因とされた「ブタクサ」はどうやら外来昆虫の「ブタクサハムシ」という昆虫によって、かなり減少しているようです。
ブタクサやオオブタクサは花粉症の原因植物として知られている侵略的な外来植物ですが、日本のブタクサハムシで起こった進化によって、ブタクサ・オオブタクサの花粉生産量が抑えられている可能性があります。
引用元:東京農工大学
身近にブタクサはあまり見かけることがないので、秋の花粉症の原因に、このブタクサが関わっていることは、以前より少なくなっていると思います。
「ブタクサ」よりも気を付けたい身近なあの雑草とは
ブタクサが少なくなっているという状況にもかかわらず、相変わらず秋の花粉症が減らないのは、身近なあの雑草が勢力を拡大しているからです。
ここからは、身近にあるよく知られている、秋の花粉症の原因となっている雑草について紹介します。
これらの雑草を見かけたら、秋には近づかないようにする注意が必要です。
モミジのような葉のつる植物「カナムグラ」
あまり馴染みのない名前の雑草「カナムグラ」という雑草が、秋 花粉症 の原因となる植物です。
カナムグラの「カナ」は「鉄」の意味を持っています。
カナムグラはつる性の植物で、このツルが鉄のように硬いため、この名前が付いたと言われています。
葉の形に特徴があり、モミジみたいな葉の形をしてて、ツルの雑草を見かけたら「カナムグラ」と思って間違いないでしょう。
カナムグラの特徴と見分け方
- 一年生のつる植物ですが、おどろくほどのスピードで成長し、あたりを埋め尽くします。
- 葉や茎に多くの棘があり、このトゲで草木やフェンスなどに引っ掛かり成長し、覆いつくします。
- トゲが強力で硬いため、鉄を表す「カナ」という名前が付いたそうです。
- モミジのような葉っぱをした、一面を覆っているつる植物を見たら、カナムグラと思って間違いないです。
強力な除草剤でも枯れなかった 秋 花粉症 の原因雑草「カナムグラ」
クズという植物を知っていますか?
世界3大侵略的植物とされる、とっても強い雑草です。
山や樹木や鉄塔を覆っているのを見かける機会も多いとおもいます。
このクズ対策も緑地管理関係者の間では頭を悩ませているのですが、このクズに除草効果の高い除草剤に「サーベル」という除草剤があります。
このサーベルでクズやほかの広葉雑草を枯らすことができたのですが、その同じ場所にあって 、まったく効果がなかったのが「カナムグラ」なのです。
そのくらい強力な雑草がカナムグラということなんですね。
秋 花粉症 原因のカナムグラの花ってどんな花
カナムグラの花はあまり目立ちません。
また花粉を飛ばす量もあまり多くはないようです。
ですが、身近にある絶対量が多いため、花粉症の症状が発現するリスクは高いようです。
モミジのようなつる性の植物を見かけたら、花粉症にお悩みの方は、秋には近づかないことで、秋の花粉症対策とすることができるそうです。
【次のページ】「おまえもか!?」カナムグラよりももっと身近なあの雑草が秋の花粉症の原因