防草シートの上を植物でカバーして 防草シートの耐久性を半永久 にする場合のコスト
防草シートを半永久とするためには、曝露状態にしないことが重要です。
曝露状態としないための方法を「防草シート+砂利」「防草シート+ウッドチップ」を紹介してきましたが、どちらもそれなりにコストが掛かることを確認しました。
これくらいの費用を掛けるのであれば、耐久性の高い防草シートを設置するのが一番手間が掛からないのではないかと思ってしまいます。
一番売れている防草シート
ちなみに、懇意にしている防草シートメーカーの営業マンに聞くと、一番売れている耐候性の高い防草シートは、ザバーンの防草シートだそうです。
ザバーンの防草シートの場合、1㎡あたり640円から680円くらいです。
ザバーンの防草シートの耐久性は10年から15年くらいとされています。
防草シートの耐久性を半永久 にするためには、これを敷き詰めるのが一番手軽ではあるのですが、どうしても見た目が不自然なので、なかなか自宅のお庭で防草シートを単独で使用しようとは思われないのが一般的ではないでしょうか。
ということで、もう少し他の方法を探ってみようといいうことで、ここからはグランドカバー植物を使用した場合のコストを比較していこうと思います。
防草シートの耐久性を半永久 にするためのおすすめのグランドカバー植物

防草シートの耐久性を半永久 にするためには、グランドカバー植物という地面を覆う植物で、防草シートを覆ってしまうという方法も考えられます。
防草シートの上をカバーできるグランドカバー植物には、次のようなものがあります。
ヘデラ類(アイビー)で防草シートをカバーするときのメリットとデメリット
ヘデラ類は公園や道路の緑地などで、もっともポピュラーに使われているグランドカバー植物です。
生長が早いので、1㎡あたり2本から4本植えておけば、数年後には防草シートをカバーしてしまいます。
ヘデラ類のデメリットを知っておこう
防草シートの耐久性を半永久 にするために、ヘデラ類を使用する場合のデメリットを知っておきましょう。
- 生長速度が速いため、伸びて欲しくないところまで成長してしまう。
- 年数が経過すると、どんどん重なり合いながら成長するため、ヘデラの層となってしまい、歩くのも困難になってしまう。
- 茎が強く木質化するため、ペットなどは足を取られてしまう。
- 花は咲かないので、鑑賞には不向き。ただし葉の色はいろんな種類があるので、楽しむこともできる。
ヘデラで防草シートをカバーするときのコスト
ヘデラで防草シートをカバーする際に、1㎡あたりに標準的な植え込み本数は2株から4株です。
当然、植え込みの株数が多いほど、全面をカバーするのに掛かる時間は短くてすみます。
ですが数年後にカバーすれば良いのであれば、このくらいの株数でも大丈夫です。
ヘデラのポット苗は1ポットあたり250円くらいですから、1㎡あたりに換算すると500円から1000円くらい掛かることになります。
ツルニチニチソウで防草シートをカバーするときのメリットとデメリット
ツルニチニチソウは、花を楽しむことができるグランドカバー植物です。
生長も早く防草シートの上をカバーする目的であれば、効果的に利用できると思います。
ただし欠点もありますので、デメリットを見極めたうえで使用することをおすすめします。
ツルニチニチソウのデメリット
ツルニチニチソウのデメリットは、とにかく成長が早すぎるという点です。
ツルニチニチソウの以下のデメリットを見極めたうえで、どのような場所に使用するのが効果的か判断が必要です。
- とにかく生長速度が速い。この速さはヘデラをしのぐため、場合によっては近隣のお庭まで伸びて行って迷惑をかけることになる。
- 途中で「やめた」と思ってもなかなか枯らすことができない。どこかに根を下ろして、いつのまにかはびこってしまう。。
- 茎が強く木質化するため、ペットなどは足を取られてしまう。
ツルニチニチソウで防草シートをカバーするときのコスト
ツルニチニチソウで防草シートをカバーする際に、1㎡あたりに標準的な植え込み本数もヘデラと同様に2株から4株です。
ツルニチニチソウのポット苗はヘデラより少し高く1ポットあたり400円くらいが相場ですから、1㎡あたりに換算すると800円から1600円くらい掛かることになります。
筆者的には庭でのツルニチニチソウを使用するのはおすすめできませんが・・・
イワダレソウで防草シートをカバーするときのメリットとデメリット
一般的にイワダレソウというと宇都宮大学の倉持仁志先生が10年の歳月をかけて完成した「クラピア」を指すことが一般的です。
イワダレソウ改良種「クラピア K7」(花色:白) 9cmポット苗
絨毯のように広がり地面を覆うことで、雑草対策になるグランドカバー植物とされています。
「ヒメイワダレソウ」といわれる植物もありますが、「ヒメイワダレソウ」は外来種で、国の生態系被害防止外来種リストにおいて重点対策外来種に指定されているので使わないほうがいいです。
イワダレソウのデメリット
イワダレソウのデメリットは、あらかじめ雑草の対策をして行いと、雑草に負けて枯れてしまうことがあるという点です。

その他のデメリットは、ヘデラ類やツルニチニチソウと同様です。
- あらかじめ雑草対策をしておかないと、雑草に負けることがある。
- とにかく生長速度が速い。この速さはヘデラをしのぐため、場合によっては近隣のお庭まで伸びて行って迷惑をかけることになる。
- 途中で「やめた」と思ってもなかなか枯らすことができない。どこかに根を下ろして、いつのまにかはびこってしまう。
イワダレソウで防草シートをカバーするときのコスト
改良イワダレソウ(クラピア)でない一般的なイワダレソウは、ホームセンターで購入することができます。
イワダレソウで防草シートをカバーする際に、1㎡あたりに標準的な植え込み本数も2株から4株です。
ホームセンターで購入できるイワダレソウは、1ポット180円から250円くらいで購入できます。
1㎡あたりに換算すると360円から500円くらい掛かることになります。
改良イワダレソウ「クラピア」で防草シートをカバーするときのコスト
改良イワダレソウ「クラピア」は、イワダレソウよりも高額で販売されています。
改良イワダレソウ「クラピア」とイワダレソウの違いは大きく以下の二つです。
- 改良イワダレソウ「クラピア」は草丈があまり高くならない。
- 一般のイワダレソウは草丈が20cmくらいになるが、改良イワダレソウ「クラピア」は10cmくらい。
- 改良イワダレソウ「クラピア」は種をつけないので、よそ様のお庭へ飛んで行って蔓延るというリスクが少ない。
改良イワダレソウ「クラピア」は上の二つのメリットがあることから、通常のイワダレソウより価格が高額に設定されています。
1ポット550円から650円くらいという価格設定が多いようです。
1㎡あたりに換算すると1,100円から1,300円くらい掛かることになります。
セダムで防草シートをカバーするときのメリットとデメリット

もっとコストを抑えたいという場合は、「セダム」という多肉植物を使う方法もあります。
セダムは非常に乾燥に強く、わずかな土があれば生育することができます。
セダムは屋上緑化などで広く使われた経緯があります。
わずかな土があれば生育できるので重量を軽く屋上を緑化できるので、建物への負荷を抑えることができるためです。
このセダムの能力を活かして、防草シートのうえを1cmほどの土でカバーし、その上にセダムを植え付ければ、緑化が可能です。
1㎡あたりのセダムの場合にかかる費用
このセダムを上手に使えば、上で紹介したグランドカバー植物よりも遥かに安いコストで、防草シートをカバーすることができます。
ただし、上で紹介したグランドカバーと異なり、防草シートの上に薄く土を敷均し、その上にセダムの芽を撒くことになります
セダムの芽は親株が1ポットあれば、そこから採取してさし芽で簡単に増やすことができるので、ほぼゼロとすることができます。
- 園芸用土壌:1㎡✕1cm=10ℓ 約200円から300円
- セダム苗:親苗から芽を採取しさし芽をすれば生育できるのでほぼゼロ円