6月に道端で咲いている黄色の花はなに?

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6月に公園で見かける黄色い花「オトギリソウ」の見分け方

5月の終わりから6月にかけて公園などで黄色い花をつける植え込みを見かけることになります。

これらの黄色い花はおそらくオトギリソウの仲間ですが、実はよく似ていますが、少しずつ違いような。

このページではオトギリソウの中もの見分け方について紹介します。

6月に黄色の花が目立つオトギリソウの仲間

6月に黄色の花が目立つ樹木に「オトギリソウ」の仲間があります。

梅雨時期に黄色の花が清々しい「オトギリソウ」

オトギリソウは別名ヒペリカムとも呼ばれます。

ヒペリカムの仲間には、ヒペリカムカリシナム、ヒペリカムヒデコート、ビョウヤナギ、キンシバイなどがあります。

名前も良く似ていてい、ぱっと見どれも似ていますが、よく見ると違いがあります。

見分けるためには花の咲いている時期に、花の付き方を観察するのが一番わかりやすいでしょう。

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ヒペリカムカリシナム

雄蕊が目立つヒペリカムカリシナム

ヒペリカムカリシナムは別名「西洋キンシバイ」などと呼ばれたりもします。

ヒペリカムカリシナムの花の特徴は、長い雄蕊が多数あり、ほぼ同じ高さで整然と纏まってつくことです。

長い雄蕊がまとまるヒペリカムカリシナム

ビョウヤナギとぱっとみ区別がつきにくいですが、ビョウヤナギの花のほうがバラバラとしているふうにか思います。

ビョウヤナギ

ヒペリカムカリシナムほどはまとまらないビョウヤナギ

ビョウヤナギはヒペリカムカリシナムとよく似ますが、じっくり観察すると花の形が違うことに気が付きます。

上の写真と比べると、ビョウヤナギのほうがヒペリカムカリシナムよりも、雄蕊の数もすくなく、ばらばらと雄蕊がついている感じです。

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キンシバイ

花弁が梅に似るキンシバイ

キンシバイは漢字で書くと「金糸梅」と書きます。

雄しべが金の糸、5弁の花が梅のように見えることでつけられた名前だそうです。

そのように見るとあきらかに上のビョウヤナギとは違いますね。

ヒペリカムヒデコート

ヒペリカムヒデコートは西洋キンシバイと言われ、キンシバイによく似ます。

「西洋」とつくだけあり、ヒペリカムヒデコートのほうが花が大きいです。

一本の茎に多数の花をつけるので目立ちます。

葉の付き方もすこしずれた十字対生なのもキンシバイとはことなります。

ビョウヤナギとキンシバイの見分け方

ビョウヤナギとキンシバイは同じオトギリソウ科オトギリソウ属の中まで、ぱっと見はどちらも同じに見えますが、よーく観察すると、あちらこちらに違いがあります。

以下、代表的な違いを紹介します。

  • 雄蕊の様子:ビョウヤナギは雄蕊が花弁から飛び出るくらい目立つ。キンシバイは花弁の中でこじんまり納まる。
  • 花弁の付き方:キンシバイは梅のような花。ビョウヤナギは茎の根元まで花弁が避けている。
  • 花の大きさ:ビョウヤナギは4cmから6cm、キンシバイは2cmから4cmと、ビョウヤナギに比べてかなり小さい。
  • 葉の付き方:ビョウヤナギは「十字対生」という葉の付き方で、十文字型に葉が出る。キンシバイは「対生」なので、平面的に対面側に葉がでる。
葉が十字に出るのがビョウヤナギ

6月に道端で咲いている黄色の花はなに?まとめ

このページでは「6月に道端で咲いている黄色の花はなに?」ということで紹介しました。

特に目につく「オオキンケイギク」については、取り扱いには注意しましょうね。

それと、もう少ししばらくすると、ユリのような花を道端に見かけるようになります。

これも実は注意が必要です。

こちらで紹介していますので、参考にしてみて下さいね。

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