お庭の芝生によく見られる雑草別 シバキープ 使い方

お庭の芝生のよく見られる雑草は、時期によって目立つ雑草が異なります。
シバキープシリーズを上手に使って雑草対策を楽にしたいのであれば、どのような雑草がお庭に生えていて、その雑草に合わせた シバキープ 使い方 をすることが大切です。
お庭の芝生によく見られる雑草には、以下のような雑草があります。
春に目立つ雑草
スギナ
スギナは駆除がやっかいです。
スギナがあまり広がっていないときは、スギナが出始めの頃(3月から4月)に、シバキープエースシャワーを散布するのが手軽で効果的です。


上の写真のようにスギナは枯れましたが、スギナに被圧されていた芝生も枯れていたので(※)芝生を復活させる必要があります。
(※シバキープで枯れたわけではありません。スギナに被圧されてすでに芝生は枯れていたという意味です)
そうしないと他の雑草が生えてきます。
キク科(タンポポ・ヒメジョン・ハルジオン)



タンポポや、ヒメジョン、ハルジオンなどのキク科の雑草には、メコプロップPカリウム塩とDBNの効果で、シバキープⅢ粒剤やシバキープⅤが効果的に雑草を抑えるシバキープ 使い方です。
これらの雑草は春に芽生えて秋には大きくなり目立つようになり、「芝生が雑草だらけ」ということになりかねません。
春先にこれらの雑草を見かけたら、小さいうちにシバキープⅢ粒剤やシバキープⅤをパラパラと撒いておくと、抑えることが効果的な シバキープ 使い方です。
シロツメグサ

芝生の中に生えたクローバーには、MCPPやメコプロップpカリウム塩がよく効きます。
MCPPはシバキープエースシャワーやシバキープALの主成分であり、メコプロップpカリウム塩はシバキープⅢやシバキープⅤプラスの主成分です。
芝生の中のクローバーへのシバキープの撒き方としては、クローバが出始めの頃か、クローバーが生育をはじめた初期に撒くのが効果的なシバキープ 使い方です。
秋に目立つ雑草
秋に目立つ雑草は、春に種から発芽して夏の間生育し、秋に種をつける「春雑草」という雑草になります。
秋に目立つ雑草は、種が発芽するひと月前くらいに「発芽抑制剤」をまいておくことが一番効果的です。
一年生イネ科雑草(メヒシバ・オヒシバ・エノコログサ)



秋に目立つ雑草の代表的なものが「メヒシバ」「オヒシバ」「エノコログサ」でしょう。
これらはイネを作らなくなった休耕田や管理されていない空き地などでよく見られます。

これらの雑草は「一年生イネ科雑草」に分類しまれます。
一年生イネ科雑草に対しては、
- MCPPは効果はありません。
- メコプロップPカリウム塩は効果ありません。
- DBNは一年生イネ科に効果があります。
- アシュラムは一年生イネ科に効果があります。
つまり、お庭の芝生にこれらの雑草があれば、

- 少しであればシバキープエースシャワーを葉っぱが小さいうちにかける。
- 面積が大きければ、シバキープⅢまたはシバキープⅤプラスを2月から3月にかける
という方法が、効果的な シバキープ 使い方 ということになります。
カヤツリグサ
カヤツリグサは、細い葉っぱをしているので、注意深く観察しないと、芝生と見分けがつきません。
見分ける方法としては、
- 芝生よりも葉の厚さが厚く光沢があること
- 葉の断面が芝生のように平べったくなく、三角形をしていること
くらいです。
芝生の雑草の中で、カヤツリグサくらい困る雑草はありません。カヤツリグサは非常に強い雑草です。 刈っても刈っても出てきます。 カヤツリグサは、一年生と多年生のものがありますが、冬の間は枯れてしまって、地上にはありません。 春[…]
カヤツリグサも夏の終わりから秋にかけて、独特な花を咲かせ身を付けます。
カヤツリグサに効果のあるシバキープの成分は以下のとおりです。
カヤツリグサに対しては、
- MCPPはカヤツリグサにあまり効果はありません。
- メコプロップPカリウム塩はカヤツリグサに効果があります。
- DBNはカヤツリグサに効果があります。
- アシュラムはカヤツリグサにあまり効果はありません。
カヤツリグサにはメコプロップPカリウム塩とDBNを主成分とする、シバキープⅢとシバキープⅤプラスが効果があります。
ただし、これらの除草剤は長い間効果が持続するので、雨などで成分が流出し、周辺の草花へ影響を与える場合があるので、このような場所での使用は注意が必要です。
ヤブガラシ
ヤブガラシも夏の終わりから晩秋にかけて目立つ雑草です。
この時期に著しく成長し、ツツジなどの寄せ植えを覆ってしまったり、フェンスなどに絡んだりと、とてもやっかいな雑草です。

ヤブガラシには、多年生の雑草で、上部をいくら刈り取っても毎年生えてきます。
根は毎年成長していくので、どんどん大きく広い範囲を覆うようになります。
シバキープの成分ではDBNという成分がヤブガラシに効果があります。
DBNを主成分とする除草剤には「カソロン」という除草剤があります。
カソロンのカタログを見ると、「カソロン2.5」というシリーズではDBN2.5パーセントを配合してあり、この濃度でヤブガラシに効果があるとしています。
シバキープに含まれている成分は、DBN1.0パーセントですので、ヤブガラシがお庭の芝生に大量発生している場合は、シバキープではパンチ力が弱いでしょう。
また、メコプロップpカリウム塩やMCPPもヤブガラシに対して効果があるとしているブログやSNSもありますが、メーカーカタログでは、これらの成分がヤブガラシに効果があるという記述は見つけることができませんでした。
ヤブガラシに対しては効果的に シバキープ 使い方 にできないと思ったほうが良いでしょう。
イヌタデ
イヌタデも秋になると小さな花が目立つ雑草です。
イヌタデも管理されていない芝生地や放置耕作地などで多く見られる雑草です。
一年生の雑草で多量に発生するので、退治がやっかいな雑草です。

イヌタデに対するシバキープの成分の効果は次のとおりです。
- MCPPはイヌタデに対して(ホームセンターの販売サイトで※)シバキープAL(MCPPが主成分)はイヌタデに効果があるとしています。(※メーカーのカタログやパンフレットでは「特別効果がある」という記述は見つけられませんでした。)
- メコプロップPカリウム塩はイヌタデに効果があります。
- DBNはイヌタデに対して効果があるという記述は見つけられませんでした。
- アシュラムはイヌタデに対して効果があります。
シバキープ 使い方 のキモは シバキープの散布時期
シバキープの散布時期は、「雑草が生える前に撒く」のもシバキープの散布時期としては、もっとも効果が大きく散布できる時期です。
また、「雑草が小さいうちに撒く」のが効果的でもあります。
雑草が芽生える前に撒くと効果的なおすすめのシバキープ
雑草が生える前に使うのが効果的なのは、シバキープⅢやシバキープⅤは、です。

- 冬に芝生を観察して裸地になっているところかは、春になると雑草がはえてくる
- 雑草がはえている場所をメモしておく
このふたつの方法で、雑草が生えてくる前にシバキープをまいておくことで、芝生の中の雑草をはえないようにすることができます。
雑草が小さいうちに撒くと効果的なおすすめのシバキープ
雑草が小さいうちに撒くと効果的に使えるシバキープは「シバキープエースシャワー」です。
スプレー式になっているので、手軽に散布できます。
芝生の中の雑草には、葉っぱが小さいうちは芝生に似ている雑草もあります。
ですが、芝生とちょっと違っていたら雑草と思って間違いないので、そのつど一吹きしておくと簡単に枯れます。
これを放置しておくと、すぐに大きくなってしまいます。
大きくなった雑草は、枯らすのが大変になります。
大きくなった雑草を枯らしてしまうと、そこが裸地になって、芝生が伸びる前にほかの雑草は生えてきたりします。
芝生の中の雑草が小さいあいだに、小まめにシバキープエースシャワーを一吹きしておくことで、芝生は随分ときれいにキープできます。
ワンプッシュで散布できるので、ペットへの心配も最小限で抑えることができるのではないでしょうか。