庭の芝生は2月に対策をしておくと雑草だらけの芝生から解放される。
庭の芝生の雑草対策としてもっとも効果的なのは、芝生を元気に健全に育てることです。
元気に緻密に育った芝生であれば、雑草の種がとんできても、地面まで落ちないので、発芽するリスクが減ります。
また緻密に育った芝生であれば、地面の中の雑草の発芽も抑制します。
芝生を元気に育てるためには、2月からのお手入れが大切なのす。
2月からの芝のお手入れ1:サッチング
サッチとは、芝生の中に残った芝の刈カスや芝の枯れた葉や根が分解されないで、芝生の中に積み重なったもののことです。
このサッチを取り除くことは、元気な芝生を育てる上でとても大切です。。
サッチがあることで次のような弊害があります。
- 雑草が生えやすくなる。
- 病気や害虫の温床となる。
- 芝生の新しい芽が出にくくなる。
- サッチがあることで、肥料や水が、芝の根に届かなくなる。
このサッチを取り除く作業のことをサッチングといいます。
サッチングの方法は、鉄製やアルミ製の熊手で芝の表面を掻き、芝の中にたまったサッ掻きだす作業になります。
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2月からの芝のお手入れ2:エアレーション
エアレーションとは、芝生の土壌の通気性を改善する作業です。
お庭でエアレーションを行う場合は、大きな爪の生えたフォークのような道具(ローンスパイク)で、地面を突き刺し、穴をあけます。
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エアレーションを行うことで、次のような効果があります。
- 固く締まった土壌に穴をあけることで通気性の改善ができる。
- 土の中に水や肥料が浸透しやすくなるので、芝生の根の健全な成長につながる。
- 古い根が切られることで、新しい根の発根を促す。
ただし、このエアレーション用のローンスパイク(上の写真)ですが、なかなか作業が大変です。
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このガーデンスパイクであれば、芝生の上を歩いているだけで、エアレーションと同じ効果が得られるのでおすすめです。
2月からの芝のお手入れ3:目土入れ
目土入れとは、芝生の上に均一に土を敷きならすことで、新しく芝生の芽を出させ、芝生を若返えさせる更新作業のひとつです。
目土入れによる効果は次のようなものがあります。
- 目土の部分に新しく芝生がのび緻密な芝生になる。
- 表面の凸凹を直し平坦な芝生にできる。
- サッチを取り除いてできた隙間へ芝生を進入させる。
目土入れ作業に適切な時期は、上で紹介した「エアレーション」のあとに行うのが理想です。
「目土入れ」に必要な土の量はどのくらい?
目土に使用する土の量は、厚さ3~5mm程度が適当です。
仮に20㎡の芝生面積であれば60リットルから100リットルという計算です。
目土は過熱処理された雑草の種が入っていないものを使用しましょう。
「芝生用の目土」としてホームセンターや通販で販売されているものを使うのがお手軽です。
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2月からの芝のお手入れ4:冬にも芝生に生えている雑草の対策
雑草を抜く
冬は芝生が茶色く枯れている状態になっているので、雑草を見分けやすいです。
これらの雑草を冬のあいだに退治しておくと、春からの雑草対策が、とっても楽になります。
根の位置もわかり易いので、根元から引き抜いてしまうのが一番効果的です。
ただ、かがんでの作業はとっても大変。
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「ラウンドアップマックスロードAL3」で雑草退治
冬の芝生の雑草は目立つので、ピンポイントで除草剤を掛けることができます。
冬であればラウンドアップなどの除草剤をかけると、簡単にこれらの冬雑草を枯らすことができます。
冬の芝生であれば葉が休眠状態なので、芝生にラウンドアップの影響は無く、冬の雑草だけを枯らすことができます。
茶色の芝生の中にある緑色の雑草にだけ振りかけるには、ランドアップAL3がおすすめです。
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ラウンドアップオールⅢを冬の芝生の雑草対策に使用するメリットは次のとおりです。
- 水で薄めないでそのまま撒くことができる。
- これから生える雑草の発芽を抑制する。
- 冬の芝生には影響はない
2月からの芝のお手入れ5:発芽抑制効果の高い「芝生専用除草剤」で雑草対策
ホームセンターなどで販売されている「芝生専用除草剤」のおすすめの散布時期も2月中旬~下旬です。
この芝生専用除草剤には、雑草の発芽を抑える成分が含まれています。
この発芽抑制成分を使って、雑草が生えなくするようにすることが、実は芝生の雑草対策では、大きな効果を発揮します。
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プロは芝生の雑草対策として発芽抑制剤を使う
私たち雑草対策のプロが使用する除草剤は「発芽抑制剤」です。
なぜなら、芝生の雑草対策としてもっとも有効なのは、春から芽生える雑草を発芽させないようにすることだと知っているからです。
このような「発芽抑制剤」が芝生の雑草対策に効果的なのは、雑草対策のプロの間では常識です。
理由は以下の図を見て頂くと明らかです。
この図は、一年間の雑草の生育サイクルを図にしたものです。
これを見ながら、雑草の発芽を抑制することが、芝生の雑草対策として効果的な理由を説明します。
- 生育期:無数の種から次々に発芽するので、雑草対策をしても「いたちごっご」で間に合わない。
- 開花期:「花が種をつけないように、花を刈り取りましょう」と紹介しているサイトもあるが、次から次に、あちらこちらで開花する花を刈り取るなんて追いつかない。
- 結実期:「種ができるまえに刈り取りなさい」と紹介されているものもあるが、種ができる時期は雑草によって様々。しかも次から次に結実するので、その都度種を刈り取るなんて無理。
このような理由から、雑草のローテーションを断ち切るのは、生育期や開花期、結実期では難しいのです。
つまり、雑草が生えてからではすでに後手に回ってしまうことのなります。
したがって、芝生の中で雑草が発芽する前に、雑草が生えなくしてしまうのが一番効果的ということなんですね。
芝生の中の雑草が生えないようにするためには、芝生専用除草剤がおすすめです。
芝生専用除草剤は、ラウンドアップと違って芝には影響は無いので、夏に撒いても問題ありません。
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